【試合詳細】12・5 ベストボディ・ジャパンプロレス新宿FACE大会 谷口智一&なべやかん&ジャガー横田vs男色ディーノ&伊橋剛太&アジャコング 【BBWタッグ】ラグジュアリー吉田&大石真翔vs遠藤哲哉&ゴージャス松野 山中絵里奈&皇希&茉莉vs夏葵&汐月なぎさ&轟もよ子
- 2023-12-6
- 試合
- ベストボディジャパン
『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~2023年 FINAL~』
日程:2023年12月5日(火)
開始:19:00
会場:東京都・新宿FACE
観衆:500人(超満員札止め)
▼エキシビションマッチ 15分1本勝負
○アントニオ小猪木(西口)
6分32秒 グラウンド・コブラツイスト
●樋口靖洋
▼木庭博満&鈴木達也デビュー戦 タッグマッチ 15分1本勝負
○唐澤志陽/木庭博光
9分17秒 ランバーソムデート直伝ランニングローキック→片エビ固め
大和ヒロシ(フリー)/●鈴木達也
▼3WAYタッグマッチ 15分1本勝負
諸橋晴也(フリー)/○がばいじいちゃん(フリー)
7分40秒 ジャックナイフ式エビ固め
●鈴木悟(フリー)/高梨将弘(DDT)
※もう1組はバラモンシュウ(フリー)/バラモンケイ(フリー)
▼男女混合8人タッグマッチ 20分1本勝負
石井慧介(ガン☆プロ)/○竹林早苗/水沼太一/大竹仁美
8分45秒 フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
パピヨン明美(デラべっぴん)/しゃあ(愛媛)/木村昌嗣/●榎本高志
▼アクトレスガールズ提供公演 3x3 Tag match
○山中絵里奈/皇希/茉莉
11分3秒 エターナル・デス
夏葵/汐月なぎさ/●轟もよ子
▼BBWタッグ選手権王座決定戦
【ゴジャ哲】遠藤哲哉(DDT)/○ゴージャス松野(DDT)
16分44秒 ラ・マヒストラル
【CLUB LUXURY】●ラグジュアリー吉田/大石真翔(DDT)
※ゴジャ哲が第10代王者となる。
▼スペシャル6人タッグマッチ ベストボディ軍vsベストぽっちゃり軍
谷口智一/○なべやかん/ジャガー横田(ディアナ)
12分29秒 フライング・ラリアット→片エビ固め
[ベストぽっちゃりジャパン]男色ディーノ(DDT)/●伊橋剛太(DDT)/アジャコング(超花火)
BBJのリングでジャガーとアジャが激闘!谷口会長vsやかんの無差別級王座戦が決定!“ゴジャ哲”松野&遠藤がBBWタッグ王座戴冠!塩村あやか議員も生観戦で大興奮!
エキシビションマッチ
前回のエキシから1人だけデビューにこぎつけることが出来なかった樋口が再び小猪木とのエキシに臨む。この一戦を経て来年一発目の大会でのデビューにアピール出来るか。
しっかりと握手を交わしてからゴングが鳴ると、ロックアップで組み合ってリストロック、ハンマーロックの取り合い。樋口がヘッドロックから全日本式のアームドラッグで放っていき、ボディスラムからグラウンドに引き込んで腕固めから三角絞めを狙っていく。小猪木が上から潰してバックを取ると、樋口がロープに足をかけてブレイク。
樋口はエルボーを連打していくが、小猪木はダブルチョップ一発で倒してストンピングを猛連打。さらにアキレス腱固めに捕らえるが、樋口もアキレス腱固めで返して意地の張り合い。ゴロゴロとロープまで転がってブレイクも、小猪木はすぐさま腕固め。そのままキーロックに切り替えて絞っていくが、樋口が上から潰してエビ固め。そのまま再び三角絞めを狙っていくが、小猪木がクラッチを切って足を取り逆エビ固め。樋口がなんとかロープに逃れるも、小猪木は中央に引き戻してグラウンド式のコブラツイスト。ガッチリ絞り上げると樋口はたまらずギブアップ。
試合後、小猪木は樋口の手を掲げ上げてその闘いぶりを讃える。ベテランの小猪木を相手にほぼグラウンドだけで立ち回った樋口の実力派十分にアピール出来た試合となった。
第1試合
前回のエキシを経てデビューにこぎつけた木庭と鈴木のデビュー戦。木庭はムキムキなナイスミドル。鈴木は跳躍力に長けた細マッチョ。
