美しき女優たちの下剋上ストーリーは混沌!悪の蛇王が乱入し絶対王者・青野未来の包囲網が完成
18日、東京都・新木場1stRINGにて『ACTwrestling Step25』が開催された。
プロレス団体としての活動を終え、2022年から『プロレスを用いたよりエンターテインメント性の高い公演』へと移行して新体制となったアクトレスガールズ。プロレスの『アクトレスリング』と、舞台演出にプロレスの要素を取り入れた『アクトリング』という分け方でプロレス活動が再始動。新体制になって間もなく続々と新人が加入していき、全ブランド合わせれば旧体制アクトレスを上回る勢力を誇る団体へと急成長している。
アクトリングは日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱った国内最大の祭典『コミックコンベンション(通称:コミコン)』でリングを立ててパフォーマンスを行った他、YouTubeなどで活動する“アクトレスガールズゲーム部”が人気ゲームシリーズ『モンスターハンター』との公式コラボを実現するなどマルチメディア展開に成功。
アクトレスリングは2022年8月より元スターダムGMの風香がアドバイザーに就任して以降はリング上でのパフォーマンスの質が大幅に向上。旧体制アクトレスでも主力として活躍していた青野未来や茉莉、元スターダムの澄川菜摘(翔月なつみ)や惡斗、元JDスターのMARUといった以前からプロレスをよく知る実力者たちが中心人物として君臨し後進育成に力を注いでいる。
アクトレスリングの至宝・AWGシングル王座には青野未来が君臨中。
青野は隔絶した強さを以て絶対王者として君臨しており、『青野未来を頂点としたピラミッドを崩す』という下剋上が団体全体のテーマとなりつつある。
この日の第3試合では、青野未来&キラ☆アンvs皇希&後藤智香のタッグマッチが実施。
キャリアの長い青野&アンが新体制後にデビューした2人を地力の強さで圧倒していく展開となるも、成長目覚ましい皇希&後藤が長身を活かしたダイナミックな連携攻撃で猛追。試合が終盤にはどちらが勝ってもおかしくない戦況を作り出す。
アンのアシストを受けた青野が皇希にバズソーキックを叩き込み、これで試合は決着かと思われた。しかし、ここでアクトレスを恐怖と笑いの渦に引き込んでいる極悪集団【蛇道衆】のMARUらがリングに乱入し青野を袋叩きにしてしまう。
青野は必死に態勢を立て直そうとするも、劣勢は覆せず。最後は後藤のチョークスラムから皇希が必殺のアメジスト・バタフライ(※旋回式ダイビング・ボディプレス)を決めて3カウント。新世代軍が不本意な金星を挙げた。
試合後、MARUは11月30日の新木場大会で青野に挑戦することを一方的に宣言。
これに触発されたか、大人しく“順番待ち”をしていてはチャンスは巡って来ないことを悟った澄川菜摘、茉莉の他、図らずも青野から勝利した皇希まで挑戦表明を行うなどリング上は混沌。12月の後楽園ホール大会に向けて“青野包囲網”が出来上がった。