引退を控えた赤井沙希を次期挑戦者に指名!他団体の女王様王者が「私は赤井さんのおかげで成長できた」

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 29日、東京都・ニューピアホールにてベストボディ・ジャパンプロレス『BEST BODY MANIA 2023 旗揚げ5周年記念大会』が開催。引退を控えた赤井沙希がBBW女子王者の山中絵里奈から挑戦者指名を受けた。

 赤井沙希は、元プロボクサーの赤井英和さんの実娘であり、2013年8月にDDTでプロレスラーデビュー。現在はDDTの紅一点として男子選手に混ざって奮戦を続け、東京女子プロレスやベストボディ・ジャパンプロレスなどでも活躍。174cmの長身とその美貌を活かしてファッションモデルやタレントとしても活躍してきた。
  また、2019年には、人気ゲーム『Fate/Grand Order』の舞台『Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-』でルチャ・リブレを愛する陽気な女神、ケツ姉ことケツアル・コアトル役として出演。現在も「イキマース!」の掛け声とともに放つ必殺技、ケツアル・コアトル(※縦回転変型ラ・マヒストラル)を使い続けている。

 赤井のプロレスラーキャリアも10年を迎えようという5月24日、赤井が突然の引退を表明し業界は騒然となった。
 赤井は「私は、枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい。それこそが赤井沙希のプロレス道の最終地点だと思っております」と11月12日の両国国技館大会での引退を発表。心残りが無いよう全力で引退ロードを駆け抜けており、今月23日には悲願のKO-D6人タッグ王座への返り咲きを果たしている。

 赤井は、黎明期DDTの雰囲気を感じるBBJに旗揚げ初期からレギュラー参戦。選手数もキャリアも少ないBBJ女子選手陣に対し、時に頼れるパートナーとして、時に高い壁として立ちはだかって来た。そんな経緯から、BBJ女子選手陣からはベビー・ヒールを問わず厚い親愛やリスペクトの気持ちを寄せられている。


 この日は、赤井沙希&山中絵里奈 with マダムK&ビューティーゴリ子vsチェリー&竹林早苗のタッグマッチが実施。
 赤井はチェリーの老獪な猛攻を捌きつつ竹林の顔面を幾度も蹴りつける厳しい攻めを見せ、山中のサポートまでこなす八面六臂の大活躍。
 終盤には山中と竹林のBBJ生え抜き女子同士のバチバチのエルボー合戦が展開され、竹林の変形ゴリーボムを耐えきった山中がシャイニング・ウィザード。さらに最後はM.D.M.A改(※縦開脚式リバースDDT)で突き刺して3カウント。

 試合後山中は、自身が持つBBW女子王座のベルトを手にマイクを取り、「11月で引退されるとのことで。このベストボディジャパンプロレスのリングで赤井さんの隣に立たせてもらってすごい成長できたと思ってます。次、9月ベストボディジャパン、次の興行が出て頂けるの最後になると思います。私とシングルマッチしていただけないでしょうか。お願いします」と挑戦者に指名。
 BBJでは“エリナ様”の異名を取る高慢不遜な女王様キャラとして知られているが、赤井に憧れていた新人時代のようなフレッシュな口調で赤井に語りかけた。

 赤井は、そんな山中を見て「全然エリナ様っぽくないけど大丈夫?(笑)」と笑いつつ、「今こうやって話してくれた言葉が全部自分に突き刺さって、心からそう思ってくれてるんだなって受け止めました。エリナ様が大事にしているその大事なベルトを賭けて私とシングル要求してくれてありがとう。次回9月ベストボディプロレスジャパン最後の参戦となります。そこでエリナ様とそのベルト賭けてシングルやりましょう。どうですか?」と了承。

 2人はしっかりと抱き合い、赤井は「それまで、そのベルトいっっぱいキラキラに磨いて待っててください」と笑いかけた。

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