君津市市議会議員となってから初のBBJ参戦となる大和は、公務を終えてギリギリで駆けつけたかスーツ姿で息を切らせながらリングイン。予め着用していたショートタイツに革靴を脱いでの素足で試合へと臨んだ。
大和と木庭の対面でゴングが鳴ると、リストの取り合いからヘッドロックの応酬。木庭がパワーを利用して転がしていくも、大和はそのテクニックで追従。両者タッチ。
唐澤と鈴木の対面となり、ロックアップからリストの取り合い、バックの取り合いを経て唐澤が首投げからサッカーボールキックを連打。さらに唐澤は払腰から腕十字という普段は見せない柔道殺法で追い込んでいく。
なんとかブレイクした鈴木がエルボーを連打していくが、受けきった唐澤がボディスラムで叩きつけて木庭にタッチ。
木庭はストンピングの連打から胸板へのエルボー連打。さらに軽々と担ぎ上げてオクラホマスタンピートで叩きつけ、2発目を狙って再び担ぐ。暴れて脱出した鈴木がロープに飛んでドロップキックを見舞い、大和にタッチ。
大和は木庭にスライディングXからジャーマン・スープレックスを狙うが、振り払った木庭がショルダータックル。唐澤にタッチ。
唐澤はミドルキック連打からノーザンライト・スープレックス・ホールドで叩きつけ、必殺のランバーソムデート直伝ランニングローキックを発射も大和が回避。再びロープへ飛んだ唐澤に対し、大和はカウンターのゼロ戦キックを叩き込む。大和が観衆にアピールをして次なる一手に移ろうとしたところへ鈴木が「タッチお願いします!俺に見せ場をください!」と懇願。大和も若人の気概に応えてタッチ。
鈴木はボディスラムで叩きつけてエルボー連打も、唐澤はミドルキックの連打で応戦。これでダウンを取った唐澤がスリーパーホールドで絞り上げ、ロープへ飛んでランバーソムデート直伝ランニングローキックを叩き込み3カウント。
試合後には4人それぞれしっかり握手を交わし、健闘を称え合った。
第2試合
この日の大会オープニングでは、新藤力也リングアナがリングに上って普段は行なわない観戦の注意事項アナウンスを行っていた。
その主な原因たるバラモン兄弟がこの試合に出場。普段はプロレスを見ない観客がほとんどであるBBJファンにとって、BBJ初参戦のバラモン兄弟を見るのは恐らく生涯で初めて。場内が本当に悲鳴と戸惑いの声に包まれるという、ある意味で新鮮な光景が広がる。
そんな中、じいちゃんが杖を突きながらゆっくりゆっくりと入場。しびれを切らした兄弟が「待ってらんねえよ!」と水を噴射し、場外乱闘になる中で試合開始。兄弟は容赦なく水を噴射し、高梨に水のたっぷり入ったバケツを頭から被せるなど大暴れ。
リングに戻ると、高梨、鈴木、諸橋をコーナーで重ねてボウリング。兄弟は「知ってる奴いんのかぁ~?」と不安がりながらも「ストラ~~イク!」と喜びの声を上げる。
ここで、ようやくじいちゃんがリングインすることに成功。兄弟は「今来たのかよ?!」と困惑しながらもじいちゃんの膝裏にダブルのローキックを放つ老人虐待行為。しかし、追撃を狙ったところをじいちゃんが見事な杖さばきで2人を撃退。さらにケイの頭を踏みつけながら杖でのゲートボールスイングでゴツリ。
ここでパートナーの諸橋が助太刀に入り、高梨へのダブルブレーンバスターを提案。しかし、じいちゃんはブレーンバスターのやり方を忘れてしまったようで中々投げられない。しびれを切らした諸橋が高梨を羽交い締めにしてじいちゃんに攻撃を促すが、じいちゃんの杖攻撃は諸橋の脳天にヒット。ブチ切れた諸橋がじいちゃんへの攻撃を始めてしまう。
その隙を逃さずに高梨が襲いかかるが、なんと鈴木が高梨を殴りつけて諸橋を救出。ダンカンプロレス軍団は解散に追い込まれてしまったが、2人は決別したわけでもないため鈴木は「また一緒にやろうぜ!」と共闘を提案。諸橋もガッチリと腕を組んで呼応する。
諸橋が高梨を羽交い締めにし、鈴木がエルボーを発射もこれが諸橋に誤爆。謝る鈴木に対し、諸橋は無言でギロリとにらみつけるという不穏な空気が流れる。汚名返上せんと鈴木がじいちゃんに向かっていくが、じいちゃんはその腕を取ってロープに飛び乗り拝み渡りを敢行。しかし、鈴木に杖を取り上げられると足を踏み外して落下し、股間をロープに痛打してしまう。
