飯伏幸太が東京ドームで内藤哲也を倒しIWGPニ冠王者へ!「この1~2年自由さがなくなり過ぎた。プロレスを見たいという人が一人でもいればどこでもなんでもタイトルマッチをやります」
1月4日、東京ドームにて新日本プロレス『バルサン Presents WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』が開催。メインイベントでは内藤哲也の持つIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル王座に飯伏幸太が挑戦した。
飯伏は昨年のG1 CLIMAXで優勝を果たし、蝶野正洋、天山広吉に続く史上3人目のG1連覇を達成。慣例通り東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座&IC王座への挑戦権利証が贈られたが、11月の大阪でジェイ・ホワイトが飯伏から勝利し権利証を奪取。ジェイはその権利を1・5で行使することを宣言し、内藤が飯伏を指名し1・4ではこの2人によるIWGP二冠戦が行われる事に。
試合は一進一退の攻防となり、飯伏がパワースラムからコーナーでのライオンサルトを発射するも、避けた内藤がプルマブランカを久々に解禁して捕らえる。逃れた飯伏にグロリアや雪崩式フランケンと怒涛の攻めをみせた内藤は、飯伏のカミゴェを切り返してのデスティーノ。これで決まったかと思われたが、飯伏はフォールを返すと再度放たれたデスティーノも人でなしドライバーで切り返しラストライドからカミゴェを叩き込む。
しかし内藤もフォールを返し、コリエンド式・デスティーノやバレンティアで攻め立てトドメのデスティーノを狙うも、飯伏は力づくでこれを止めるとスタンディング式のカミゴェから正調のカミゴェを叩き込み3カウントを奪った。
意識が朦朧としながらも勝利を理解した飯伏は「この最高のベルトと最強のベルトが今、僕の手元にあるのが夢のようです。僕はデビューして17年経つんですけど、本当に小さなところからコツコツやってきて……よく…ここまで辿りついたなと自分でも思ってます。この1~2年僕はちょっと勝ちにこだわり過ぎたな、自由さがなくなり過ぎたなと思って。もう一度昔のジュニアの頃から、もっと言えばプロレスごっこの頃から、小学校5年生の頃から戻って、改めて自分を思い直して、もう一度取り返しに行ってきました。僕は一人でもファンの方がいるんであれば、プロレスを見たいという人が一人でもいれば、どこでもタイトルマッチをやります。どこでもなんでも大丈夫です。もっともっとプロレスを広めていきたい」と新たな王者像を語った。
飯伏は翌日の1・5東京ドームのメインイベントで、ジェイ・ホワイトとIWGPニ冠をかけて対戦する。