【試合詳細】7・24 ベストボディジャパン・プロレス東京ニューピアホール大会 【BBW6人タッグ】谷口智一&なべやかん&島谷常寛vs諸橋晴也&大和ヒロシ&鈴木悟 【BBW世界スーパーボディ級】山中絵里奈&赤井沙希vsチェリー&米山香織 田中稔vs唐澤志陽
- 2021-7-25
- 試合
- ベストボディジャパン
『3周年記念大会 BEST BODY MANIA 2021』
日程:2021年7月24日(土)
開始:16:00
会場:東京都・東京ニューピアホール
観衆:253人
▼3WAYタッグマッチ
○ライジングHAYATO(愛媛)/イマバリタオル・マスカラス(愛媛)withキューティエリー・ザ・エヒメ(愛媛)
13分30秒 ファルコンアロー→体固め
間取り太郎(愛媛)/●しゃあ(愛媛)
※もう1組はアントニオ小猪木(西口)/KURUSHIMA(愛媛)
▼ベストボディ・ジャパンコンテスト選手ベテラン対決・シングルマッチ
○ゴージャス松野(DDT)
12分2秒 スクールボーイ
●吉田和彦
▼タッグマッチ
[ベストぽっちゃりジャパン]大鷲透(フリー)/●伊橋剛太(DDT)
18分46秒 ランニングニーアタック→片エビ固め
政宗(フリー)/○石井慧介(ガン☆プロ)
▼シングルマッチ
○田中稔(GLEAT)
7分42秒 BDF→片エビ固め
●唐澤志陽
▼BBW世界スーパーボディ級選手権 選手権特別ルール 女子タッグマッチ
【王者】●山中絵里奈/【挑戦者】赤井沙希(DDT)
8分16秒 春夜恋
【挑戦者/ゴキゲンBBA】○チェリー(フリー)/【挑戦者/ゴキゲンBBA】米山香織(YMZ)
※通常のタッグマッチ形式で試合を行い、勝利した選手に王座が移動
※第5代王者・山中が初防衛に失敗。チェリーが新王者となる
▼初代BBW6人タッグ王座決定戦
○谷口智一/なべやかん/島谷常寛(フリー)
15分25秒 アティテュード・アジャストメント
[ダンカンプロレス軍団]●諸橋晴也(フリー)/大和ヒロシ(フリー)/鈴木悟(フリー)
※谷口&やかん&島谷が初代BBW6人タッグ王者となる
BBJ3周年大会で谷口会長&やかん&島谷がダンカン総帥率いるDPGを制し初代6人タッグ王座戴冠!チェリーがエリナ様から王座奪取しコンテスト出場を宣言!松野&吉田がアラカンタッグで王座獲り宣言!
第1試合
ゴングとともにタオルが元気よくタオルコールを煽っていき、3人で手4つを狙ってじりじりと距離を詰めていくが、タオルが「ちょっと待った!今日は愛媛プロレス軍団初の東京進出ですよ皆さん!と!いうことで!今日は愛媛プロレス所属の間取り太郎くん、そして白色をした間取り太郎くん!ここは手を組んでいっしょにやっつけましょうよ!皆さんどうですか?!」と間取りと握手を交わし共闘を約束。
タオル&間取りはダブルビッグブートで小猪木を倒してタオルがフォールも間取り太郎がすぐにカット。間取りは小猪木と握手を交わしタオルにダブルエルボー。小猪木がフォールも間取りがすぐにカット。これに怒ったタオル&小猪木が共闘を約束し、間取りの大きな頭に左右からダブルのヘッドロック。間取りが2人をロープに振ると、頭だけすっぽ抜けてしまい、2人が跳ね返ってくるとともに再び巨頭が装着される流れが繰り返され、間取りがドロップダウンで2人を転ばせる。
タオル&小猪木はここでようやく間取りの巨頭が外れていることに気づき、首をもいで殺してしまったのではないかと動転し始める。そこへ巨頭が外れて暴走モードに突入した間取りが両手を掲げて威嚇し、驚いてひっくり返る2人をボディスラムで叩きつけてしゃあにタッチ。
タオル&小猪木は2人でしゃあにリストロック。間取りが2人を再び驚かせてカットすると、2人は悲鳴を上げてリング上を逃げ回りそれぞれタッチ。
