ドラゴンゲート3.6後楽園大会 MBvs.HEARTSvs.MEvs.ジミーズの勝ち残り戦による6人タッグ4WAYマッチ
- 2015-3-7
- 試合
- DRAGON GATE
GROLIOUS GATE 2015
日時:2015年3月6日(金)
開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1850人(超満員札止め)
▼第1試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負
U-T/ヨースケ♡サンタマリア/○エル・リンダマン
9分10秒 ジャーマンスープレックスホールド
Gamma/K-ness./●問題龍
▼第2試合 タッグマッチ 20分1本勝負
スペル・シーサー/●“ハリウッド”ストーカー市川
7分11秒 ムーンサルトプレス←片エビ固め
新井健一郎/○しゃちほこBOY
▼第3試合 シングルマッチ 30分1本勝負
○Kotoka
10分03秒 カルデラ→エビ固め
●Mr.キューキュー“谷嵜なおき”豊中ドルフィン
▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負
堀口元気H.A.Gee.Mee!!/●斎藤“ジミー”了
12分30秒 切り返しの応酬→エビ固め
CIMA/○ドン・フジイ
▼第5試合 タッグマッチ 45分1本勝負
T-Hawk/○フラミータ
19分19秒 ロミーナ→エビ固め
望月成晃/●ドラゴン・キッド
▼第6試合 6人タッグ4WAYマッチ 時間無制限勝ち残り戦
<1組目>
B×Bハルク/Kzy/○ビッグR清水
31分50秒 砲丸投げスラム→片エビ固め
●土井成樹/YAMATO/サイバー・コング
※MAD BLANKEY失格
<2組目>
吉野正人/○鷹木信悟/戸澤陽
36分38秒 鷹の爪
B×Bハルク/●Kzy/ビッグR清水
※Dia.HEARTS失格
<3組目>
ジミー・ススム/ジミー・神田/○ジミー・カゲトラ
39分23秒 車懸り→エビ固め
吉野正人/鷹木信悟/●戸澤陽
※MONSTER EXPRESS失格。ジミーズが勝ち残り
6人タッグ4WAYマッチを勝ち抜いたのはジミーズ!ススム&カゲがツイン挑戦へ
3年B組斎了先生、CIMAとフジイの更正失敗!T-Hawkと清水の一騎打ちが決定!
オープニング
まずはMONSTER EXPRESSが登場。吉野はしゃちとのこコンビで奪取したツインゲートのベルトをアピール。そして吉野が「私ごとなんですが、今年初めてこの後楽園ホールにやってきました」と挨拶。そして改めて戸澤がブレイブゲートを奪取したことを報告し、腰に巻いたベルトを披露。
吉野としゃちがプロレス入りして15年目でツインゲートを奪取したこと、ウーハー・ネイションが卒業したことなども報告した上でメインも頑張りますと言っているところにDia.HEARTSが登場。
ハルクが「お前ら確かにブレイブ獲ってツインゲート獲って勢いづいてるかもしれない。でも俺たちはドリームとトライアングル持っているんだよ。ユニットとして勢いがあるのはDia.HEARTSだからな」とアピール。さらにKzyが戸澤より先にシングルのベルトを巻いたことを主張するが、そのベルトをいま戸澤が持っているのはKzyが弱いからだと言い、KzyはDia.HEARTSのお荷物だと言い放つ。
しかしKzyは鷹木と戸澤をジャイアンとスネ夫みたいだとディスっていると、MAD BLANKEYが入ってくる。土肥が「何2チームで揉めてんねん! 今日のメインは6タッグ4WAYマッチや。最後は俺たちMAD BLANKEYが勝ってハッピーエンドで……」と言っているところにジミーズも入って来る。
