【試合詳細】7・31 GPSプロモーション無観客試合 ワイルド・ベアー&大野“ワイルド”翔士 with ワイルド・バニーvs友龍&ブラック・アバロン with ワイルド・コモン 洞口義浩&後藤恵介vs田中稔&海和択弥

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GPSプロモーション『GPS無観客配信試合』
試合日:2020年7月23日(木・祝)
配信日:2020年7月31日(金)&8月1日(土)
会場:神奈川・川崎市ディアナ道場
観衆:無観客試合

▼GPSトレーニングチームマッチ 無制限1本勝負
洞口義浩/○後藤恵介
16分29秒 ラリアット→片エビ固め
田中稔/●海和択弥

▼故ワイルド・セブン1周忌追悼試合 無制限1本勝負
ワイルド・ベアー/○大野“ワイルド”翔士 with ワイルド・バニー
12分14秒 X固め
友龍/●ブラック・アバロン with ワイルド・コモン

GPSプロモーションがワイルド・セブンさんの一周忌追悼大会を無観客試合で開催!ワイルド軍の大野が天国のセブンさんに捧げるX固めで勝利!

第1試合


 第1試合では、「GPSトレーニングチームマッチ」として、ふだんGPSの合同練習に参加している4選手によるタッグマッチが組まれた。

 コーチ役の田中稔は、海和択弥と師弟タッグを結成し、洞口義浩、後藤恵介組と激突。特別レフェリーはマドレーヌ(ディアナ)が務めた。

 ところが、この特別レフェリーがくせ者だった。試合前、洞口以外の3選手に対しては、必要以上に厳重なボディチェックを行い、試合が始まると、洞口がカバーすると超高速カウント、そのほかの選手がカバーすると超低速カウント。果ては、「洞口!」と声援を送るほど、洞口びいきのレフェリングをする始末だった。

 そんななかでも、海和は後藤とバチバチのエルボー合戦を展開し、場外でも激しくやり合った。10分過ぎ、アンフェアなレフェリングに業を煮やした稔が洞口にドロップキックを見舞って、マドレーヌとぶつけさせると、マドレーヌはダウン。その間に、しびれを切らしたサブレフェリーの今井が控室にマドレーヌを連れて行き、レフェリーが交替。

 その後、海和は後藤にエルボー連打。後藤はバックフリップ、ダイビング・セントーンで反撃。海和も逆さ押さえ込み、スクールボーイで後藤を丸め込むもフォールは奪えず。海和が首固めにいこうとしたところ、後藤が切り返してブレーンバスター。続けて、強烈なラリアットを見舞って3カウントを奪取した。

 試合後、海和は「納得いかない。レフェリーはあんなだし。よくわかんないうちに負けた。会長、どっかで後藤さんとシングル組んでください!」とアピール。後藤は「今日は洞口さんのおかげで勝てました。海和がシングルやりたい? いつでもOK。今日は快勝。海和に1回も投げられることはなかった。シングルやっても快勝する」と応じ、海和VS後藤の一騎打ち実現が濃厚となった。

第2試合


 ワイルド軍の大野“ワイルド”翔士が、天国の故ワイルド・セブンさんに捧げる白星を挙げるも、朋友ワイルド・ベアーに下剋上ののろしをあげた。

 バリアフリープロレスHERO(バリアフリー・エンターテイメント・サポート主催)の運営協力、「Growth」シリーズを展開するGPSプロモーションが7月23日、神奈川・川崎市ディアナ道場で「GPS無観客配信試合」を行ない、そのもようが同31日と8月1日に、同団体の公式YouTubeチャンネルで配信された。

 この無観客試合は、昨年5月5日に逝去した、ワイルド軍の指令塔でHERO・GMだった故ワイルド・セブンさんの「1周忌追悼試合」を行なうために組まれたもの。当初、5月30日に東京・新木場1stRINGでセブンさんの追悼興行が開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。無観客での開催を模索したが流れてしまい、7月26日に予定していた東京・板橋グリーンホール大会も中止となってしまった。この事態に、ワイルド軍の「どんな形でもいいからセブンの追悼試合をやりたい」との強い思いで、ようやく実現にこぎ着けたもの。

 ワイルド軍リーダーのベアーは大野とタッグを組んで、マネジャーにはワイルド・バニーが就いた。かたや、HEROのエースで聴覚障害レスラーの友龍は、ブラック・アバロンとコンビを結成。そのマネジャーとして、ワイルド・コモンが復活した。コモンはセブンさんの死とともに、その活動を封印していたが、この日ばかりは、その禁を解いた。

 試合はWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王座のパートナー同士であるベアーと友龍が、じっくりとしたレスリングの攻防を展開。続けて、大野とアバロンもグラウンド戦を繰り広げた。5分過ぎ、バニーが乱入し、アバロンにボディアタックを敢行。その後、ベアーとアバロンが壮絶なエルボー合戦。そこに、再びバニーが登場すると、敵のコモンとともに、なぜかダブルのクロスチョップをアバロンに仕掛けた。バニーは、コモンをコーナーに据えると、出場選手、セコンドで見ていた選手、練習生、ソフト今井レフェリー、阿川祐未リングアナまでもが、敵味方関係なく、リングに上がってコモンを攻撃。さらに、バニーと阿川リングアナが、ダブルのキックを見舞うとコモンは青息吐息で、場外に逃避。

 そこから、友龍の猛攻が始まり、ベアーにチョップ連打、DDT、延髄斬り、ランニングラリアットを仕掛けるもカウントは2。またもや、バニーが乱入すると、アバロンにベアーとダブルのクロスチョップを見舞った。チャンスと見た大野が、デスバレーボム、クロスチョップ、そしてセブンさんの得意技だったX固めでアバロンからギブアップを奪い、ワイルド軍が追悼試合を制した。

 試合後、大野は「ベアーさん、今日はオレが獲って勝ちました。挑戦権あるでしょ! いつもバカにするけど、(ワイルド軍に)入ったときのオレじゃない。栃木(イーグルプロレス)に帰ればタッグベルトもあるし、どうしますか?」とアピール。

 ベアーが「簡単に挑戦できない。それなりのパートナーがいるのか?」と問うと、大野は「オレも、この業界で7年やってます。それなりのコネクションがある。ふさわしいパートナー連れてくる。楽しみにしてて」と応じた。

 GPS・豊島修二会長は「あんだけ言うんなら、9月26日、新木場のメインで組もうか」と、パートナーは未定ながら、HERO9・26新木場でのWBCタッグ選手権戦(友龍&ベアーVS大野&X)を決定。ベアーは「誰が来るか。9月26日、初防衛戦。新木場に足を運んでください」と締めた。

 バックステージで、ベアーは「(大野と)直接当たって、肌で感じてみたい。WBCの名に恥じない人を選んでほしい。セブンに成長した姿を見せられたんじゃない。最後もセブンゆかりの技で決めたし。防衛戦1回もやってないし、1回は防衛したい。お楽しみに!」とコメント。大野は「リングで言ったまま。ベアーさんが喜ぶ実力者を連れてきてベルトを獲る」と自信を見せた。

 コモンは「ワイルド軍はまとまれば強い。大野選手はスタミナも付いて、強くなった。友龍もがんばったけど、アバロンを助けられなかった。最後のセブンゆかりのX固めで負けたら仕方ない」と話した。

 エンディングで豊島会長は「来年も追悼試合を、我々でやりたい。みんあに、セブンのことを忘れさせないようにしたい」と3周忌追悼試合の実現を約束した。

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