HAYATOがしゃあにリストロック、ヘッドロック、ショルダータックルと痛めつける中、KURUSHIMAは距離を取ってこれを静観。HAYATOがロープに飛んだところへKURUSHIMAが飛び込んできてキャッチしDDT。KURUSHIMAはHAYATOをキャメルクラッチで絞り上げ、しゃあがカットしてくると顔面へのナックルから「ブサイク!コラ!」としゃあの顔面にフットスタンプ。しゃあは気迫のエルボー連打で粘り、間取りとともにダブルのバックエルボー、続けてダブルブレーンバスターで叩きつけるも、HAYATOがスワンダイブ式ミサイルキックで間取り&しゃあをまとめて吹き飛ばす。そしてHAYATOがKURUSHIMAをファルコンアローで叩きつけるもカウントは2。
HAYATOは再びファルコンアローを狙うが、KURUSHIMAが背面着地。HAYATOが「決めるぞ!アックスボンバー!」とアックスボンバーを発射も、KURUSHIMAが回避したためエプロンで声援を送っていたキューティエリー・ザ・エヒメに誤爆。場外で気を失ってしまったエリーを見たHAYATOはプルプルと震えながら「これが!これがお前のやり方かァーッ!」と逆ギレ。困惑するKURUSHIMAが幾度もビッグブートを叩き込んでもHAYATOはブルブルと震えながらハヤトアップし、KURUSHIMAをブレーンバスターで叩きつける。
ここでしゃあが入ってきてカットすると、ブチ切れモードに入っているHAYATOはしゃあをギロリと睨みつけ、顔面を撃ち抜く強烈なビンタ。デビュー2戦目の女子選手への容赦ない打撃に他の全選手がカットに入ってくるが、タオルがコーナートップから間取り&小猪木&KURUSHIMAを3人まとめてダイビングタオルアタックでなぎ倒し、場外へ転がりでた3人へさらにコーナートップからの場外ダイビングタオルアタックで追撃。
HAYATOはしゃあの顔面にナックルを発射も、しゃあは回避してスクールボーイ。これを軽々と返されるとしゃあは雄叫びを上げながらエルボーの乱れ撃ちも、HAYATOはさしたダメージを受けた様子もなく鬼の形相で見下ろす。ならばとしゃあはローキック連打でHAYATOを怯ませ、顔面に強烈なビンタ。これがHAYATOの怒りに油を注ぐ結果となり、HAYATOはしゃあの顔面に靴底をめり込ませるエグみのあるトラースキックからファルコンアローで叩きつけて3カウントを奪った。
第2試合
3周年記念大会で憧れの松野との因縁決着戦に臨む吉田はいつものように『勝手にしやがれ』に乗って入場。しかし、松野は還暦の赤いガウンを着て登場し『勝手にしやがれ』を生歌で歌いながら入場し、完全に吉田を食ってしまう挑発的な入場を見せる。
試合前に松野が握手を求めると、吉田は警戒しながらもこれに応じしっかりと握手。
ゴングが鳴るとロックアップでの押し込み合いとなり、“知性と品格”をテーマに掲げる吉田はクリーンブレイクを見せるが、松野は離れ際の打撃から髪を掴んで引きずり回すダーティファイト。しかし得意のフライングクロスチョップは吉田にかわされて自爆してしまう。
松野は自ら場外に出て観客席に腰掛けながら吉田を場外に誘うなどの余裕を見せ、吉田が挑発に乗って場外に出ていくと一転してチョップ連打で猛攻。松野は吉田をリングに戻してレフェリーの目を盗みながらチョーク攻撃、サミングとやりたい放題。
松野は吉田をコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、吉田がカウンターのビッグブートで倒し、サイドポーズ式リバース・インディアン・デスロック。松野はこれをブレイクすると、起き上がって吉田の顔面にビンタを叩き込み、両手を合わせて拝みながらの念仏パワーボムをアピール。しかし、持ち上げようとしたところで腰を痛めて倒れ込んでしまう。
これを好機と見た吉田はエルボー連打から掟破りのフライングクロスチョップ。続けて吉田がラリアットを狙うが、松野はカニバサミで倒して619。そしてなんとカミゴェを叩き込む。