進むが「俺ら確かに地味かもしれない。ベルトも何も持っていないかもしれないが、今日のメインで俺たちの地味魂見せてやるから、地味に覚悟しておけ」と宣戦布告。土井が清水に「お前ドラゴンゲート1の力持ちとか言ってるらしいが、こっちにはビッグT吉田がおんねん!」とサイバーをアピール。
戸澤が「Tってなんやねん!」とツッ込むと、サイバーことビッグT吉田は「Tか?……タカシだ」と言い放ち、ある意味で観客の度肝を抜いてみせた。
第1試合
ミレニアルズは3者一斉ドロップキックで奇襲攻撃。リンダマンは問題龍をショルダータックルでなぎ倒すとU-Tにタッチ。K-ness.がショルダータックルでなぎ倒すが、U-Tはコルバタを返すとマリアにタッチ。
リープフロッグを狙ったマリアの急所を蹴り上げたGammaは念仏パワーボムで空き缶の上にマリアを叩き付ける。さらにK-ness.がブレーンバスターで投げてから問題龍とダブルのカウンターエルボー。
さらにY字にして抑え付けると、股間にGammaが竹刀を振り下ろす。問題龍がカニ挟みでロープに激突させると、背中にヒップトス。さらに顔面を肘グリすると、ランニング・ネックブリーカー(自称「世界のネックブリーカー」)。さらにGammaが汚水攻撃をお見舞い。
怒ったマリアは問題龍にチョップを連打するとカウンターのニールキック。リンダマンがタッチを受けると、GammaとK-ness.はトレイン攻撃を仕掛けるが、K-ness.のスピアーを見舞ったリンダマンはGammaと問題龍を払い腰で投げるとプランチャ。
U-Tもトペを発射すると、マリアはコーナー最上段から鉄柱越しのプランチャ。リングに戻ったU-Tはミサイルキックを発射。しかしかわしたGamma。それでもU-Tは飛び付き式のフェースクラッシャーを決めるが、Gammaはカウンターのラリアット。
だが、リンダマンが飛び込んできてドロップキックを叩き込むと、U-Tがミサイルキック。マリアが高角度レッグドロップを落とすと、リンダマンは払い腰から腕十字。K-ness.がカットに入り、さらに走り込んできたリンダマンに昇龍脚。
K-ness.と問題龍はリンダマンにトレイン攻撃。さらに問題龍のフルネルソンバスターからK-ness.が介錯(=バズソーキック)。さらにGammaがトラースキックを叩き込むが、マリアがリップロック。するとK-ness.のボックス攻撃をリンダマンがかわして問題龍に誤爆させる。
ならばとGammaがラリアットを狙うが、これもかわしたリンダマン。何とか問題龍への誤爆も免れ、リンダマンの背後からK-ness.が延髄斬り。そしてGammaは改めてラリアットを狙ったが、やっぱりリンダマンがかわして問題龍に誤爆。すかさずリンダマンがジャーマンで投げて3カウントを奪った。
<試合後コメント>
エル・リンダマン
「まだミレニアルズ、ユニット抗争にも入れてないですし、フラミータさんも帰ってきましたけどまだユニット抗争にはいれていないこの状況で、やっぱり、自分と琴香さんが踏ん張ってミレニアルズもっともっと上に行けるようにもっともっと頑張って行きたいと思います。これからミレニアルズ、期待しててください。お願いします」
第2試合
久しぶりの後楽園登場となる市川大先生。ツインゲートのベルトを持って入場したしゃちは実に嬉しそう。アラケンとスト市はずっとお互いを指差したまま睨み合い。そしてゴングが鳴った瞬間、突進したアラケンはいきなりジャイアントスイングでブン回すと、ヘッドバットを投下するがかわされて自爆。
お互いにタッチしてしゃちとシーサーがリングイン。逆エビ固めを狙ったシーサーだが、エビ固めに切り返したしゃちは、人工衛星ヘッドシザースで回していくと、コーナーに登ってハスキーボイスで「声出していこう!」。
