“世界のイケメン”黒潮TOKYOジャパンが3年ぶりの全日本プロレス帰還も惨敗し情緒不安定な逆ギレ!
12日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『レックpresents #ajpw世界最強タッグ決定リーグ戦2023【開幕戦】』が開催。WWE帰りの黒潮TOKYOジャパンが全日本マットに約3年ぶりの帰還を果たした。
今年も全日本プロレスの年末の風物詩である世界最強タッグ決定リーグ戦が開幕。
WWE帰りの黒潮TOKYOジャパン(黒潮“イケメン”二郎)が3年ぶりに全日本マットに凱旋したり、NOAHを退団して全日本マットへ本格上陸し三冠ヘビー級王座も戴冠した中嶋勝彦が参戦したりと豪華な顔ぶれでのシリーズがスタートした。
2011年にTAJIRI率いるSMASHでデビューした黒潮二郎は、その後継団体のWNC(Wrestling New Classic)で黒潮"イケメン"二郎として唯一無二のキャラクターを確立。
その後武藤敬司率いるWRESTLE-1に合流すると陽キャ感に磨きがかかり、入場パフォーマンスも相まってプロレス界のエンターテイナーとして人気者に。
2020年にWWE入団の夢を叶えてからもイケメン二郎の名を残し、ジャケットを着用したままのコミカルな試合スタイルで注目を浴びた。しかし、WWEがUFCの親会社であるエンデバー社に買収され、選手契約の見直しが起きる中で9月に解雇。WWEとの契約によって『イケメン二郎』の名が封印されてしまったため、黒潮TOKYOジャパンと名を改めて凱旋した。
世界最強タッグの公式戦初戦は、【東京ヤンキース】黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾vs【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイ。
黒潮が福山雅治の『HELLO』をフルコーラス使っての入場を見せると、場内がイケメンコール一色に包まれる。
序盤から軽快な動きを見せていく黒潮だったが、コーナー上で倒立した際にコーナーマットと金具の間に頭が挟まって身動きが取れなくなるアクシデントに見舞われる。その影響もあってか中盤戦までは立花のローンファイトが続き、SAITO BROTHERSの圧倒的パワーの前に大苦戦。
しかし、立花はこの日が初公開だというノータッチ・トペ・コンヒーロやダイビング・クロスボディといった空中技を見せて逆転。黒潮もランニングニーやスワンダイブ式ミサイルキックなどで猛攻をかけてジュンを仕留めにかかるが、レイが黒潮を捕獲。レイが黒潮をチョークスラムで叩きつける横でジュンが立花にサイコブレイク(※コブラクラッチ式チョークスラム)で叩きつけて3カウントを奪った。
バックステージに戻った黒潮は、「われら東京ヤンキース、第一戦見事勝利する事ができました!今日こうやって勝つことができたけど、たぶんこれから先ドンドン難しくなっていくから。これからも全勝で、全試合勝っていきたいと思います、フィニッシュ!」と、横で盛んにツッコむ立花をガン無視しながら現実逃避。
その直後に「ツッコめよ!惨敗だろう?!第1戦!絶対出ねーからな!オメーとは。クソガキが。一人でしゃべってろ!」と立花に逆ギレして荒々しく去っていった。
なお、黒潮とSAITO BROTHERSはこの後DDT両国国技館大会に参戦。ハードスケジュールが続く売れっ子レスラーたちの激戦はまだまだ始まったばかりだ。