武藤敬司の前で愛弟子・SANADAがIWGP世界ヘビー級王座防衛!1・4東京ドームで内藤哲也と“ギフトvsハポン”対決へ!

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 9日、東京都・両国国技館にて新日本プロレス『カンタン酢 Presents DESTRUCTION in RYOGOKU』が開催。SANADAがEVILを下してIWGP世界ヘビー級王座の4度目の防衛に成功した。

 SANADAとEVILはかつてL.I.Jに所属していた際には2度のIWGPタッグ王座戴冠を果たし、“イビサナ”の愛称でも親しまれてきた。
 その後、EVILは衝撃のL.I.J離脱からHOUSE OF TORTUREの首魁となり新日本ファンのヘイトを一身に受けるトップヒールに。SANADAも“脱中堅”を掲げて現在のJust 5 Guysに合流し、NEW JAPAN CUP優勝&IWGP世界ヘビー級王座を戴冠を果たすなど飛躍を遂げた。

 EVILは8月にSANADAのIWGPベルトを強奪し、自らが王者であると主張し続けるなどやりたい放題。両者のIWGP戦が決まってからもEVILは卑劣な手段も厭わず使って前哨戦で圧倒的な勝率を残してきた。
 そんな中、沸々と怒りをたぎらせてきたSANADAはこの試合をランバージャックデスマッチとすることを提案。かつて互いを“最高のパートナー”と称え合ってきた2人の哀しきデスマッチが行われることとなった。


 試合は中盤までSANADAが優位に進めていくが、東郷を中心としたH.O.Tの面々が結束して卑劣な手段をふんだんに用いてEVILをフルサポート。
 レフェリーが3人失神する大荒れの展開となり、両軍のセコンド陣がなだれ込んできて5vs5で殴り合う後継が広がり、この悲惨な有様に野上アナが「IWGPの歴史に泥を塗る!」と絶叫。
 EVILが急所打ちからのイス攻撃からカバーに入り、一番最初に失神した海野レフェリーがリングに戻って来てカウントを叩くかと思いきやEVILの眼前に中指を立てて拒否。
EVILが海野レフェリーに詰め寄る中でSANADAがオコーナーブリッジ。返したEVILがラリアットでなぎ倒し裏EVIL。さらにEVILを狙うが、SANADAが掟破りの逆EVIL。SANADAは後頭部へのシャイニング・ウィザード、正面からのシャイニング・ウィザード、デッドフォールと連撃して3カウントを奪った。

 勝利したSANADAには、この試合の特別解説を務めていた師匠・武藤敬司からIWGP世界ヘビー級のベルトが贈られる。
 その後、1・4でSANADAに挑戦することが決まった内藤哲也がリングインし、「きっと会場のお客様は、ギフトではなく大合唱を求めていることでしょう。2024年1月4日、東京ドーム大会のメインイベント。4年前の東京ドーム大会では出来なかったドームでの大合唱、皆様楽しみにお待ち下さい」と宣戦布告して視殺戦を展開した。

 その後、SANADAは「皆さんご存じの方も多いと思うんですけど、18年前、2005年。新日本プロレスの入門テストがありました。そのときに受かったのが内藤哲也。そのときに落ちたのがSANADA。そして今、18年後。落ちたSANADAがチャンピオン。受かった内藤哲也がチャレンジャー。これ、夢ありませんか?内藤さん、1月4日、楽しみにしてるよ」と語り、「1月4日、東京ドームまでSANADAはますます驀進します!」と師匠の言葉を借りつつ大会を締めた。

 バックステージに戻ったSANADAはJust 5 Guysの面々からビールをかけられ祝福を受ける。武藤からベルトを渡されたことについては「いやぁ、まさかでしたね。泣きそうになったんですけど、我慢しました」とコメント。
 その後もインタビューは続くが、最後は「じゃあ今日、いっぱいしゃべったんで、帰ってもらっていいですか……」とSANADAらしい言葉でコメントを終えて去っていった。

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