【試合詳細】6・6 DRAGON GATE無観客試合 EitavsYAMATO 土井成樹vs石田凱士 小舩賢登&亀井丈人vs菊田円&藤川翔
- 2020-6-6
- 試合
- DRAGON GATE
『KING OF GATE 2020』
配信日時:2020年5月31日(日)
配信開始:12:00
会場:特設会場
観衆:無観客大会
▼ボーナスマッチ 菊田円&藤川翔デビュー戦 タッグマッチ 時間無制限1本勝負
小舩賢登/○亀井丈人
9分17秒 変形逆エビ固め
菊田円/●藤川翔
▼KING OF GATE 2020 決勝トーナメント1回戦①
●石田凱士
10分4秒 バカタレスライディングキック→エビ固め
○土井成樹
▼KING OF GATE 2020 決勝トーナメント1回戦②
●YAMATO
15分56秒 Imperial Uno→片エビ固め
○Eita
『KING OF GATE 2020』決勝戦は土井成樹vsEitaに決定!土井が凱士に雪辱!YAMATOがハルクの介入から不覚の敗戦!菊田円&藤川翔が待望のデビュー!
ボーナスマッチ
菊田円(きくた・まどか)&藤川翔(ふじかわ・そら)のデビュー戦は、昨年12月22日にデビューした小船と亀井が胸を貸す。
藤川と亀井の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからリストの取り合いとなり、亀井が腕固めからの飛行機投げでグラウンドに引き込んでいき、藤川が足を取ろうとすると亀井が即座に足を取り返してヘッドロックから再び腕固めへ。両者タッチへ。
小船は菊田へ鋭い逆水平チョップを連打してヒップトス。さらに引き起こしていくが、菊田も逆水平チョップで反撃し藤川にタッチ。
藤川はエルボースタンプやガットショットの連打からロープに飛ぶが、小船がキャッチしてボディスラム。ここに亀井も入ってきて2人で藤川にトレイン攻撃を見舞い、小船がフロントスープレックスから逆エビ固めへ。藤川がなんとかこれをブレイクすると小船がストンピングやエルボーの連打で痛めつけていくと、息も絶え絶えの藤川が弱々しい逆水平チョップ。小船が鋭い逆水平チョップで活を入れていくと藤川のチョップの威力もどんどん増していき、両者正面から逆水平チョップの打ち合いに。これに打ち勝った小船がロープに飛ぶが、藤川はショルダータックルでカウンターして菊田にタッチ。
菊田はリングインするなり猛ダッシュで小船にショルダータックル。さらに突っ込んできた亀井を二段式のビッグブートで吹き飛ばしてスラム。さらにコーナートップからフロッグスプラッシュ式で放つダイビングクロスボディを見舞うも、これは小船がカット。菊田と小船が逆水平チョップで打ち合っていき、これに打ち勝った菊田がロープに飛ぶと小船がザ☆オリジナルで叩きつけるが、これは藤川が救出。藤川は二人を相手に逆水平チョップで突っ張っていくが、小船&亀井がダブルのドロップキックを叩き込む。
劣勢の菊田と藤川は、それぞれ小船と亀井を相手取って逆水平チョップで攻め込んでいき、4人は永遠に続くかと思われるほどの激しいチョップ合戦で意地と意地をぶつけ合う。そして亀井がフルスイングのチョップで藤川を打ち倒してブレーンバスターを狙うが、これは藤川が首固めで切り返し、続けてスクールボーイ、十字架固めと貪欲に丸め込みでの勝利を狙うが、これをキックアウトした亀井がカウンターのドロップキックを叩き込むと、コーナートップからミサイルキックを突き刺してからの変形逆エビ固め(足で相手の左腕をハンマーロック状に固めながら足をサソリ固めのようにクロスさせての逆エビ固め)でタップを奪った。
<試合後コメント>
小舩賢登&亀井丈人
亀井「っしゃあ!」
小船「まずは亀井、初勝利おめでとう!」
亀井「っしゃあ!勝ったぞ!」