ポックリ逝ってしまったかと思われたじいちゃんだったが、痛みに対する怒りからか覚醒。ガバリと起き上がって鈴木をジャンピング・ブレーンバスターで叩きつけ、エプロンから身を乗り出していたバラモン兄弟へドロップキックを見舞って場外に叩き出す。さらに高梨にはドラゴンスクリューからのシャイニング・ウィザードを炸裂。続けて首を掻っ切るポーズから鈴木にパワーボムを狙っていくが、持ち上げようとした瞬間にギックリ腰を起こしてバタリと倒れ込んでしまう。
諸橋はじいちゃんを無理矢理引き起こして羽交い締めにし、再び鈴木へ攻撃を求める。鈴木はニヤリと笑ってランニングエルボーを狙うが、なんと諸橋が鈴木にカウンターのスピアー。思わぬ一撃を受けて倒れ込んだ鈴木にじいちゃんがジャックナイフ式エビ固めを見舞って3カウント。
勝利を告げるゴングを聞いた諸橋とじいちゃんは仲睦まじげに抱き合って喜んでおり、試合途中の仲間割れは作戦の内だった様子。鈴木は怒り狂って諸橋に襲いかかるが、諸橋は余裕を持っていなして場外へと放り出す。ダンカンプロレス軍団が本当の意味で消滅したことが感じられる試合となった。
第3試合
なんともどえりゃあ名古屋の香りが漂う8人タッグマッチ。
木村の入場曲である『マツケンサンバ』に乗って踊り狂う3人を榎本がバシバシと撮影していく陽気な入場を見せる。
しかし、そんな浮かれた上司の姿を見て胸の内に溜まっていたものが溢れ出たか、名古屋で木村のもとで働いている水沼と大竹は「クソ上司!」「ブラック企業!」と私怨をぶつけてバチバチににらみ合った末にゴングを待たずに奇襲攻撃。
大竹とパピヨンの対面となり、パピヨンが裏拳からコーナーに詰めて突撃。これをブートで止めた大竹がスイングDDTで突き刺し、水沼と2人でダブルのバックエルボー。続けて2人でフロントポーズ、サイドポーズと決めてから腕を組んでダブルのエルボードロップ。
代わる竹林がパピヨンにドロップキックからスリーパーホールド。パピヨンがブレイクすると石井にタッチ。
石井はパピヨンにブレーンバスターから串刺しエルボーを狙うが、かわしたパピヨンがスクールボーイで転がしてからショルダータックルで吹き飛ばし、木村にタッチ。
木村は石井にブルドッギング・ヘッドロックから河津掛け2連発。さらにダイビング・ニードロップを見舞ってしゃあにタッチ。
しゃあはコーナーに飛び乗ってミサイルキック。さらに真っ向からのエルボー合戦を仕掛けていくが、石井が強烈なエルボーでふっ飛ばしていく。しゃあはスイングネックブリーカーからジャックナイフ式エビ固め。これを返した石井がパワーボムを狙うも、しゃあはフランケンシュタイナーで切り返してロープに飛ぶ。石井はカウンターで強烈なラリアットを叩き込み、水沼にタッチ。
水沼は過剰にアピールしてからヒップアタックを発射も、しゃあが徒歩で回避して自爆させつつ榎本にタッチ。
榎本は胸板に強烈な野球チョップを見舞ってからドロップキック。先輩風を吹かせながらブレーンバスターを宣言も、水沼が逆にブレーンバスターで叩きつけて竹林にタッチ。
竹林はY字バランス式ギロチンドロップからボディスラムを狙うが、榎本が逆にボディスラム。榎本を援護すべく木村らが総出で竹林にトレイン攻撃。さらに榎本が竹林のアゴをぶち抜くドロップキックを叩き込み、竹林を羽交い締めに。そこへパピヨンがアックスボンバーを発射も、これが榎本に誤爆。
今度は竹林らが総出で榎本にトレイン攻撃を見舞い、水沼がヒップアタック、石井のボディスラムから大竹がダイビングフットスタンプ。最後は竹林が619からフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウント。
勝利を喜び合う竹林らに対し、木村らは敗れた榎本1人に責任を押し付けて総出で折檻。部下たちの「クソ上司!」「ブラック企業!」という魂の叫びは本当だったのかも知れない……?