松野は持ち込んでいたパイプイスを手に取って振りかぶるが、吉田はこれをキャッチして防御。2人がもみ合う中でイス攻撃がレフェリーに誤爆してレフェリーが失神。
松野はイス攻撃からゴージャススターエルボー with パイプイスを決め、ローブローからロープに足をかけながらのスクールボーイで3カウント。
松野「吉田さん、『清く正しく美しく』だっけ?」
吉田「知性と品格です」
松野「(※唐突に吉田の脇に鼻をくっつけて嗅ぎながら)吉田さんは加齢臭がしません。なんでだか分かりますか?」
吉田「なんですか、急に……」
松野「コマーシャルやってんでしょう?せっけんの(※吉田はロート製薬『デ・オウ』のCMに出演 https://www.youtube.com/watch?v=Xt30aY5aUM0 )みんな、生きていくの必死なんですよ、人生。プロレスも一緒なんですよ。分かりますか?人生もプロレスも負けちゃおしまいです。知性と品格、とても大事だと思いますけど、それだけでは人生もプロレスもやっていけません。オリンピック見たでしょ?サッカー選手、イエローカードいっぱい出ましたよね?オリンピックでですよ?あっちゃいけないですよね?吉田さん、運転免許持ってますよね?」
吉田「持ってます」
松野「ゴールドカードですか?」
吉田「はい」
松野「ところで、運転をするときに法定速度40km/hだったら、吉田さんは40km/hで走ってますか?40km/hで走ってたら後ろの車に迷惑ですよね?人生もプロレスも、と愛する人を守るために頑張って私はやってます。そのために多少道を外すことはあります。でも、今日はいい試合だったので、このまま吉田さんと喧嘩別れにはなりたくないし、今日の仕返しをコンテスト(の審査)でされるのもイヤなので、ここは1つ!仲直りしませんか?俺たちはアラカン。私は60歳で、吉田さんは58歳。ベストボディジャパンコンテストの最年長グループでございます。タッグのベルトもありますし、一緒にベストボディの頂点を目指しませんか?吉田さんがもう、プロレスも人生も分かってくれたんで、反則は私はこれで終わりにします。これからはタイガーマスクのようにみんなに夢と希望を与えるプロレスを吉田さんと一緒にやっていきますんで。(※2人がガッチリと握手)これからも吉田さん、ゴージャス松野をよろしくお願いします。今日はありがとうございました!」
第3試合
大鷲と石井でゴングが鳴ると、大鷲が「今日はベストボディ・ジャパンプロレス、3周年だよ。そしてこのコロナ禍の中、こんなにたくさんのお客さんが来てくれた。そんなときに俺たちはなにをすべきか……。私、その昔メキシコでルチャ・リブレをやっていました。そんな本場のルチャ・リブレをここのお客さんに見せてやろうじゃねーか。見たいですか?!お客さん?!ルーチャ!ルーチャ!ルーチャ!」大鷲のルチャ要求に対して観衆が手拍子で応えたため、石井は「ルチャ……?」と困惑しながらも付き合うことに。
石井がスピード感溢れるロープワークを見せると、大鷲はすぐについていけなくなり、石井から少し離れた位置でエアリープフロッグやエアドロップダウンを見せ、アームドラッグの応酬からの足払いの応酬を終えて向かい合いながら見得を切るルチャムーブを見せる。大鷲は「お前のルチャを見せてやれ!」と伊橋にタッチ。
伊橋と政宗に代わると、ロックアップで組み合うもウエイトで勝る伊橋が突き飛ばしてパワーを誇示。政宗がドロップダウンするとロンダートで飛び越える身軽さもアピールするも、政宗はアームドラッグからドロップキック。さらに左右のボディブローを連打してからボディスラムを狙うが、140kgオーバーの伊橋は上がらず腰を痛め石井にタッチを求める。伊橋は政宗を逃さず逆にボディスラムで叩きつけて大鷲にタッチ。
大鷲はサッカーボールキックからロープ際で全体重をかけて政宗を踏みつけ、観衆へシャッターチャンスをアピール。