小船「入寮して練習を始めて、残ったのはこの同期4人だけですが、Kzyさんの練習だったり、いろんなコーチの練習でチョップ合戦、何発も何発もやってきました。この自分の傷跡が成長の証かなと思います。痛い……」
亀井「自分は昨年の12月に小船とデビューさせていただいたんですが、そのときは小船から負けてしまい、それからずっと勝ちがないままで。今日新しく同期が2人デビューして、絶対に負けられない戦いだと思ったので、意地を見せて勝ちを取りに行きました」
小船「これからは自分の同期が全員デビューしたということで、また4人で切磋琢磨して練習を頑張って、もっともっとDRAGON GATEの上を目指して4人で頑張っていきたいと思います!ありがとうございました!」
亀井「ありがとうございました!」
藤川翔
「ボロボロにやられてしまいました。でも今日こうやってようやくスタートラインに立つことが出来ました。これから自分はもっと練習して、もっともっと練習して、必ず上に行ってみせます!普段の練習とはまったく違う環境での戦いになりました。その経験をしっかりと積んでこれからももっともっと戦っていきます!」
菊田円
「道場のリングで同期といつもやっていた練習とは全く違う戦いになって、その経験の差が出てしまいました。同期の2人が先にデビューして、自分と藤川が遅れてデビューするという形で、なんとか食らいついていこうとしたんですけど、実際は負けてしまいました。4人で切磋琢磨して頑張って行きたいと思います」
『KING OF GATE 2020』決勝トーナメント抽選
KING OF GATE決勝トーナメントに先立って、4人の抽選が実施。
4人はリングに上がると視殺戦を展開し、土井がいの一番に抽選箱を奪い取ってくじを引くと他の3人も争うようにくじを引く。抽選の結果、土井vs凱士、EitavsYAMATOの組み合わせに決定。
凱士「おい土井成樹!またお前かオイ!お前1つだけ言っとくぞ。結果はな、3回戦と全く一緒じゃわい。勝つのはこの石田凱士じゃ覚えとけ」
土井「おい石田!バトルから這い上がってきたぞオイ!こんなにも早くリベンジする機会が訪れるとはなオイ!お前なんか軽くクリアして、俺はその先見てるんや。オイお前ら(Eita&YAMATO)オイ。どっちか分からんけどな、俺はドリームゲートチャンピオンとして責任を持って優勝したるからな。お前ら3人共覚悟しとけよオイ」
Eita「おいYAMATO!俺はマシン、Ben-K、ダイヤから勝ってんだよ。次はお前だ!俺1人でDRAGON GATE世代をぶっ潰してやる。そして優勝すんのはこの俺だぁ」
YAMATO「おいEita。お前がな、すべての黒幕だってのは俺は分かってんだよ。だがな、お前の小細工はこの俺には通用しない。その後オイ、土井が来ようが石田が来ようが、俺がぶっ潰してやるよ。このKING OF GATE、優勝するのはこの俺だァ!」
第1試合
Bブロック決勝戦でドリームゲート王者の土井がブレイブゲート王者の凱士に敗れるという波乱が起き、土井が敗者復活バトルロイヤルを勝ち上がったことで早くも再戦が実現。
先に入場して凱士を待ち受けていた土井は、凱士がリングインするなり奇襲。凱士の入場曲が鳴り止まぬ中でストンピングを連打していくとようやくゴングが鳴らされる。
土井がロープチャージするとR・E・DセコンドのH・Y・Oがエプロンから土井にヒザを入れ、H・Y・Oが気を引いているうちに凱士が土井の背後から強襲するも、土井はこれを回避してアームドラッグからランニングエルボーで吹き飛ばす。
土井は凱士の首を踏みつけ、さらに後頭部へのエルボースタンプ、ロープに凱士の首を引っ掛けながらの後頭部踏みつけといたぶっていき、ボディスラムからスリーパーホールド、グラウンドコブラと痛めつけていくが、凱士もエルボーで反撃。土井がロープチャージすると再びH・Y・Oが場外から介入して土井の足を引こうとし、転倒は免れたものの直後に凱士の低空ドロップキックが土井のヒザに突き刺さる。