第4試合
この日に向けて身体を仕上げてきたもよ子が『魂のルフラン』に乗って登場。そのセクシーダイナマイッなボディにママみが加わったその姿は正しく理想の綾波レイ。もよ子は多分、(入場順が)3人目だと思うから。
エリナ様と夏葵の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからリストロックの応酬。クリーンブレイクの離れ際に夏葵が笑顔でサイドポーズを取ると、エリナ様もサイドポーズで返礼。ここで放送席から「フロントポーズ!」「サイドポーズ!」とコールがかかると2人はコンテスト選手としての性からか即座にビシッとポーズ。2人は笑顔で握手を交わし、会場四方に一礼。
夏葵が汐月にタッチ。しかし、エリナ様は本戦に進めなかった汐月には仲間意識は無いのか即座にビッグブートでなぎ倒し、赤井沙希から継承したプラチナムロックで絞り上げる。さらに髪を掴んで引き起こすと、汐月が得意の逆水平チョップで反撃。エリナ様もマシンガンチョップでやり返し、皇希にタッチ。
皇希が汐月をヘアホイップで投げ捨てると、汐月が夏葵にタッチ。
皇希が夏葵をビッグブートで吹き飛ばすと、夏葵が汐月にタッチ。
皇希が汐月をビッグブートで吹き飛ばすと、汐月が夏葵にタッチ。
もよ子はこの一連の流れの中で猛烈にタッチを求め続けるもガン無視されていた。これが、涙。泣いているのは私?
夏葵がドロップキックでなんとか一矢報い、汐月と2人でロープに飛ぶ。しかし、エプロンから茉莉とエリナ様が2人をそれぞれ捕縛し、皇希がダブルラリアットを見舞って反撃の芽を摘む。
代わる茉莉は汐月にレッグラリアートからサッカーボールキックを連打。汐月がバックを取るも、茉莉はサムソンクラッチで切り返しつつ得意のカンパーナに捕らえて吊り上げていく。
しかし、ついにブチ切れたもよ子がエプロンからマイクを要求し、「(ぽっちゃりコンテストの)準グランプリのあたしにタッチしないからそうなるんだよ!オイ、茉莉!お前コンテスト出てねーよな?なんで試合出てんだよ!エリナと皇希、お前ら茉莉が水着着たりハイヒール履いてるの見たことある?一緒にやってて恥ずかしくねーのか!お前らにプライドはねーのか?!」と茉莉を糾弾するとともに2人のコンテスト選手としての矜持を問う。
こんなときどんな顔をすればいいか分からないといった様子で見ていたエリナ様&皇希だったが次第に感化されていき、皇希は「まぁ、確かに……」と納得。アクトレスたちの心が1つに補完されてしまう。
茉莉がもよ子を排除しにかかるが、自身もコンテスト常連であるセコンドのマダムKが茉莉を羽交い締めに。これを合図にエリナ様、皇希も参加して総出で茉莉を袋叩きにし、皇希のラリアットからもよ子が準グランプリプレス。コンテスト経験者全員でポーズを決める。
この仕打ちにブチ切れた茉莉はもよ子にストンピングの猛連打。ウィッグも剥ぎ取ってブルドーザー轟にしてしまう。もよ子が死んでも、ブルドーザーがいるもの。
もよ子は竹刀を振り回して襲いかかるが、茉莉は竹刀を払い落としてバックフリップ。エリナ様にタッチ。
エリナ様はコーナーに押し込んでブロンコバスターから顔騎腰振り。さらにポーズを決めてからのエルボードロップを決めるが汐月がカット。皇希が汐月にRKOを見舞って排除。夏葵が皇希にジャンピングニーを見舞って排除し、茉莉にキューティースペシャル。
これをエリナ様がカットし、夏葵にミサイルキック。さらにエリナ様&茉莉が「重い!」と愚痴りながらもよ子にダブルのバックドロップを決め、エリナ様がハイキックで追撃。さらにエターナル・デス(※ブリッジ式リバース・インディアン・デスロック)でギブアップを奪った。
第5試合
前回大会でダンカンプロレス軍団が解散したことにより、同ユニットに属していたベストボディ・ベイダー&諸橋晴也が王座を返還。同じく前回大会で遺恨が生じていたラグジュアリー吉田&大石真翔vsゴージャス松野&遠藤哲哉による王座決定戦が行なわれることに。
