「後輩をパワハラで土下座させてる大人げない先輩が満を持してドヤ顔で来られても困る」20代の戦いに割って入った挑戦者に王者困惑
23日、後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpwジャイアントシリーズ2023』が開催。メインイベントでは青柳優馬の持つ三冠ヘビー級王座に本田竜輝が挑戦した。
7月の後楽園ホール大会で永田裕志に流出していた三冠王座を奪還した青柳。その後大森北斗、諏訪魔を相手に防衛を続けてきたが、夏の王道トーナメント初戦で本田にまさかの敗北。
その本田が夏の間に永田の指導を受けて更生。所属ユニットである『GUNGNIR OF ANARCHY』を卒業し、独り立ちして王座に挑戦することとなった。
試合が始まるとがっちりとしたレスリングの攻防から、場外で鉄柵に叩きつけあうとエプロンで青柳がロックスターバスター。
優勢な試合運びをする青柳だったが、ブーメランクロスボディを本田が脇固めからナガタロックIIで捕らえると流れが変わり、スピアーやファイナルベントと得意技で攻めていく。
だが本田のショートレンジラリアット連発を受けきった青柳がトラースキックからロックスターバスター、ザ・フールと畳み掛けて3カウントを奪った。
勝利した青柳のもとに、宮原健斗がスーツ姿で現れ「チャンピオン青柳優馬、チャレンジャー宮原健斗、ついにこの時が来たようだ。この全日本プロレスの歴史的な日に、旗揚げ記念日、10月21日、ここ後楽園ホールで俺の挑戦受けてくれないか?」と挑戦を表明する。
青柳は「正直言わしてもらおう。後輩に土下座させてる、大人げない先輩がいまさら、満を持して、ドヤ顔で来られても困るんですけど。もう何か腹立つんだよな、後輩をパワーハラスメントで土下座させたりして『俺は一度三冠チャンピオン取ったから』みたいな感じで1周回った感出されるのが腹立ってしょうがねえ」とブツブツ言いながらも挑戦を受諾。
これを聞いた宮原は「おいチャンピオン!一つだけ言っとくぞ。次の挑戦者誰だかわかってるよな?お前が眼の前にしてる挑戦者は、プロレス界でもっとも最高なチャレンジャー、スーパースター宮原健斗だ。心してかかれ!そして!プロレスファン!10月21日後楽園ホール、チケット買っとけよ」と笑顔で会場を後にした。