“16歳の空手戦士”稲葉あずさが3・1後楽園での「GIRLSトーナメント」決勝での“姉超”を誓う! 「稲葉ともかに勝ってQUEENのベルトを巻きたい」

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 “16歳の空手ファイター”稲葉あずさが燃えている。

 あずさは元WWF(現WWE)スーパースター・TAKAみちのく率いるJUST TAP OUT(JTO)の3月1日、東京・後楽園ホール大会での「GIRLSトーナメント2024」決勝戦で、実姉で「QUEEN OF JTO」王者の稲葉ともかと対戦する。これがデビュー1周年記念試合となる。

 JTOで16歳でデビューした姉の後を追うような格好で、あずさは2022年夏に同団体に練習生として入門。中学校卒業目前の15歳で、昨年3月3日、後楽園でのともかとの姉妹対決でデビューしたが完敗した。

 その後は地道な努力を積み重ね、白星も挙げられるようになった。女子プロレス界最大手団体のスターダムにも参戦し、フューチャー・オブ・スターダム王座、姉とのコンビでNEW BLOODタッグ王座にも挑戦した。「1年でいろんな経験ができました。特に他団体でタイトルマッチができたのは大きな経験になりました」(あずさ)。

 1月6日、東京・新宿FACEでともかがAoiから「QUEEN OF JTO」王座を奪還すると、あずさが挑戦アピール。だが、ともかは「私がやりたいと思えるまで結果出して来い。私はトーナメントで決勝に上がる。オマエも上がってこい」と一蹴し条件を付けた。そのトーナメントでは、2月4日、東京・王子BASEMENT☆MONSTERでの準決勝でともかが山縣優を破り決勝へ。あずさは前「QUEEN OF JTO」王者のAoiから殊勲の星を挙げて決勝進出を決め、3・1後楽園での姉妹対決を力で勝ち取った。「Aoiさんに勝てたのはめちゃくちゃ自信になりました。決勝で稲葉姉妹対決したいという思いが強かったので、決勝にいけて、1周年で姉妹で戦えることになったので、そっちのほうがうれしかった」(あずさ)

 デビューから間もない昨年5月27日、JTOアリーナ千葉本店大会で、急きょエキシビションマッチ的な形でともかと一騎打ちを行ったことがあったが、正式な試合としてはデビュー戦以来、1年ぶりの姉とのシングル戦になる。前回は団体から組んでもらったカードだったが、今回は自力でもぎ取った対戦だ。現在、女子ランキング2位のあずさは、この一戦で勝てば、トーナメント制覇の称号とともに「QUEEN OF JTO」のベルトを手にできる。

 あずさは「練習生時代は何もできなくて、できるようになったのは姉が厳しく教えてくれたおかげ。デビュー戦のときより成長してると思うんで、それをぶつけながら超えたい」と力を込めた。もちろん狙うは必殺技の“姉超”(アネゴエ=飛びヒザ蹴り)を決めての勝利だ。「いろんな技でダメージを与えてトドメで姉超で勝てたら一番いい。姉を超えてQUEENのベルトを巻いて1周年を飾りたい」と意気込んだ。

 そして「今のJTO女子のトップは姉とAoiさん。JTO女子の顔が、それだと当たり前で面白くない。16歳の自分が最年少でQUEENのベルトを巻いて、自分がどれだけJTOを引っ張れるか試したい。QUEENになっていろんな経験をしたい。いろんな強い相手と戦って、自分を光らせて、もっと成長して最強になって、JTOのベルトも、自分の価値も上げたい」と弱冠16歳ながら、王座戴冠後の青写真もしっかり描いた。

 かたや、妹の挑戦を受けて立つともかは「初めてQUEENのベルトを戴冠した時もうれしかったけど、ベルトの重みを知って弱い自分が出てきた。でも今はすべてにおいて楽しく感じます。試合もすべて楽しいし、ポジティブに感じる」とメンタルでも絶好調宣言。あずさに対して「デビューして1年で団体のトップのベルトに挑戦することは他団体ではなかなかない。あずさはそこまで上がってきたし、Aoiに勝って結果を出したのは認める」と評価。その一方で「あずさにはすべてにおいて負ける気はしない。妹だけど、リングに上がったらそんな感情はなくなる。あずさの奥底に眠ってるものがあると思うんで、それを引き出したい。それをすべて引き出したうえで、あずさを大爆発させて勝つ。QUEENとして姉として立ちはだかる。先輩として引っ張るし、稲葉ともかとしてぶっ潰す。1年前とは違う稲葉姉妹対決が見れると思います」と余裕を見せた。

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