背後からしゃちの尻尾を掴んだシーサーは、力が抜けたしゃちをロメロスペシャルで吊り上げる。すると、その横でスト市がアラケンをロメロスペシャルで吊り上げようとするが、まったく吊り上がらず重なっただけ。
すかさずアラケンは再びスト市をジャイアントスイングで回していくと、やっぱりヘッドバットを落とすがかわされて自爆。シーサーがコーナーで倒立すると、しゃちがロープを揺らしていくが、シーサーは落ちない。
するとスト市がしゃちにカンチョーをお見舞いしてからロープ渡り。ところが、進路をシーサーが塞いでいたため、スト市は転落。ロープが思いきり揺れたが、それでもシーサーは落ちない。するとアラケンがスト市にロープ渡りをやろうとするが、一歩目で転落。思いがけず早い衝撃にシーサーも転落。
スト市はタイガースープレックスを狙うが、まったく持ち上がらないので逆さ押さえ込みで抑え込んでからタイガースープレックスの体勢にスイッチ。なぜか完全にグロッキー状態のアラケンを見てしゃちが怒りの反撃。
そこからアラケンが三度スト市をジャイアントスイングで回してからヘッドバットを投下するが、案の定かわされて自爆。すかさずシーサーが倒れたアラケンに倒立式デスロックを決めるが、もう一方の大の字に倒れたスト市にしゃちがムーンサルトプレスを投下して3カウント。
試合後、アラケンはしゃちをジャイアントスイングで回してからヘッドバットを投下するが、やっぱりかわされた……
<試合後コメント>
新井健一郎&しゃちほこBOY
しゃちほこ「今日の、新井さんとのタッグ、最高に良かったんじゃないですか、新井さん!このベルト、俺は、一回でも多く防衛しますんでね、これからもよろしくお願いします! ありがとうございました!」
第3試合
ミレニアルズ入りしてから好調の琴香改めkotoka。谷嵜の串刺し攻撃をかわすと、カウンターエルボーを叩き込む。だが、谷嵜も突進してきたkotokaをニーリフトで迎撃すると、場外に連れ出して鉄柱攻撃。さらに場外でブレーンバスターを決めた谷崎は、先にリングに戻ると、立ち上がってきたkotokaにスライディングキック。
どうにか場外カウントアウト寸前でリングに戻ったkotokaはエルボー。だが、谷嵜はチョップで返す。kotokaもミドルキックを蹴って行くが、蹴り脚をキャッチした谷崎はスタガリンブローで叩き付けると胴絞めスリーパーへ。
何とかロープに逃れたkotokaはドロップキックを狙ったが、自爆させた谷嵜は顔面に低空ドロップキック。しかしエプロンに追いやられたkotokaは谷嵜をコーナーに叩き付けると、下から蹴り上げてからミサイルキック。これで場外に出た谷嵜にトペを発射。
谷嵜をリングに戻したkotokaはブレーンバスターで投げると、ミドルキックからランニングロー。だが、効かないというジャスチャーをしながら立ち上がった谷嵜はエルボーからFH(=シャイニング式ヒザ蹴り)。だが、kotokaも飛び付いて高角度DDTで叩き付ける。
コーナーからダイブしてきたkotokaをニーリフトで迎撃した谷嵜は、DH(=串刺し式ヒザ蹴り)、巻き込んで膝(=コブラクラッチ式ニーリフト)、カサノヴァと畳みかけたがカウントは2。ならばと変形ツームストンパイルドライバーで叩き付けるが、kotokaはこれもカウント2で返す。
インプラントをエビ固めで切り返したkotokaは、カサドーラで丸め込むと、コーナーに登っていく。しかし追いかけていった谷嵜は雪崩式インプラントの体勢に。これをパワーボムで切り返したkotokaはバズソーキックからダイビング・フットスタンプを投下。カウント2で返した谷嵜だが、もう一度コーナーに登ったkotokaはカルデラ(=メテオラの体勢から決める顔面へのダイビング・フットスタンプ)を投下して3カウント!