吉田と遠藤の対面でゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べから堅実なリストの取り合いを展開。遠藤がテイクダウンを奪うも、吉田がヘッドシザースで切り返してクリーンブレイクから両者タッチ。
大石と松野の対面となると、リストロックの応酬から大石が顔面へのナックルを連打。松野はカニバサミでロープに倒して619。さらに早速ゴージャススターエルボーを狙うが、ロープに向かって倒立したところを吉田にエプロンからキャッチされ、宙吊り状態にされたところへ大石が低空ドロップキック。吉田にタッチ。
吉田は、フロントポーズ式ボディプレスを見舞って大石にタッチ。
大石は手首のバンテージを剥がして松野に首絞め攻撃。吉田にタッチ。
吉田は、フロントポーズ式ボディプレスを見舞って大石にタッチ。
大石は松野の顔面にツバを吐きかけた上でフィストドロップ。吉田にタッチ。
吉田は、フロントポーズ式ボディプレスを見舞ってからエルボー連打。ロープに振るも、松野がフライング・クロスチョップで一矢報いて遠藤にタッチ。
遠藤は吉田にブレーンバスターを狙うが、大石がカット。そのまま2人で遠藤をロープに振っていくが、遠藤はハンドスプリングエルボーで2人まとめて吹き飛ばす。吉田はボディスラムを狙うが上がらず。ならばとバックドロップを狙うが上がらず。諦めてタッチに向かおうとすると、遠藤が髪を掴んで引き止め、ロープに走る。吉田はカウンターの空中胴絞め落としを見舞って大石にタッチ。
大石は顔面へのナックル連打から「おっしゃ、いくで~!」とスイングDDTからまこりんクラッチ。これを返されるとミラクルエクスタシーを狙うが、遠藤がフランケンシュタイナーで切り返す。さらにロープへ飛ぶが、大石が喉輪でキャッチしてミラクルエクスタシー。続けてコーナーに上ってルミナスプレスを狙うが、遠藤がデッドリードライブで叩き落し、ハンドスプリング式オーバーヘッドキック。さらにランニングエルボーで追撃も、大石がすぐに起き上がってお返しのランニングエルボー。両者タッチも、力尽きてリングの外には出られず。
吉田と松野は互いを一旦無視して敵パートナーに向かっていき、サイドポーズ式リバース・インディアン・デスロック。そのまま2人で睨み合い、向かい合ってエルボー合戦を開始。これに打ち勝った松野がブーメランアタックで大石&吉田をまとめてなぎ倒し、吉田に619。トドメのゴージャススターエルボーを狙うが、今度は大石がエプロンからキャッチして宙吊りに。
遠藤が救援に入って大石&吉田をダブルブレーンバスターで叩きつけ、松野を救出してゴージャススターエルボーが完成。松野と吉田による苛烈な丸め込み合戦が展開されていくが、60代のスタミナには限界があるのか途中から牧歌的なスローモーション劇場に。大石と遠藤がフル介護でエビ固めの高速シーソーゲームを展開させ、最後は松野が最後の力を振り絞ってのラ・マヒストラルで3カウントを奪った。
松野「おかえり。奪還だよ。考えたらよ。昔はあんな奴じゃなかったんだぞ、ラグジュアリー吉田ってのは。真面目な奴だったんだけどよ。まあ、類は友を呼ぶって。付き合った仲間が悪かったよ。でも、俺は哲哉と東北タッグで奪還できて嬉しかったよ」
遠藤「元はと言えば、前回のベストボディ・ジャパンプロレスで松野さんがあの2人にボコボコにされてたところを俺が助けに入ったって感じでね。このベルトを獲ったってことは、まだこの俺達のゴジャ哲タッグは続く……ってコト!?それって、メチャクチャ面白いじゃん!松野さん!このベルト、俺たちで10年先も、20年先も、100年先も防衛しましょう!俺たちが1つになったら誰にも負けない!このゴジャ哲タッグに挑戦してこい!誰の挑戦でも受けてやるぞ!」
(※場内にじいちゃんのBGMが鳴り響き、諸橋&じいちゃんがリングへ)
