なべやかんが歌舞伎町でバニーガールを引き回して王座初防衛!「この日のために色んなものを我慢してきた」

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 28日、東京都・歌舞伎町の新宿FACEにて『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~SATSUKI 2021~』が開催され、なべやかんがライジングHAYATOを退けBBW無差別級王座の初防衛に成功した。

 やかんは、元たけし軍団の芸人としても知られているが、パワーリフティングやベンチプレスの大会で数々の優勝経験があり、その経歴を引っさげてBBJプロレス旗揚げ戦でプロレスラーデビュー。現在は同団体のエースとして活躍し、昨年8月には宿敵である元TPGのダンカン総帥率いるダンカンプロレス軍団(DPG)から団体の至宝であるBBW無差別級王座を奪還。
 さらに今年3月のDDT後楽園ホール大会にて、“親の七光り軍団”高木三四郎&納谷幸男&力&なべやかんのチームでKO-D8人タッグ王座を戴冠して二冠王となるなど他団体での実績も残している。

 今大会でやかんに挑戦したのは、前回大会で15選手参加の次期挑戦者決定バトルロイヤルを制したライジングHAYATO。
 HAYATOは弱冠22歳にして愛媛県のローカル団体である愛媛プロレスのエースとして君臨。現在レギュラー参戦中の全日本プロレスでは宮原健斗率いる“NEXTREME”の一員として活躍し、2度のアジアタッグ王座挑戦を果たすなど全日本内でも存在感を発揮する選手に。昨年にはベストボディ・ジャパンコンテストのプロスポーツ部門に出場して優勝を果たすなど、全日本の大型選手と戦っていくための肉体改造にも成果を出してきている期待の星だ。

 やかんは156cm&54kg、対するHAYATOは177cm&85kg。身長差にして21cm、体重差にして31kg、そして年齢差にして28歳と身体的なスペック差では大きく水をあけられているやかんだが、「僕はもうロッキーになった気持ちで闘っていきますよ。向こうは22歳で疲れ知らずですけど、僕も気持ちの若さで負けるつもりは全然ないですよ。俺のほうが若いってことを見せつけてやるぞ!どんなに強く打たれてもずっと前に進み続けますよ!」と自信を見せていた。
 しかし、やかんはかつてHAYATOと対戦した際、バニーガール姿のディーバとして試合中にセクシー攻撃でHAYATOをアシストする愛媛プロレス代表のキューティエリー・ザ・エヒメの胸に包まれて骨抜きにされてしまった過去があり、これが唯一の懸念事項であると語っていた。


 試合はじっくりとしたグラウンドレスリングに始まるも、体格とスピードに勝るHAYATOが終始優位に進めて行く。カウンターのドロップキックをヒットさせたやかんはプランチャやコーナーから飛びつくティヘラなど小柄な体躯を生かしたルチャ殺法で逆転し、ウエイトリフティング仕込みのパワーでアルゼンチン・バックブリーカーを決めてみせる。
 HAYATOが窮地に陥ると、思わずエリーが飛び込んできて「やかんさぁ~ん♪」と胸元を強調しながらキスを求めるも、この日のやかんは惑わされること無くエリーのウサミミを掴んで場外に放り出す。エリーを心配して場外へと気を取られてしまったHAYATOの隙を見逃さず、やかんは必殺のラ・ミスティカ式のラ・マヒストラルで3カウントを奪い、王座初防衛に成功した。

 試合後、やかんはエリーに惑わされること無く勝利したことについて「いやぁ、キツいっすね。我慢するのつらいですよ。この日のために色んなものを我慢してきたんですよ。緊急事態宣言中ってことだけじゃなくて、とにかく全部我慢してきたんで危なかった。でも行く前にアリコンの記事を見たり、スキャンダルとか不倫の記事を見て気を引き締めました」と、自身と交友関係が深く、不倫疑惑で世を賑わせる有村昆の名を出しながらのジョークを飛ばし、呵呵と笑った。

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