先輩の谷嵜からシングルで勝利したkotokaは「大先輩である谷嵜さんに勝利できました。でもこれは自分一人の手柄ではなく、ミレニアルズのセコンドのサポートと、皆さんが応援してくれたから勝つことが出来ました。ありがとうございます! いま、すごい自分にチャンスが巡ってきていますが、これが最後のチャンスだと思って死ぬまで精一杯頑張ります!」とマイクアピール。
<試合後コメント>
Kotoka
「今日勝つことができました、谷嵜さんに。でもこれは今リングでも言ったとおり、自分一人での力ではなく、ミレニアルズの皆がサポートしてくれたから、そして、ファンの皆さんが応援してくれたからです。これが、最後のチャンスだと思って、力が出る限り全力で、身体がボロボロになってもかまわないです、全力で頑張ります。皆さん、Kotokaを応援よろしくお願いします」
第4試合
CIMA&フジイの“夫婦タッグ”がまさかのMAD BLANKEYで復活。どうしてもCIMAやフジイを“更正”させた斎了はこの日が金曜日ということもあってか金八先生の格好で登場すると、「達樹、先生の話を聞きなさい! 全校生徒の前で先生は言う! お前はMAD BLANKEYのような不良グループにそそのかされて。1日でも早く心優しい達樹に戻ってくれることを願っている。伸彦、先生がまだしゃべっている途中でしょうが!」と金八節で説教。
さらにCIMAのシューズがいまだに昔の青いシューズであることを指摘した斎了先生。するとCIMAは「お前にはこの靴が青に見えるのか? どっからどうみてもいまのゾンビカラーの黄色やないか!」と言い張る。
「どっからどう見ても青だろうが!」とシューズに顔を近づける斎了先生。当然、そこに奇襲攻撃を仕掛けていってCIMAとフジイは場外に斎了先生を連れ出してジャケットを剥ぎ取る。ワイシャツにコスチュームという完全におかしな格好にされた斎了にフジイが「先公、来いよ!」と挑発しながら攻撃。
堀口が「先生」コールを煽ると、斎了は「バカチンが!」と叫びながらウラカンホイップで投げ飛ばす。さらにCIMAにマラハイサッパ(=堀口のフェースクラッシャーから斎了の顔面への低空ドロップキック)を決めるとゴムを持ち出す。
フジイがカットしようとするが、金髪節で後退された斎了先生はCIMAにゴムを咥えさせると南側の階段をのぼっていくが、途中でCIMAが離したため先生にゴムパッチン。リング上ではCIMAが堀口にコブラツイスト。さらに先生の目の前でフジイが堀口に凶器攻撃。
さらにチンクラッシャーからクロスチョップを見舞ったフジイが堀口を抑え付けると、CIMAがスリングショット式アトミコを投下。トライアングル・スコーピオンを決めたCIMAだが、堀口はロープに脱出。
夫婦タッグはダブルタックルをお見舞いすると、フジイが監獄固めに捉える。そのまま立ち上がったフジイはバンプを取って堀口に衝撃を与えていく。斎了がH.A.Gee.Mee!!コールを送ると、堀口はコルバタで投げて斎了にタッチ。フジイをフロントスープレックスで投げた斎了はまだ金八口調でサイクリングヤッホーを狙うが、体勢を入れ替えたフジイがサイクリ……ではなくストンピング。
しかしブレーンバスターで投げた斎了はもう一度サイクリングヤッホーへ。CIMAがカットしようとするが、斎了は金八口調で「教室に戻りなさい!」と一喝。渋々コーナーに戻るCIMAだが、振り返ってやっぱりカット。
堀口にライオンサルトを投下したCIMAはシュバインを狙うが、堀口はバックスライドで切り返す。さらにDDTで叩き付けると、斎了がダイビング・ボディプレスを投下。しかしCIMAは堀口にトラースキックを叩き込むと、フジイとトレイン攻撃。さらにヴィーナスからのアイコノクラズムを決めると、フジイがCIMAをオンブしてヒップトス。
さらに斎了の背後からCIMAがボードで殴打すると、フジイが外道クラッチ。堀口がカットすると、斎了が「なんですか!」とエビ固め。しかし、これを回転エビ固めでフジイが切り返して3カウント。
再び金八ジャケットを着た斎了先生は「達樹、今日は先生の負けだ。素晴らしい俺の生徒だ。負けたけど言わせてもらいますよ。もうそんな格好はやめて、更正しなさい! 更正しろって言ってんだこのバカチンが!」と説教するが、フジイは「よく聞けよ。俺は腐ったみかんにはならねぇからな!」と言い返した。
<試合後コメント>
斎藤“ジミー”了
「絶対リング上で更生させますんで……」
第5試合