諸橋「おぉい!遠藤コラ!」
(※早速因縁をつける諸橋に対し、松野&遠藤はロープを上げてじいちゃんを介護)
松野「待てよ!敬老タイムなんだよ」
諸橋「……ありがとうございます。オイ!今!誰の挑戦でも受けるって言ったよな?諸橋晴也とがばいじいちゃん!チーム諸じい!そのタッグのベルト、挑戦させろ!どーですかお客さん!」
遠藤「諸じい?このベルトに挑戦したい?いいよ、誰の挑戦でも受けてやるよ。ただなあ、がばいじいちゃんは置いといて、諸橋さん、アンタ、プロレス出来んのか?」
諸橋「ナメんなよオイ!(※じいちゃんが杖で遠藤にちょっかいを出し続けるため気が散ってしまう)……OK。オイ!お前の肉体!俺の肉体!真っ向勝負だ!そして、ジジイ2人!オメーも真っ向勝負で行くぞ!じいちゃん、次挑戦するぞ!じいちゃん!頑張ろう!(※じいちゃんの耳が遠くて伝わらない)じいちゃん!!次!!挑戦!!すんぞ!!俺たち!!諸じい!!」
じいちゃん「(※激しくサムズアップ)」
遠藤「おいおい、挑戦前に、おじいちゃんの介護ちゃんと出来るようにしてこいよ?」
大鷲(放送席)「それはお互い様では?」
松野「タイトル挑戦とか余計なこと言うから変なジジイが来たじゃないかよ。まあ、今日は皆様の応援があって、ゴジャ哲が勝つことが出来ました。遠藤くんは宮城県の白石、私は福島。東北人でこのベルトが獲れたことを嬉しく思います。そして2024年、来年はゴジャ哲、東北タッグがベストボディ・ジャパンプロレスを独占して突っ走りますので応援よろしくお願いします!今日はどうもありがとうございました!」
第6試合
BBJのリングにジャガー横田が初降臨。
さらにBBJでは実に久しぶりにディーノが(同意を得た上で)好みの男性客の唇を奪いながら入場。
他選手は全員花道から入場してくるも、勝手が分かっていなかったジャガーは花道に気付かず1人下からリングイン。これをディーノ&伊橋が囃し立て、伊橋がマイクを要求。
伊橋「ヘイ、ジャガー横田!ベストボディ・ジャパンプロレス、初参戦ありがとうッ!俺は気付いてしまったよ。このオファーを受けてくれたのは、この伊橋剛太様と闘いたかったからだろ?いい、いい!言わずとも!俺の大ファンなんだろ?今日は思い切り俺が胸を貸してやるぜぇ~?ドンと来なさい!さあ!闘いのゴングを鳴らせ!イェイカモッ……!」
言い終わる前にジャガーが強烈な張り手。そのまま伊橋を踏みつけて試合を終わらせようとしたため、敵味方総出でジャガーをなだめて下がらせ、谷口とディーノの対面で試合開始。
リストロックの応酬からディーノが谷口の手をタイツの中へと導き揉みしだかせる。あまりの精神的苦痛に失神しそうになる谷口だったが、なんとかタイツから手を引き抜いて一命をとりとめ両者タッチ。
やかんとアジャの対面となると、ショルダータックルでぶつかっていくやかんをアジャが軽々と吹き飛ばす。さらにコーナーで逆水平チョップを叩き込み、ボディスラムからエルボードロップ、さらにサッカーボールキックで追撃して伊橋にタッチ。
伊橋はダブルニードロップからギロチンドロップ。ディーノにタッチ。
ディーノはやかんを寝バックでガン掘りした後にやかんのタイツに手を突っ込んで男色クロー。さらに男色ナイトメアを領域展開。これをカットせんと谷口が逆水平チョップを放つが、ディーノが尻餅をついたためやかんに顔面騎乗する形に。
ディーノがコーナーに上っていくが、やかんがロープを揺らして転落させ、ディーノは股間をロープに痛打。やかんはヒザへの低空ドロップキックを見舞って谷口にタッチ。
谷口はディーノをショルダータックルでなぎ倒し、伊橋の攻撃をアジャに誤爆させる形で回避。さらにディーノをアティテュード・アジャストメントで叩きつけてトドメのラリアットを発射。ディーノはこれをかわして谷口にリップロック。両者バタリと倒れ込み、タッチへ向かう。
BBJのリングでジャガーvsアジャという超豪華な対面が実現。
