「土井成樹vsエル・リンダマン楽しみにしといてください」世界ジュニア防衛のリンダマンが因縁深い相手との王座戦を期待!
23日、後楽園ホールにて全日本プロレス『#ajpwジャイアントシリーズ2023』が開催。セミファイナルではエル・リンダマンの持つ世界ジュニアヘビー級王座に佐藤光留が挑戦した。
7月の後楽園ホール大会で青柳亮生から世界ジュニアを奪取したリンダマンは、「こんな価値の無いベルトを獲って喜ぶファンなんていねーよ」とベルトを尻に敷く冒涜行為。
これに若手の井上凌がブチ切れて挑戦するも敗北し、続くライジングHAYATOもリンダマンが返り討ちに。
そこへ現れた光留が「次の挑戦者はパンクラスでもハードヒットでもなく、全日本ジュニア代表・佐藤光留以外にはいません」と挑戦を表明し、リンダマンも「一番全日本らしくない佐藤光留が俺は一番怖くて、一番楽しみにしてたチャレンジャーだよ」としっかりと握手をかわし王座戦が決定した。
試合が始まると容赦なく光留が蹴りつけ、リンダマンの隙を見つけては腕ひしぎや足関節を狙い攻め続ける。
一瞬の油断が命取りになる攻防の中で、リンダマンが力づくでブレーンバスターで投げ捨てると、場外に転がりでた光留にトペ・スイシーダを発射。
流れを掴んだリンダマンが引き込み腕ひしぎも、光留はバスターで逃れて腕固め。さらに逃れようとしたリンダマンをバックドロップで叩きつけてダウンさせる。
カウント8で立ち上がったリンダマンに光留が走り込むが、リンダマンはコーナーへカウンターのエクスプロイダー。さらにぶっこ抜きジャーマンからジャーマンスープレックスホールドも、2で返した光留が腕固め。リンダマンはそのまま潰すが、光留は離さずに2で返すと水車落としを狙う。そこをリンダマンが丸め込むが、すぐに光留がサッカーボールキックから腕へのオーバーヘッドキック。脇固めを狙うも、リンダマンが首固めで3カウントを奪った。
なんとか防衛に成功したリンダマンは「佐藤光留、お前は予想通り、最も怖くて、最も強い全日本ジュニアだったよ。お前の挑戦はもう二度と受けないからな。そろそろ俺が、三冠ヘビー挑戦したっていいだろ。おい、俺は自分でジュニアなんて名乗っちゃいねーぞ!俺は無差別級の男、エル・リンダマンだからなオイ」と青柳優馬の持つ三冠王座に挑戦表明。
だが来月から始まる『Jr. BATTLE OF GLORY2023』に話題を移すと、「あのメンバーだったら確実に土井成樹が優勝して、この世界ジュニアに手かけてくるだろう。土井成樹も俺とやりたがってんじゃねえのか?俺よりも、土井成樹よりも、この戦いを楽しみにしてるのは、プロレスファンじゃねえのか?次の防衛戦は、土井成樹対エル・リンダマン、楽しみにしといてください」と、かつてDRAGON GATE時代にしのぎを削った土井との防衛戦をぶちあげた。