代わる伊橋は、サッカーボールキックから大鷲とともにダブルショルダータックル。そして伊橋が「あんちゃぁ~ん!いつものやつ、お見舞いしてやりましょう!」と連携を要求すると、大鷲は「やっちゃう?それやっちゃったら俺たちもうなにもやることなくなるけどやっちゃう?」と応じ、政宗の顔面をそのぽっちゃりしたお腹でサンドして圧殺。さらに伊橋がラリアットを狙っていくが、これをかわした政宗がチンクラッシャーで一矢報いて石井にタッチ。
石井はビッグブート連打で伊橋をロープ際に倒し、政宗がセントーン・アトミコ。
政宗が「足4の字行くぞ~!」と伊橋の足を固めようとするが、なんと伊橋の足が短すぎて政宗ほどの名手をもってしても伊橋に足4の字固めがかけられないことが発覚。大鷲が「諦めるな!諦めなければ夢は叶うんだ、政宗!」と応援するも、政宗は無理なものは無理とアピール。石井が「そんなはず無いだろ!」と出てきて足4の字固めを狙うも、やはり不可能であることが発覚。すると味方であるはずの大鷲も出てきて足4の字固めを狙うも「マジかよ!ホントにかからねえ!なにこれ!スッゲーなお前!」と驚きの表情。
しかし、政宗が再チャレンジを要求し、試行錯誤の末にギリギリで伊橋に足4の字固めをかけることに成功。さらに石井が左腕にキーロック。伊橋が助けを求めると、大鷲は「伊橋!諦めなければ夢は叶うっつってんじゃねーか!」と残る右腕に腕十字。レフェリーの反則カウント4で解放された伊橋は「右腕が一番痛いよあんちゃん……」と泣き顔。政宗は伊橋にエルボーを好きなように打たせていき余裕の表情を浮かべるが、伊橋はレッグラリアートをヒットさせて大鷲にタッチ。
大鷲はビッグブートで2人を次々になぎ倒し、ダブルヘッドシザースホイップで2人まとめて場外へ。そこへ伊橋が場外飛びを宣言して煽っていくが、フェイントだけで飛ばず転んでポーズを決めるのにも失敗したため大鷲がストンピング連打で制裁。そして大鷲と政宗が向かい合い、大鷲が観衆へのトークアピールを開始。
大鷲「政宗、久しぶりだなあ。俺たちは17年前に大阪プロレスで……」
政宗「オラァ!(※大鷲にチョップ)」
大鷲「喋ってる途中でしょう?!でね、でね、でね、大阪プロレスで武侍漢というチームを……」
政宗「オラァ!(※大鷲にチョップ)」
大鷲「だーかーらー!喋ってる途中!つまり、チームメイトと17年ぶりにここのリング出会いましたってこと!」
政宗「オラァ!(※大鷲にチョップ)」
大鷲「全然17年前と成長してねーなぁ?」
政宗「体重差!」
大鷲と政宗は正面から逆水平チョップを打ち合っていくが、政宗が「割りに合わない」と主張し大鷲のチョップ1発に対して政宗が4発返すバランスでチョップ合戦が行われることに。政宗は不利な状況に追い込まれるが、カウンターのエルボースマッシュをクリーンヒットさせ、コーナートップからのダイビングアームドラッグからスイングDDTと連撃。大鷲もビッグブートを叩き込むものの追撃にはいけず、両者タッチ。
石井は突っ込んでくる伊橋をカニバサミで倒してダブルニードロップからミサイルキック。さらにロープに飛ぶが、伊橋がカウンターのクロスボディをヒットさせ、大鷲との連携で畳み掛ける。大鷲、伊橋が交互にボディプレスを見舞ってから伊橋がコーナートップに上がりムーンサルト・プレスを発射も石井がこれを回避。自爆して苦しむ伊橋に石井が突っ込んでいくが、伊橋がカウンターのラリアット。カットに来た政宗にもラリアットを叩き込み、2人を並べてコーナートップからフロッグスプラッシュを投下も回避されてまたも自爆。最後は石井がビッグブート、延髄斬り2連発、ランニングニーアタックを叩き込んで3カウントを奪った。
第4試合
互いにアップライトで構えながらじりじりと距離を詰めながらローキックで牽制。唐澤がローキックを蓄積させつつ低空タックルでグラウンドに引き込むが稔は余裕を持ってブレイク。