キッドとフラミータの先発で試合開始。ヘッドロックでグラウンドに持ち込んだフラミータは、キッドの腕を捻りあげる。しかしうまく脱出したキッドはコルバタで投げてフラミータを場外に出す。だが、素早くリングに戻ったフラミータはドロップキックでキッドを場外に出すと、場外ダイブと見せかけてフェイント。
続いて望月とT-Hawkがリングインし、望月のミドルキックにT-Hawkが逆水平チョップで対抗。優勢のT-Hawkは馬鹿にしたように望月の頭を叩いていく。ムッとした表情の望月は力比べを要求するT-Hawkにいきなり最強ハイキックを叩き込むと、さらにサッカーボールキック。
そこにフラミータが入ってくると、サッカーボールキックと見せかけてマスクに手をかけた望月だが、「本当に剥がねぇよ」と言いながらキッドにタッチ。ニードロップを落としたキッドだが、フラミータもスリーパーに捉えると変形の羽根折り固めからアブドミナルストレッチ。そこにT-Hawkが入ってきて逆水平チョップの連打で望月を場外に落とすと、ツバを吐きかける暴挙。
そしてキッドにトレイン攻撃を決めると、フラミータがスワンダイブ式クロスボディー。キッドもエルボー合戦を仕掛けていくと、そこからスピンキック。そしてキッドからタッチを受けた望月はフラミータを相手コーナーに返すと、T-Hawkに出てくるように要求。
T-Hawkがリングインした瞬間、グーパンチで殴り倒した望月はフラミータを首4の字固めに捉える。そこからキッドが串刺しドロップキックでフラミータを座らせると、串刺し式の低空ドロップキック。フラミータもチョップを打っていくが、キッドはカウンターのソバットを叩き込んで望月にタッチ。
ローキックからロプいに飛んだ望月だが、エプロンからT-Hawkが攻撃。怒った望月はT-Hawkがリングインしようとするろころでロープを蹴り上げて急所攻撃をお見舞いすると、クロスフェースに捉える。その間にキッドがフラミータにクリスト(=デジャ・ヴの途中で回転を止めて首と腕を極める関節技)。
キッドの攻撃をかわしてコルバタで投げたフラミータは、そこにダイブしてきた望月をトラースキックで迎撃して場外に追いやる。さらにT-Hawkがショルダースルーのような形でフラミータを場外に投げ、高角度のトペコンを投下。T-Hawkはキッドに串刺し式逆水平チョップを叩き込む。キッドもスワンダイブ式前方回転スタナーを決めるが、そのまま踏ん張ったT-Hawk。
ロープに飛んだキッドだが、T-Hawkはレタドール(=キン肉バスターの体勢からの山折り)で叩き付ける。望月がカットに入り、さらにスワンダイブを狙ったフラミータをジャンピングキックで蹴落とすと、雪崩式ブレーンバスターを狙う。
しかし望月を叩き落としたフラミータはロープを歩いてキッドにドロップキック。さらに望月にも攻撃していって倒れたところにその場飛びムーンサルト。だが、望月もぱあーボムの体勢にT-Hawkをリバースで投げるとローキック。T-Hawkもウラジゴク(=リバースみちドラII式フェースバスター)で投げると逆水平チョップから頭を叩く。
怒った望月は串刺し攻撃を狙ったT-Hawkを追走して串刺しフロントキック。さらにT-Hawkの頭を何度も叩いてから盛り上がれ!(=超高層雪崩式フランケン)。さらに望月の串刺しフロントキックからキッドの619、さらに望月の顔面ソバットからバズソーキック。
カウント2で返したT-Hawkはキッドのウルトラ・ウラカン・ラナを防御すると、望月をナイトライド(=裏ハイジャックバックブリーカーからのシットダウン式アイコノクラズム)で叩き付けるがカウントは2。フラミータもコーナーに登ったキッドにジャンピングハイを叩き込んで動きを止めると、新技のロミーナ(=キン肉大移動)を決めて3カウント。
T-Hawkは「久しぶりに音信不通だったフラミータがメキシコから帰ってきて、今日ミレニアルズ全勝です! この勢いでどんどん上にあがっていこう。もう1つ、俺、思うことがあるんだ。元ベテラン軍のゾンビども。俺はお前ら全員気に食わないけど、とくに1人気に食わない奴がいるんだよ。CIMA。俺はとことんお前を狙っていくからな。あと個人的に喧嘩を売りたい奴がいる……これからもミレニアルズから目を離すんじゃねぇぞ! アディオス!」とマイクアピール。
<試合後コメント>
T-Hawk&フラミータ
T-Hawk「おっしゃ、フラミータ! フラミータ帰ってきてミレニアルズ、今日は全勝だ。おい、いいか? ベテラン軍のゾンビども、お前ら全員気に喰わないけどな、俺は特にCIMA、お前を狙っていくからな。そしてもう一人! 俺は個人的に気に食わない奴がいるんだ。そいつにはどんどん仕掛けていくからな! アディオス!」
――最後のは新技?
