62歳の若造王者に明治生まれの超高齢者が挑戦表明!時代は老々介護プロレスへ!

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 5日、東京都・新宿FACEにて『ベストボディ・ジャパンプロレスリング~2023年 FINAL~』が開催。【ゴジャ哲】ゴージャス松野&遠藤哲哉がBBWタッグ王座を戴冠した。

 ベストボディ・ジャパンプロレスリング(BBJ)とは、『トレーニングの文化、身体づくりの文化をもっと日本中に広めたい』という思いから発足し、47都道府県全てで開催するまでに成長した『ベストボディ・ジャパンコンテスト』を起点とし、元DDTプロレスの谷口智一ベストボディ・ジャパン協会代表が「プロレス界でも健康美や肉体美を活かして活躍する選手がベストボディ・ジャパンから出てきてもいいんじゃないか」という想いを持って2018年8月に旗揚げしたプロレス団体。
 日々ボディメイクに取り組む人材を積極的にプロレス界に勧誘し、2020年には当時58歳の生え抜き選手である吉田和彦(現:ラグジュアリー吉田)が誕生。60代になっても最前線で闘い続けるゴージャス松野とタッグ王座を戴冠するなど幅広い選手層がリング上で活躍している。

 また、BBJは現在プロレス界とは距離を置いているアクトレスガールズとも提携。BBJ女子エースの山中絵里奈がアクトレスとのW所属となった他、今年10月には両国国技館での『ベストボディ・ジャパン2023日本大会』にアクトレスガールズの面々が出場するなど多方面での協業を展開。他のプロレス団体の後追いをすること無く独自路線を貫いている。

 この日は、前王者の返上によって空位となっていたBBWタッグ王座決定戦が実施。
 BBJに金と酒と美女の雨を降らせるイケおじパリピユニット【CLUB LUXURY】のラグジュアリー吉田&大石真翔と、DDTから参戦した年の差30歳のゴージャス松野(62)&遠藤哲哉(32)の東北出身疑似親子タッグ【ゴジャ哲】が対戦した。

 試合は、元パートナーである松野と吉田の因縁対決に注目が集まったが、性欲に負けて悪の道に堕ちた吉田が大石をうまく使ったダーティーファイトで圧倒。
 しかし、松野も吉田を正義の道に戻さんと発奮。半年に1度決まるか決まらないかと言われる619やゴージャススターエルボーを連続でヒットさせ、遠藤も松野を全力アシストして大逆転。
 最後はやはり松野と吉田の対面。熾烈な丸め込み合戦を展開していくが、60代同士のハイスパートファイトはキツいものがあるのか途中から牧歌的なスローモーション状態に。これにしびれを切らした大石&遠藤が2人の身体を無理矢理動かしてハイスピードで丸め込み合戦をさせたため高齢者たちは息も絶え絶え。それでもなんとか最後の力を振り絞った松野がラ・マヒストラルを決めて勝利をもぎ取った。

 マイクを取った松野は、「昔はあんな奴じゃなかったんだぞ、ラグジュアリー吉田ってのは。真面目な奴だったんだけどよ。まあ、類は友を呼ぶって。付き合った仲間が悪かったよ」とかつての盟友に対して哀れみの言葉を述べる。
 対する遠藤は、敬愛する松野との王座戴冠に大喜びで「このベルトを獲ったってことは、まだこの俺達のゴジャ哲タッグは続く……ってコト!?それって、メチャクチャ面白いじゃん!誰の挑戦でも受けてやるぞ!」と雄たけびを上げる。


 そこへ現れたのは、この日に初のタッグ結成にも関わらず見事なコンビネーション勝利を収めていた【諸じい】諸橋晴也&がばいじいちゃん。
 正確な生まれ年は忘れてしまったものの明治生まれだと自称するじいちゃんはリングインすらおぼつかず、松野がロープを上げて介助するという老々介護状態に。

 状況がよく分かっていないじいちゃんをよそに、諸橋が勝手に諸じいでの挑戦を決定。
 これを受けた遠藤が「挑戦前に、おじいちゃんの介護ちゃんと出来るようにしてこいよ?」と不敵に笑って見せるも、解説席に座っていた大鷲透からは「それはお互い様では?」というツッコミが入っていた。

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