アジャのラリアットをかわしたジャガーがコブラツイストを狙うが、決まり切る前にアジャが腰投げで切り返す。アジャがコーナーに詰めて串刺しラリアットを狙うが、アジャが踵落としで切り返し、ローリング・踵落とし。ジャガーがロープに飛ぶが、アジャがラリアットで迎撃。
ここでディーノ&伊橋が加勢に入り、3人を重ねてトレイン攻撃。
アジャ「ディーノ!ケツを出せ!」
ディーノ「いやっ、今日は年の瀬だから……」
アジャ「年の瀬だからお前が出さないと意味がないだろ?ケツ出さないお前なんてカズノコが入ってないおせちじゃねーかこの野郎ッ!ケツ出せッ!」
ディーノが泣きながらコーナー上で生尻を露出。ジャガーの顔を叩き込もうとするが、ジャガーが切り返してアジャの顔面をディーノのアナルに埋める。その背後から伊橋が迫り、ジャガーの顔面もディーノのアナルにズブリ。
やかんが慌てて救出しに来るも、伊橋はやかんをボディスラムで叩きつけてエルボードロップ。さらに谷口のラリアットを受けてもケロリとした様子で逆にラリアット一発でなぎ倒すという謎の強さを見せつける。
さらに突っ込んできたやかんをボディアタックで跳ね返した伊橋はコーナーに上ってムーンサルト・プレスを発射。これをかわして自爆させたやかんが全体重を浴びせるフライング・ラリアットを叩き込んで3カウントを奪った。
谷口「皆さん、今年最後のベストボディ・ジャパンプロレス、たくさんのご来場ありがとうございます!序盤から水をかけたりとか、先程のメインイベントではお尻を出したりとか、年末のお忙しいときに見に来ていただいてちょっと申し訳ない気持ちもあったんですけど、USJやディズニーランドのアトラクションと思っていただければ幸いです(笑)そして、今日は皆さんご存知のジャガー横田さんに参戦していただきました!ありがとうございます!まだまだ5周年を迎えたばかりの団体なんですが、今日はジャガーさんのおかげでチケット完売でございます!本当にありがとうございます!そして皆さん、今年最後ですが、改めまして感謝申し上げます!ありがとうございました!それでは……」
やかん「ちょっと待ってください!ちょっと一言。谷口さん、今日はジャガーさんの力を借りて勝つことが出来ました。今、僕はこのベルトを持ってます。このベルトはスーパーボディ級という。なぜこの名前をつけられたか分かりませんが。このスーパーボディ級のチャンピオンなんですが、このベルトは素敵なベルトですが、僕はこのベルトよりもその無差別級のベルトに魅力を感じます。スーパーボディのベルトではなく、ベストボディで一番のベルトがほしいです。なので、このベルトをこの場で返上します。そのベルトに挑戦させてください!どうですか!」
谷口「先日のベストボディ・ジャパンコンテストの日本大会でも一緒に仕事をした仲なので、闘いづらい部分もあるんですけども……。ただ、やかんさんはこの無差別級のベルトの第2代チャンピオンです。そして、僕が今第5代のチャンピオン。2代目と5代目、どっちが強いか決着付けましょう!やりましょう!それでは皆さん、今年最後なのでご起立お願い致します!最後はBBJ!の掛け声に合わせて左の拳を突き上げてください!これ、声ちっちゃかったら何回でもやりますからね?(笑)行きますよ!今年もありがとうございました!B!B!J~!」
なお、今大会には今年11月23日にX(旧・Twitter)で『アンチのプロレス芸』という言葉を用いてプロレス界全体を炎上に巻き込んでしまった立憲民主党の塩村あやか参議院議員が観戦に訪れていた。
この話は、旧知の仲であったやかんがX上で塩村議員に参戦を呼びかけたことで実現。塩村議員は政界のプロレス通として名高い藤井まな世田谷区議会議員を伴って来場していた。
大会後、塩村議員に直撃して話を聞いた。
<大会後コメント>
塩村あやか参議院議員&谷口智一CEO&なべやかん
――BBJを観戦してみていかがでしたか?