再びスタンドの対面となり、稔がロー、ミドルから唐澤を引き込んで足を取り裏アキレス腱固め。唐澤は苦戦しつつもアキレス腱を取り返し、2人で揉み合いながらロープへ。
唐澤がローの連打も、稔はこれをキャッチして足を刈りアキレス腱を取ろうとするが、唐澤が下から組み付いて三角絞め。稔は苦戦しつつも首を抜き逆片エビ固め。唐澤がロープブレイクすると組み付いて腕十字を狙っていくが、決まり切る前に唐澤がロープブレイク。
稔が距離を詰めていくと唐澤は首相撲からヒザを入れていき、飛びつき腕十字。稔の腕が伸び切るものの位置が悪く、稔が足を伸ばしてすぐにロープブレイク。
唐澤はミドルキックの速射で稔を倒し、腕十字。稔がブレイクすると怒涛のミドルキック連打を見せるが、ハイキックをかわした稔がスクールボーイで転がし、唐澤の起き上がり際に延髄斬り。さらにバズソーキックからのBDFで3カウント。
試合後、両者は向かい合って座礼。握手を交わしながら2人で二言三言ささやきあい、再戦を誓った。
第5試合
エリナ様と米山の対面でゴングが鳴ると、ロープに飛ぶ米山をエリナ様がリープフロッグやアームドラッグでいなしていき、米山もエリナ様の追撃に足払いで対応。2人がにらみ合う背後からチェリーが強襲し、エリナ様へ背中ひっかき攻撃。2人でゴキゲンBBAの連携からポーズを決めてみせる。
チェリーに代わると、チェリーがスクールボーイから入るアキレス腱固め。エリナ様がこれをブレイクすると赤井からムチを受け取ってチェリーをひっぱたき、怯んだチェリーの顔面をロープにこすりつけながら「ア~ッハッハ!」と高笑い。さらにビンタ連打からチェリーをロープにくくりつけ、赤井と2人で顔面を踏みつけながらポーズを決める。
代わる赤井はチェリーにミドルキック、ニードロップと見舞ってエリナ様にタッチ。
エリナ様はブロンコバスターから高笑いしながら股間をチェリーの顔面に押し付ける攻撃で屈辱を与え、赤井にタッチ。
赤井はサッカーボールキックからロープに飛ぶが、チェリーはカウンターのブリザードスープレックス。米山にタッチ。
米山は2人を重ねて千豚♪を見舞い、赤井とのビッグブート合戦を挑むものの足の長さの違いは如何ともし難く一方的に被弾。赤井がランニングビッグブートを叩き込み、エリナ様にタッチ。
エリナ様はドロップキックから米山のエルボーをブリッジでかわしながらのスクールボーイ。米山はモンゴリアンチョップ連打からぐるぐるパンチ、クロスチョップとおなじみの連続攻撃からチェリーにタッチ。
チェリーは米山とのサンドイッチ低空ドロップキックからハイタッチ。米山をエリナ様に重ねながら2人まとめてフットスタンプを見舞い、エリナ様へダブルリストアームサルト。チェリーがロープに飛ぶが、エプロンから赤井がミドルキックを見舞ってカット。赤井がレフェリーの気を引いている間にエリナ様がムチを持ち込んでチェリーを滅多打ちにし、チェリーにムチを無理矢理持たせた上で自ら倒れ込み「いたぁ~い!いたいわぁ~♪」とまるでチェリーがムチで攻撃したかのようにアピール。レフェリーがチェリーへ厳重注意をくわえている間にチェリーの髪を掴んで引き倒し、リバース・インディアン・デスロック。カットに来た米山をキャッチしてコブラツイストで捕らえ、米山をブレーンバスターで投げきることで2人に同時にダメージを与える。そしてエリナ様が必殺のM.D.M.Aの体勢に入るが、チェリーがひっくり返してリバースDDT。
赤井が救出に入り、チェリーへトレイン攻撃からエリナ様がXファクター。赤井のPKからエリナ様のエルボードロップが決まり、カットに来た米山は赤井がビッグブートで撃退。赤井がチェリーを押さえつける中、エリナ様がシャイニング・ウィザードを発射もこれが赤井に誤爆。この隙を見逃さず、チェリーが「どっこいしょ!」と大外刈で叩きつけ、春夜恋で3カウント。BBJレギュラー参戦を続けていたチェリーが悲願の王座戴冠を果たした。
