「田舎っぺが都会に出てイキった感じを見せてあげて」フジタ”Jr”ハヤトがYAMATOとの一騎打ちに敗れ地元・岩手で東北ジュニア王座防衛戦をぶち上げ
- 2023-8-21
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20日、東京都・大田区総合体育館にてDRAGON GATE『DANGEROUS GATE2023』が開催。フジタ”Jr”ハヤトとのシングルマッチを制したYAMATOが東北ジュニアヘビー級王座へ挑戦することが決まった。
YAMATOとハヤトは、今年3月に行われた『ジュニア夢の祭典 ~ALL STAR Jr FESTIVAL 2023~』で約10年ぶりの邂逅を果たし、「またやりたい」と再戦を口にしていた。
YAMATOは『ALL STAR Jr FESTIVAL 2023』で高橋ヒロムとの因縁が生まれており、7月の神戸ワールド記念ホール大会でシングルマッチを実施するもYAMATOの敗北という結果に終わっていた。
その後、ハヤトも10月15日のみちのくプロレス・矢巾町民総合体育館大会でヒロムとのシングルマッチが決定。みちのくプロレスの東北ジュニアヘビー級王座&GLEATのLIDET UWF王座の二冠王であるハヤトでも、IWGPジュニアヘビー級王座を持つヒロムは軽く捻れる相手とは言えない。
ハヤトは今月3日のDRAGON GATE後楽園ホール大会に突如現れ、「ヒロムと闘った選手がどれくらい強いのか確かめに来た」とYAMATOに対戦を要求。これを受けたYAMATO(岩手県出身)も「岩手の片田舎のローカルどインディー団体のチャンピオン」と突っかかっていき、大田区のビッグマッチで両者が対戦することが決まった。
試合は、ハヤトの蹴りをかいくぐったYAMATOが寝技に持ち込んで足関節を集中攻撃。ニーロックで捕らえて「シャッターチャ~ンス♪」と観衆に撮影を促したり、足4の字固めで捕らえながら「完璧。完ッ璧な4の字だよ」と語りかけてウットリしたりと、必要以上に余裕をアピールしてハヤトとの格の違いを見せつけようとする。
ここまで挑発されてはハヤトも黙っているわけもなく、重厚な衝撃音が響くミドルキックの猛連打から首へのハイキックを叩き込み、即座に飛びついてK.I.D(※胴絞フロントネックロック)。YAMATOはこれを垂直落下式ブレーンバスターで切り返し、go 2 Hospitalを連打。ハヤトが再びK.I.Dで捕らえるも、YAMATOは足を極めて脱出。最後はYAMATOがギャラリアから胴絞スリーパーホールドで捕らえてハヤトからタップを奪った。
ハヤトは、足早に退場しようとするYAMATOを呼び止め、「みちのくプロレスだと誰も俺に挑戦してくれないんで。俺嫌われ者なんで。YAMATOさん、岩手にはゆかりどころか色々ありますよねえ?あの田舎っぺがちょっと都会に出て、イキった感じを東北のファンのみなさんに見せてあげてください」と東北ジュニア王座の挑戦者に逆指名。
これを受けたYAMATOも岩手へと乗り込んでいく意向を示し、11月のみちのくプロレス矢巾町大会にて両者の王座戦が決定された。
試合後、ハヤトは「別に勝てるから乗り込んでるとかそういうのじゃない。舐めてるとかも一切ないよ。YAMATO選手が強えとか他のDRAGON GATEの選手が強えなんてわかってるさ。だから、来るんじゃん。いいか、これで続きがあるんだよ。やっぱプロレスってこういう夢がねえとな。こうやって動くからさ、何かのストーリーが始まったりするんだ。そうやって俺は残りのレスラー人生?あと何試合かわかんねえな本当に。日に日にキツくなってるよ。だからこそ、悔いが残らないように一試合、一試合リングに上がって戦いを見せんだ。チャンピオンだからビビって挑戦を受けねえとか、チャンピオンだから負けたら弱えとかそういうことじゃねえんだよ。いいか。戦いが見てえんだったら、俺の試合を見ろ。それに巻き込んでいくプロレス界の大スターとの俺の戦いを見ろ。それだけだ」と生き様を見せる。
対するYAMATOは、「この俺、良いYAMATOに勝てないようであれば、この俺の上位互換である悪いYAMATOに勝てるわけねえだろ!岩手の矢巾(やはば)、そんなとこ誰が知ってんだおい!まあ俺は知ってるけどな。ルビ入れとけルビを。11月の!岩手・矢巾、この俺の!上位互換である!悪いYAMATOが!みちのくプロレス初参戦で、みちのくプロレス制覇を成し遂げてやる。おい。歴史に名を刻むぞ、わかったか。俺は良いYAMATOだ!悪いYAMATOの通訳だ、わかったか」と、YAMATOらしさ全開のなんとも和むコメントを残した。