フラミータ「Rominna」
――ブレイブ戦に向けて?
フラミータ「フラムフライだけでなく、出していける技」
第6試合
メインの6人タッグ4WAYマッチは最後の1チームが勝ち残るまで試合が続く勝ち残り戦。リング上に12人の選手が揃っただけで壮観だが、カゲトラ、Kzy、戸澤、YAMATOの先発で試合開始。控えの選手も含め、四方八方を警戒しなくてはならないこの試合。
戸澤とKzy、YAMATOとカゲトラがそれぞれやり合ってから、四つ巴の力比べと思わせておいて横一列に並んでウェーブ。レフェリーも含めた5人でウェーブを披露したあとにYAMATOがロープに飛ぶが、ほかの3選手がトリプルドロップキック。
続いてハルク、土井、吉野、神田が入ってくると、いきなりトップギアのスピードで吉野が土井に旋回式ネックブリーカー(スリングブレイド)。続いて神田がほかの3選手にマンハッタンドロップを次々と決めてジョン・ウーを狙ったが、逆にトリプル・ジョン・ウーで迎撃されてしまう。土井が吉野をキャメルクラッチに捉えると、そこにハルクが勢いをつけて走り込むが、吉野ではなく土井にカカト落とし。
そして鷹木、サイバー、清水、ススムがリングイン。一人だけパワーファイターではないススムは頭を抱え込む。さらに四つ巴の力比べも劣勢だったが、下から捻りあげて反撃。しかし、そこからサイバーと清水がパワーではね飛ばしてタックル。
サイバーが清水をボディスラムで叩き付けると、ススムが鷹木にジャンボの勝ち!。さらに清水にもジャンボの勝ち!からエクスプロイダー。神田が清水にエルボーを打っていくが、清水は逆水平チョップ一発でなぎ倒すと、ブロックバスターで投げ捨てる。ハルクがスリーパーに捉えると、その後ろからYAMATOがスリーパー。
しかし戸澤がYAMATOを引き剥がし、MONSTER EXPRESSでYAMATOを集中攻撃。そこにジミーズも加勢していくと、Dia.HEARTSもYAMATOの左腕にハンマーを落としていく。
最後は吉野がダイビング・フットスタンプをYAMATOの左腕に落とす。清水が鷹木をブレーンバスターで投げると、土井がカバー。清水が土井を捕まえると、Kzyが走り込むが、土井はカウンターエルボー。さらにサイバーがフィストドロップを落とすと、土井が首4の字固め。そこにカゲトラが首4の字固めを決めると、YAMATO、吉野と数珠つなぎになる。
そして清水が全員をステップオーバーして逆エビ固めに捉えるが、仲間のKzyに一番のダメージが……。落ち込む清水を尻目に鷹木がKzyをブレーンバスターで投げると、戸澤がマシンガンチョップ。さらにグーパンチ無双でリングを一周。勢い余って鷹木にもグーパンチしてしまうが、ハグをして許してもらう。
鷹木はKzyをツームストンパイルドライバーで叩き付けると、グーパンチ、逆水平チョップ、ショートレンジラリアット。しかしパワーボムを狙ったところをXファクターで切り返したKzyは清水にタッチ。ボディスラム無双で次々と叩き付けていった清水はだが、戸澤がバイシクルキックで場外に追いやる。
するとサイバーが戸澤に襲いかかり、リフトアップしてから場外に投げ捨てる。ここから城が乱闘へ雪崩れ込む。南側の通路で土井とススムが戸澤とハルクを投げつけると、鷹木とYAMATOはバルコニー席で揉み合う。