チェリー「スーパーボディ、ベルト、獲りましたぁ~!ありがとうございます!私、プロレスラー18年目なんですが、このベストボディのベルトを獲ったことで、実はベストボディのコンテストの方にも挑戦したいなって今思ってます!9月26日、プロスポーツ部門に出場したいと思います!私は今、年齢が47歳です。でも、ベストボディコンテスト、とても高いハードルであることは分かっていますが、いくつになっても年齢を言い訳にせず挑戦し続けたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」
第6試合
BBJが新設した6人タッグ王座の初代王者決定戦。DPGには予告されていたようにダンカン総帥もセコンドに付き、いつにも増して悪の権化のような様相を呈して登場。
大和とやかんでゴングが鳴ると、突っ込んでくる大和をやかんがリープフロッグやアームドラッグでいなしつつコルバタで投げ捨ててからのドロップキックと猛攻。しかし大和がサミングからやかんを場外に放り出したことから、全員入り乱れての場外戦へと発展。試合を終えたばかりのエリナ様も合流し、やかんをムチで叩いていき、ダンカン総帥がやかんの顔面をグリグリと踏みつける。
現タッグ王者組の諸橋&鈴木が軽妙にタッチを回しながらやかんをいたぶっていき、鈴木がミドルキック連打からPK。代わる大和がやかんをコーナーに振って串刺しスピアーを狙うが、やかんはコーナーに飛び乗って飛びつきフランケンシュタイナーで反撃し、谷口にタッチ。
谷口は自慢のパワーで大和、諸橋をショルダータックルで吹き飛ばすが、体格に勝る鈴木とは互角。2人はショルダータックルでぶつかり合っていき、谷口がなんとか打ち勝つものの場外からダンカン総帥が足を引いて谷口を場外に引きずり出し、チョップを連打。一転して不利になってしまった谷口はDPGの3人に袋叩きにされてしまうが、大和のボディスラムを耐えて逆にボディスラムで叩きつけて反撃し、島谷にタッチ。
島谷は鈴木にミサイルキックを見舞い、カットに来た諸橋を踏み台に大和へスイングDDT。さらに鈴木にブレーンバスターを狙うが、鈴木がゼロ距離ニーリフトで島谷を振り払ってロープに飛ぶ。ここにやかんが飛び込んでくると島谷&やかんでダブルのドロップキック、ダブルのブレーンバスターと連撃。続けてロープに振るも、鈴木がダブルのショルダータックルで小柄な2人を吹き飛ばす。
谷口と諸橋の対面となると、谷口が串刺しラリアット、ブレーンバスターと連撃し、必殺のアティテュード・アジャストメントの体勢へ。諸橋が耐えるとスリーパーホールドで絞め落とそうとするが、これは大和がカット。
ダンカン総帥はエリナ様からムチを受け取ってリングに上がると、「ダンカンプロレス軍団をよくもナメてくれたねぇ~?」と谷口の顔面をムチでぺちぺち叩いて挑発。思い切り振りかぶったところでやかんがダンカン総帥に横からスピアーで突っ込んでカットし、浅間通りダンカン総帥をぶん殴り、諸橋にバックドロップ。
谷口のラリアットと諸橋のクォーラルボンバーがぶつかり合う展開となり、諸橋のクォーラルボンバーで打ち勝つと鈴木が芯喰う飛び膝蹴り。大ダメージを負った谷口へ諸橋が助走をつけてのクォーラルボンバーを発射するが、谷口はカウンターのスピアーで迎え撃ち、やかんのアルゼンチン・バックブリーカー+島谷のダイビングエルボードロップの合体攻撃が炸裂。さらに2人で場外プランチャの編隊飛行でDPGの面々を圧殺し谷口と諸橋の一騎打ちをアシスト。仲間の鼓舞を受けた谷口が諸橋をアティテュード・アジャストメントで叩きつけて3カウントを奪った。
谷口&やかん&島谷が初代6人タッグ王座を戴冠し、大喜びするなかでダンカン総帥がマイクを取る。
ダンカン「谷口ぃ、初代いチャンピオンおめでとう。TOKYO 2020だなあ。おもてなしだよ。今日のところは、拍手を送らせてもらおうか。ただな、これですべてが終わったと思うなよ?ダンカンプロレス軍団、さらなる刺客を用意してあるからな。ベルトもなかったコトにするんだったら刺客を引っ込めてやってもいいぞ?」