足を引きずり始めた土井に対し、凱士はヒザへのギロチンドロップ、ヒザへのエルボースタンプ、ヒザ裏へのローキックからヒザへのエルボードロップを連打してからのレッグロック、さらにはロープを使ってのニーロックと、フィニッシュのアンクルロックに向けて足へのダメージを蓄積させていく。
ふらふらと起き上がる土井に対し、凱士は「どうしたオイ!」と笑いながら両手を広げて土井にチョップを誘い、土井がチョップを打ち込んでいくと凱士は余裕の表情でローキック。さらに延髄斬りを放つが、これを回避した土井がジャンピング式ネックブリーカーで反撃。
土井はスパインバスターからの変形バックドロップで叩きつけるが、コーナーを背に立ち上がった凱士が後ろ手にコーナーマットを外し、H・Y・Oがレフリーの気を引く。土井が突っ込んでいくと凱士はひらりと身を翻して土井を金具むき出しのコーナーに突っ込ませると、続けて額を金具にたたきつけてからのスクールボーイもカウントは2。
土井と凱士はチョップを打ち合っていくが、これをレッグラリアートで制した凱士がバズソーキックを放つ。これを回避した土井が組み付いてDOI555、続けてバカタレスライディングキックを狙うが、凱士がヒザを撃ち抜くローキックでカウンターしてアンクルロック。土井は苦戦しながらも素早く前転して凱士を金具むき出しのコーナーに吹き飛ばし、額を打ち付けた凱士へDDT。そしてDOI555→バカタレスライディングキックの流れを2連発見舞う畳み掛けで3カウント。土井がドリームゲート王者の意地を見せて雪辱を果たした。
<試合後コメント>
石田凱士
「これで俺のKING OF GATEは終わった。俺はKING OF GATEだけじゃないぞ。俺はまだまだその先見てるぞオイ。俺は1回ドリームゲートチャンピオンのお前に勝ってんのや。俺はこれから自分のやることやってくからな」
土井成樹
「これでとりあえず3回戦のリベンジは出来たな。俺自身、スカっとしたぞ!次は決勝か。残り1個!ドリームゲートチャンピオンがKING OF GATE優勝しないと誰が1番か分からんやろオイ!俺が証明したるわ!」
第2試合
両者の入場後、YAMATOの選手コールの瞬間にEitaがビッグブートで奇襲。そのまま場外に放り出してYAMATOをメチャクチャに踏みつけていき、そのまま両者は場外で揉み合っていき、YAMATOが鉄柱攻撃からのエルボー連打で反撃。
YAMATOはEitaをリングに戻すとヘッドロックで絞め上げていくが、EitaはYAMATOの髪を掴みながら引きずり回し、ヘッドロックで捕らえながらYAMATOの髪を乱暴に引っ張っていく。YAMATOがショルダータックルで切り返して髪をかき分けるポーズを決めているところへEitaがランニングエルボーを見舞うが、YAMATOはドロップキックで撃退。場外に逃れたEitaのバックマウントを取りながらのエルボー、スリーパーホールドと攻め立て、鉄柱にたたきつけてからリングに放り込み、ロープに振ってバックエルボー。さらにスリーパーホールドから再び髪を掴もうとするEitaの腕を取っていき、じっくりとしたリストロック。さらに「いてーじゃねーか!」と叫びながらEitaの髪を掴んでお返し。
Eitaが膝立ちでエルボーを放っていくとYAMATOは上からのエルボーで潰していき、両者はそのままエルボー合戦に発展。ダメージの大きいEitaがふらつくとYAMATOはロープに飛ぶが、Eitaはレフリーを引っ掴んでYAMATOにぶつけ、レフリーが転倒した隙にYAMATOの股間を思い切り蹴り上げる。YAMATOのセコンドに付いたDRAGON GATE世代が怒号を上げる中、EitaはさらにYAMATOの股間へのニードロップ。YAMATOはたまらず場外へ転がり出る。