吉野はなぜかGammaを引きずり回すが、逆に唾攻撃を浴びてしまう。さらになぜかしゃちがMAD BLANKEYに捕まってしまい、リング上で袋叩きにされてから胴上げされて落とされる。MAD BLANKEYはさらに戸澤を踏みつけると、土井がコーナーカバーで殴打。さらにサイバーが剥き出しになったコーナーに金具にリフトアップスラムで投げつける。
「サイ・バー・コング」とRVDばりにポーズを決めたサイバーは、パットボトルで何度も殴打。完全に捕まってしまった戸澤。サイバーがジャンピング・ボディプレスを投下すると、ススムも襲いかかるがブレーンバスターで投げた戸澤は、神田にバイシクルキックを叩き込み、カゲトラも蹴散らすとようやく鷹木にタッチ。
サイバーをバックドロップで投げ、YAMATOをラリアットで場外に追いやると、神田、戸澤、Kzyが3人同時トペを発射。さらにススムも場外ダイブすると、カゲトラ、吉野が連続でケブラーダ。鷹木がハルクに「行けよ」と指示するが、ハルクもムッとした表情で突き飛ばす。しかし2人同時にロープに飛ぶと、ハルクのトペと鷹木のトペコンを同時発射。
清水もロープに飛ぶが、場外から問題龍が足をすくって場外ダイブを阻止。リングに戻ったKzyがカゲトラにB-BOY(=前方回転式ネックブリーカー)を決めると、土井が入ってきてKzyと連係攻撃。
そこからコーナーに登ったKzyだが、土井がロープを揺らして転落させる。Kzyが土井に襲いかかると、吉野が反射的に土井と合体して土井吉の合体攻撃が炸裂。YAMATOと戸澤のエルボー合戦から技が決まる度にナルシスポーズ。サイバーと神田も飛び込んできてナルシスポーズを決めたが、鷹木は拒否。
神田がそんな鷹木にジョン・ウーを決めると、YAMATOが飛び込んできて串刺しドロップキック。さらにMAD BLANKEY全員でトレイン攻撃を決めてからサイバーがダイビング・エルボードロップ。戸澤が救出すると、吉野がサイバーにアナザースペース。しかし吉野のススムがデスバレーボム。
神田がコーナーに登るが、Kzyが足止めすると、ハルクとKzyの連係攻撃から清水がバックフリップ。さらに清水はサイバーとのラリアット合戦に打ち勝ってみせる。だが、YAMATOがKzyに串刺しドロップキックから垂直落下式ブレーンバスター。さらにサイバーがサイバーボムを狙うが、どうにか脱出したKzy。しかしカウンターでファイヤーサンダーを決めたサイバーはパイナップル・ボンバー。
カウント2で返したKzyだが、YAMATOがボード攻撃。すかさず土井がDOI555からロープに飛ぶが、清水がのど輪で捕まえると砲丸投げスラム(=砲丸投げポーズからのチョークスラム)を決めて3カウント。MAD BLANKEYの敗退が決まると、怒ったCIMAが土井にストンピング。YAMATOが止めに入ったが、MAD BLANKEYに不穏な空気が漂う。
その間に清水はハルクに砲丸投げスラムを狙うが、吉野がカットしてMONSTER EXPRESSが清水にトレイン攻撃。さらに吉野が超高角度ミサイルキックを発射。だが、神田が旋回式サイドバスターを決めると、ススムがジャンボの勝ち!。そこにハルクが入ってきてカゲトラにフラッシュ・バーン(=バック転しながら相手を叩き付ける変型水車落とし)からファースト・フラッシュ(=頭部へのソバット)。
さらに清水が砲丸投げスラムを狙うが、カゲトラは影縫(=カウンター式変形首固め)で切り返す。カウント2で返した清水はカゲトラのウラカンをシットダウン・パワーボムで切り返す。