やかん「ダンカン、馬鹿野郎!」
(※ダンカンがやかんの頭をマイクで殴る)
やかん「なにがおもてなしだよ!こっちは表無しの裏口なんだよ!」
ダンカン「お前、裏口だよなあ。だったら言わせてもらうけど、この間の水曜日のダウンタウン見た人いますか?ウチの社長、ウチの事務所はヤクザですから」
やかん「だ、大丈夫かそれは!荒れるぞ、ネットが!」
ダンカン「とにかく恐ろしいし客を用意してるから。今見に来てるんだ。オイ、北見!(※ダンカンの同事務所の後輩である北見が観客席から立ち上がって一礼)いい男だろう!ウチの刺客候補の1人だ。頼むぞ!じゃあ、谷口。おめでとぉ~」
谷口「ダンカンさん、正々堂々、受けて立ちましょう」
ダンカン「だったらこっちも正々堂々、本格的にストロングスタイルの強みを用意してますんんで、よろしくお願いします。じゃあ皆さんどうもありがとうございました!またお会いしましょう!」
(※DPGの面々が去っていく)
谷口「皆さん、ダンカンプロレス軍団が立ち去ってやっとマトモな雰囲気なりましたので、改めてご挨拶させていただきます。本日でベストボディ・ジャパンプロレス、皆様のおかげで3周年を迎えることが出来ました。昨年から続くコロナ禍の中、こうやって生き残れたのが本当にひとえに皆様の応援おおかげだと、選手一同・そして私も心の底から、底から感謝しております!誠にありがとうございます!ベストボディ・ジャパンプロレスの前に、ベストボディ・ジャパンコンテストをご存じない方もいる方もいると思います。ボディビルやショー的なミス・ミスターコンテスト、両方とも素晴らしいですけど、そういうのを更に超越して世の中の男女、皆さんともに健康的な身体を目指すというベストボディ・ジャパンコンテスト、プロレスの6年前に立ち上げて、今年9年目。来年ベストボディ・コンテストの方も10周年をおかげさまで迎えることが出来ます。ありがとうございます!本日、3周年ということでこのコロナ禍の中にも関わらず、本来なら満員のお客さんがご来場いただく予定だったんですが、オリンピックも無観客になっている中、仕方ないことではあるんですけど、キャンセルの方も出て、予定の半分くらいのお客さんということで、空席が目立ってさみしい気持ちもあるんですが、それでもこのコロナ禍の中、連休のど真ん中の土曜日にこの竹芝のニューピアホールまでご来場いただき、本当に感謝しきれない思いです。本当に本当にありがとうございます。初代6人タッグ王座のベルトを獲らせていただいて、DPGを蹴散らせたのか、ギリギリ逆転勝利なのかは分からないですけど、どうにか勝ちまして、若手の勢いいいレスラーの島谷選手!小柄ですがパワーリフティング日本チャンピオンである元たけし軍団のやかん選手、ウチのエースです!無差別級チャンピオンです!2人の力もあって初代タイトルも獲れましたし、これもこの2人の力添え合ってのことだと思います。2人からも皆様にご挨拶をいただけたらなと思います」
島谷「ちょっと会長!謙虚過ぎないですか?!僕らは別に、アシストはしましたけど、今日はやられてもやられても最後キッチリ勝ったのは谷口会長でしょぉ!もっと胸張りましょう!」
やかん「ちょっと、挨拶はバッハさんみたいに長かったですけど、谷口さん!最後バシっと締めましょう!」
最後は谷口の音頭に合わせ、左腕を突き上げるBBJポーズで大会を締めた。
<大会後コメント>
チェリー
――スーパーボディ級王座獲得おめでとうございます
「プロレスラー18年目なんですが、このベルトを獲ったことによって新たにベストボディ・コンテストにも挑戦したい気持ちになったので、9月25日、コンテストの方にもチャレンジしたいと思います」
――今後の防衛ロードについては