Eitaはイスを持ち出してYAMATOを場外まで追っていき、YAMATOの喉元へイスをグリグリと押し付けてから背中を思い切り殴打。そしてR・E・Dセコンド陣のKAZMA、清水、H・Y・Oらがレフリーの気を引いている間にEitaがコーナーマットを外してYAMATOを殴打。レフリーがこのコーナーマットを付け直している間にセコンド陣が別コーナーのマットを外し、Eitaはそちらの金具むき出しのコーナーへYAMATOを叩きつける。
Eitaは息も絶え絶えのYAMATOの顔面をかきむしっていき、「もっと来いよ!弱い弱い弱い弱い!」とYAMATOを挑発。ハーフダウンのままエルボーを打ち込んでくるYAMATOを強烈なエルボーでダウンさせる。YAMATOは気迫で立ち上がって雄叫びを上げながらのエルボー連打。度々尻餅をつきながらも余裕を見せるEitaへ、YAMATOがニーリフトを叩き込んでからのミサイルキック。さらにEitaのエルボーをかわして組み付いてのエクスプロイダー、続けて串刺しジャンピングエルボーからEitaをコーナーに上げて何度も「落とすぞー!」と宣言してから雪崩式ブレーンバスターを狙っていくが、Eitaが回転エビ固めの要領で組み付きながら着地し、投げっぱなしパワーボム。YAMATOの起き上がり際にPKを叩き込み、ブレーンバスターの体勢に入るもYAMATOは背後に着地。Eitaは後ろ足を蹴り上げて急所攻撃を狙うが、これを読んでいたYAMATOがキャッチしてgo 2 Hospital Iを叩き込み、ブレーンバスターからギャラリアの体勢も、Eitaはこれをサムソンクラッチのような丸め込みで切り返し、YAMATOと足を止めてのエルボー合戦へ。これを制したEitaが腹部へのImperial Unoを叩き込むが、YAMATOも怯まずギャラリア。
これをキックアウトしたEitaを胴絞スリーパーホールドで絞め上げていくが、ここでYAMATOに恨みを持つR・E・DのB×Bハルクがイスを持ってリングインし、YAMATOを思い切り殴打し、顔面にファーストフラッシュを叩き込む。援護を受けたEitaがロープに飛ぶとYAMATOは全知全能のフランケンシュタイナーでの切り返しを見せるが、EitaがこれをキックアウトするとYAMATOはレフリーに抗議。Eitaは自らに背を向けているYAMATOへじっくりと狙いを定め、振り返ったYAMATOのアゴへImperial Uno。力なく大の字に倒れ込むYAMATOが起き上がりのを待ち、ダメ押しのImperial Uno二連発でYAMATOを沈めた。
試合後、目も虚ろなYAMATOに対し、Eitaはセコンド陣から奪い取った氷嚢でYAMATOの顔面を殴打し、高笑いして去っていった。
<試合後コメント>
YAMATO
「Eitaがどんな反則使おうが、それは想定内だから。負けた言い訳にはするつもり無いけど、今年は行けると思ったんだけどなあ……。まあ最後、決勝トーナメントに僕1人だけDRAGON GATE世代から残ったってのは、これが1つの今の時点の現実なんじゃないかなと、そう思ってます。僕はサポートしてくれたDRAGON GATEメンバーには感謝しています。もっともっと切磋琢磨して、このトーナメント決勝にはね、4人全員DRAGON GATE世代が残れるように、来年は、来年こそは……クソッ!いいものを作っていきたいと思います。まあ今の時点の自分の限界はここだったということで、もっかい、もう一回、自分を鍛え直します。ありがとうございました」
Eita
「YAMATO、お前、大したことねえな?まあYAMATOだけじゃねえよ。DRAGON GATE世代、全員だな。俺1人でトライアングルゲートチャンピオンに勝っちまうんだからよ。アイツらが弱すぎんのか、それとも、俺が強すぎんのか。まあ答えはわかるだろ?で?次は決勝か。次の相手は敗者復活から上がってきた土井?なんだよ敗者復活って。そんなやつが決勝の舞台に来るなんてな、顔じゃねーんだよ」