塩村議員「すごい楽しかったです!痛くないですか?(笑)」
やかん「痛いですよぉ。痛いっていうより気持ち悪いです。デカいのがいっぱい乗っかってきたんで(笑)」
塩村議員「ですよね(笑)私たち議員は、国会だと言論でやり合うので、身体をぶつけてやり合うのを見ているとうずうずするというか(笑)」
やかん「ハマコーさんみたいになっちゃいますね!」
塩村議員「時代が時代なので難しいんですけど、やりたくなっちゃいますね!(笑)見ててすごいスッキリしました!ストレス発散になりました」
――巷で『プロレス芸』という発言が話題になってしまいましたが、改めてその発言について
塩村議員「芸っていう言葉の使い方が間違っていたなと思うんです。私が使った“芸”って言葉が伝わっていなかったのが一番の問題だと思っていて。芸術というか、ガチのぶつかり合いというか。本気の勝負っていうものが伝わってきたので、私の言葉の使い方が未熟であったということを今日も感じました」
やかん「口で言うのと、文章で書くのでは、読み方によって意味が変わっちゃいますから。読む側のテンションでね。それで誤解が生まれちゃったんですよね」
――先日のDDTでのプロレス観戦も含め、プロレスに対する印象は変わりましたか?
塩村議員「実は昔からプロレスを見に行ってたんですよ。小学校のときには、全日本女子プロレスを見に行っていました。(広島県)福山に住んでいたんですけど、そこの体育館に来たときに親にお願いして連れて行ってもらって。当時だと、豊田真奈美さんとかの時代で握手してもらったりして。ああいうぶつかり合いは好きだったので、その時代をいい意味で思い出しました!」
――改めて、プロレスは好きですか?
塩村議員「大好きですっ!」
<大会総括>
谷口智一CEO
――2023年最終大会が終わりましたが、今年を振り返っていかがでしょうか
「まずは、ダンカンプロレス軍団の解散ですね。そこから新たな勢力図が生まれて。ぽっちゃり軍と、僕が中心に引っ張っているベストボディ軍、木村さんが率いる名古屋軍と、BBJの中でもグループが分かれてきましたね。新しい変化が生まれた一年だったと思います」
――今年の大きな出来事と言えばアクトレスガールズとの業務提携がありましたが、大会を重ねてみていかがですか
「先程の勢力図の話とは別の話にはなるんですが、アクトレスガールズさんと業務提携させていただいて、新たな風が吹きましたよね。演劇もプロレスも出来るというエンターテイナーが来てくださって。ベストボディ・ジャパンの肉体美の中に、すごくかわいらしい華やかな選手がたくさん参戦して提供試合をやってくださって、ベストボディ・ジャパンのイメージアップになってくれていると思います」
――ある意味で新体制に突入していると思いますが、2024年のBBJにも期待してよいでしょうか?
「はい!やっとコロナも落ち着いてきて、集客も右肩上がりで。夏から年末にかけてとても盛り上がってきています。2024年もさらに盛り上げていきたいです。2023年はまだコロナのこともあって年間6~7大会くらいだったんですけど、以前のように月1回とか開催できるよう、さらに盛り上げていきます」
――谷口会長個人の話で言えば、やかん選手がスーパーボディ級王座を返上してまで無差別級王座に挑戦表明をしてきたことについてどう思われますか
「第2代王者と第5代王者のどちらが強いのかという決着を付けたいですね。第2代の頃よりもさらに進化して強くなった第5代目のチャンピオンの実力を見せつけて、主催者である私が言うのも変なんですが、そこは実力の違いを見せつけて防衛したいと思っています」
――来年に期待をしているファンに向けてメッセージをお願いします
「来年もさらに今の倍、5倍、10倍と盛り上げていきますので、是非来年初戦の1月31日から新宿FACEに皆さん見に来てください!よろしくお願いします!」