「いつなんどき、誰の挑戦でも受けます!男女・年齢・キャリアも関係なくこのベルトに挑戦したいという選手がいましたらいつでも誰でも挑戦を受けたいと思います!」
谷口智一&なべやかん&島谷常寛
――初代タイトル戴冠おめでとうございます
島谷「会長がやってくれたなって。それ以外ないですよ。やられてもやられても最後立ち上がって。魅せてくれました」
谷口「2人のサポートあってのことですけど、勝ててよかったですよ」
やかん「僕はダンカンさんをぶん殴れたんでそれでいいですよ。それで十分です!」
谷口「ベルトをほとんどDPGに持っていかれてたんでね」
島谷「新設されたベルトを獲ってゴールじゃないですからね」
やかん「我々もダンカン軍にタッグベルト獲られてるんで、それを取り返さないと!」
――今日はダンカン総帥も来られて、DPGはいつも以上に強力だったと思います。さらに新戦力も増えるとか
谷口「誰だかわからないですけど、一般の方ですよね?」
やかん「アレは多分フェイクですよ。あんなののわけ無い(笑)」
島谷「次の大会?その次の大会?いつ来るのか来ないのかも分からないですけど、蹴散らしてやりましょう」
――今後の防衛ロードについて
谷口「どんどん強い挑戦相手が名乗り出てきたら倒していきたいですね」
やかん「このベルト、4周年のときも持っていたいし、5周年のときも持っていたいですよね」
――やかん選手、島谷選手は今日の結果を以て諸橋選手&鈴木選手の持つタッグ王座にも挑戦状を叩きつけると
やかん「もちろん!」
島谷「諸橋選手、鈴木選手ですか。もうオッサンなんだからもっとバチバチ来いって。今日みたいな絡みだと、タッグ狙えるんじゃないですか?あのときとは違いますから。バチバチ行きましょう!」
谷口「ここ2人(谷口&やかん)もおっさんですけど、中身は若いですから」
やかん「汚いことしなくても勝てますから」
<谷口智一会長大会総括>
――谷口会長、団体のトップとして3周年を迎えたことについてのお気持ちをお願いします
「3周年記念大会ということで、真面目な堅苦しい挨拶をさせていただいたんですけど、コロナ禍の中なのであまりお祭り騒ぎな感じにも出来ないので。オリンピックの会長さんじゃないですけど、『大会を開催できてよかった。ホッとしている』というのが正直なところですね。3周年って言っても、2年はコロナだったので……。ずっとコロナの中でのプロレスみたいな感じでもう散々なんですよ。その中でどうにか興行として成り立っているというのはひとえにお客様のおかげなので、感謝しております」
――もちろん、コロナ禍の状況を見た上での判断だと思いますが、今後も月1の大会は続けていく?
「集客とか収益とかの事業性だけじゃなくて、プロレスは世の中を元気にするので、収支が合わなくてもどんどんやっていきたいんですけども、ちょっと流石にワクチンの普及がまだまだ遅れているので、しばらくは月1でやらせていただいて、感染症の状況によっては2月に1回だとか、仕切り直して月1目標でまた頑張っていく可能性もあります。コロナコロナでもううんざりなんですけども、どうしても人の命がかかっていることですので、ないがしろには出来ません。感染症の状況を踏まえた上で、オリンピックじゃないですけど、安心・安全な大会運営が出来るように状況を見ながら興行ペースを決めていきたいと思います」
――本日新しいベルトも出来て団体としては勢いに乗っていると思います。4周年に向けての目標を教えて下さい
「悪のダンカン軍と正規軍、そして正規軍寄りのベストぽっちゃり軍、三つ巴の戦いが続いているんですけど、どんどん他団体の選手、フリーの選手に参戦いただいて新しい風をBBJに吹かせていただいて、新しい展開を作り出して見に来ていただいているお客さんを飽きさせない新鮮なものを魅せられたらなと思います。新鮮さを感じていただけるような大会を4周年、5周年に向けて来月からまたやっていきたいと思います」