子供の頃に憧れたバトラーツを新たに創設!阿部史典が創った『格闘探偵団』で石川雄規と池田大輔がバチバチファイト!

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 12日、東京都・新宿FACEにて『ぼくらは格闘探偵団』が開催。阿部史典と野村卓矢が令和の世に新たなバトラーツを創り上げた。

 阿部は浄土宗の僧侶であり、元格闘探偵団バトラーツの一般人・澤宗紀の弟子。『やりすぎくらいがちょうどイイ!』の意志を継いでインディージュニア界をかき回している選手だ。

 『ぼくらは格闘探偵団』は、バトラーツに魅せられてプロレスラーを志した阿部と、【アストロノーツ】のパートナーであり阿部の影響でバトラーツにハマった野村の手によって創られた大会。
 阿部は「僕らはその時代に生まれていないんで、やったとこで真似だと思うんで。そういうものに被っていない世代の僕らがやるそれはオリジナルなんじゃないかなって感覚でいます」と、“バトラーツの復興”を掲げるわけではなく自らの手で“最新型のB”を創り上げるという理想を語っていた。

 今大会は石川雄規や日高郁人など、元バトラーツの面々のバックアップを受けて開催に至っており、今大会で使用されたロゴもバトラーツのロゴをデザインした江川晴康氏によるもの。
“B”の魂を継承する存在として認められていると言っても過言ではない阿部が見せる新たな“B”がどういったものになるのかに注目が集まっていたが、チケットは事前に完売。急遽増席され当日券が発売されるなど始まる前から大成功が確定した大会に。


 セミファイナルでは、阿部の「石川さんと池田さんの試合を今のプロレスファンに突きつけたい」という願いが叶って石川雄規&関本大介vs池田大輔&藤田ミノルというタッグマッチが実現。
 入場するなり額を突き合わせてにらみ合う石川と池田の姿に場内は大歓声を送り、試合が始まるとタッチ権を無視してコーナーで殴り合いや足関節の取り合いが展開されるなど、阿部曰く「金の取れるケンカ」が勃発。
 終盤にリングで向き合った2人はグーパンチや張り手で容赦なく顔面を殴り合っていき、片方がダウンしても容赦なく追撃。石川がSTFに捕らえると池田が手に噛み付いて脱出しようとするが、石川は意地でもこれを離さず強引にリバース・バイバーホールド。これは池田もブレイクできずタップアウト。
 試合後にはそれぞれ握手を交わして健闘を称え合うが、石川と池田は互いに人差し指を突き立て合って再戦を誓った。

 メインイベントでは、今大会の発起人であるアストロノーツの阿部史典vs野村卓矢のシングルマッチ。試合前にはバトラーツの初代リングガールである宮内美穂さんが両名に花束を贈呈する。
 試合は序盤から阿部がグーパンチで、野村が張り手で顔面をバチバチ撃ち合う打撃戦に。阿部がバトラーツの魅力として語っていた「一生懸命立とうとしている人間を横から通り魔のように蹴って、レフェリーが何事もなかったかのようにまた1から数え始める」という光景や、初めてバトラーツを見たときに感じたという『ヨダレを垂らして鼻血を出してる男ってなんかカッコいいなあ』という姿を阿部自身で体現する。
 野村がアキレス腱固めに捕らえながら上からグーパンチを連打していくと、阿部が額から出血。それでも阿部は怯むこと無く突っ込んでいき、野村のハイキックをキャッチしてアンクルロック。ロープを目指す野村をジャーマン・スープレックスで叩きつけ、顔面に伊良部パンチをクリーンヒット。さらに澤宗紀直伝お卍固めで絞り上げるも、野村が腰投げで切り返し逆エビ固め。
 阿部はプッシュアップして上体を起こし、下から野村の足を取ってアキレス腱固め。野村の回避運動に合わせて体全体を巻き付けながら絞り上げると野村がタップし死闘に終止符が打たれた。

 マイクを取った阿部は「本日、バトラーツ興行、楽しかったですか?これがバトラーツか結局わからないですけど、自分は……あっ、バトラーツって勝手に言っちゃいましたね(笑)すみません(笑)自分はこれがやりたくて、ちょっと時間がかかったかもしれないんですけど、本当に色んな人のお陰でこんなにたくさんのお客さんが来てくれて、ちょっと泣いちゃおうかなと思ったんですけど……まだ大丈夫でした(笑)『今日が集大成』って野村さんが言ってましたけど、今日が集大成なんかじゃなくて、始まりだよ。野村さん、1つ、プロレスラーになって本当に良かったのは野村さんに出会ってここまで来れたこと。野村さんがいなかったらこの大会出来なかったので、本当にありがとうございます!」と深々と一礼。
 これを受けた野村は「阿部さん!こんなに殴られて、負けて、最悪な気分だよ!ただ、アンタは最高のプロレスラーだ!今日はありがとう!」と叫び、ガッチリ握手を交わした。

 大会を終えた阿部は、バトラーツの先輩たちに感謝の言葉を述べつつ「五体満足で、今笑顔で喋れてるので、成功かなと思います。今の現時点では、自分が『これがやりたい格闘探偵団バトラーツだ』っていう試合ができたかなと思います」と笑顔。
 “バトラーツらしさ”に対しては石川から『お前らわかってるか?』と圧をかけられていたことを明かししつつ、「とにかく相手を殴りたいから殴る、倒したいから倒す、っていうものに特化した。我慢比べとかはないんだけど、意外と特化したプロレスがバトラーツなのかなと。別に殴りたいから殴ってるし、壮大なものを投げかけてるつもりはないですよ。やりたいことやってるだけなんで」という回答を見せた。

 子供の頃に憧れたプロレス団体に自らが入団するというエピソードはプロレス界に多々あれど、バトラーツを見てプロレスラーに憧れた少年が大人になって自分の思うバトラーツを1から創り上げるという珍しい成り立ちで生まれた『格闘探偵団』。
 “B”の後継者たる阿部がこれからどのようなバチバチを世に響かせていくのかに注目していきたい。

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