カウント2でカットされるとKzyがコーナーに登るが、戸澤が追いかけていって最上段から雪崩式ブレーンバスター。そこからMONSTER EXPRESSが「オイ! オイ!」と気合いポーズからKzyにトレイン攻撃。ジミーズもこれに続くが、ススムがかわされてしまう。そこに清水がラリアットで向かっていくが、打ち勝ったのはススム。鷹木も走り込んでくるが、Kzyがスカイデ・スクールボーイ(=東金クラッチ)。
しかしカウント2で返した鷹木はリフトアップスラムから鷹の爪(=変型横十字固め)で抑え込んで3カウント。これでDia.HEARTSも失格。
ススムのラリアットと神田のジョン・ウーを同時に戸澤に決めると、ススムが串刺しラリアットから戸澤をコーナーに乗せて雪崩式エクスプロイダー。そこにカゲトラと神田が時間差でダイビング・エルボードロップを投下。戸澤もカゲトラをジャーマンで投げ捨てると、鷹木がパンピングボンバー。カウント2で返したカゲトラだが、鷹木はMADE IN JAPAN(=ギロチン式ラストファルコンリー)を狙う。
これを丸め込みで切り返したカゲトラだが、カウント2で返した鷹木は今度こそMADE IN JAPAN。しかしカウント2でカットされると、吉野がトルベジーノ。ソル・ナシエンテを狙った吉野をカゲトラが丸め込むが、カウント2。吉野はもう一度トルベジーノを狙ったが、カゲトラはこれを車懸りで切り返して3カウント! 6人タッグ4WAYマッチを制したのはジミーズ!
エンディング
殊勲のカゲトラは「後楽園のメインイベント、ジミーズが勝ったぞ! オイ、どうせよジミーズが負けると思ってただろお前ら。そうはいかねぇよ。俺たちだって地味なりに意地があるんだ! オイMONSTER、今日の結果を見ろ! 勝ったのはどのユニットだ? 俺たちジミーズだ!」と叫ぶと、ススムが「いまMAD BLANKEYは大量増員して勢力拡大、Dia.HEARTSはドリームとトライアングル、MONSTERはブレイブとツインゲート、俺らジミーズは何にもない。お笑い(ゲート)すらないよ! でも俺らにも意地がある。今日カゲ、誰からフォール取った? 吉野からいったな。カゲ、久しぶりに元祖ジミーズで吉野&しゃち、お前らが持ってるツインゲートに挑戦させろ!」と吉野&しゃちの持つツインゲート王座への挑戦を表明。
それを聞いた吉野が「オイ、ジミーズ。しかもカゲトラ、お前に負けるとは思わんかったぞ。でもこの後楽園のメインイベント、6人タッグ4WAYの最後、お前に3カウント取られたのは俺や。俺は何も言い訳せんぞ。カゲ、ススム、ツインゲートに挑戦させろやと? 俺がこの場でNOと言うと思ってんのか? でもな、よく聞けよ。これはタッグのベルトや。俺一人のベルトやない。俺の一存では決められへんのや。いま話題のハスキーボイスレスラーがひと言あるんちゃうんか? 俺は今日、カゲに3カウント取られた。俺はこいつらの挑戦受けたいと思っている。アミーゴ、お前の答えを聞かせてくれ」と言うと、しゃちがハスキーボイスで「アミーゴがやられて、俺は黙っていられねぇんだよ! ツインゲートの挑戦、やってやろうじゃねぇか! ただし、俺ら苦労して獲ってベルト、そう簡単には渡さねぇからな!」と元祖ジミーズの抽選を受諾。
早速八木本部長がその場で4.9後楽園で吉野&しゃちvs.ススム&カゲトラのツインゲート戦を決定する。すると鷹木が「俺たちはDia.HEARTSに、しかも俺がKzyにテクニックで勝ったよな。お前、俺に体力で負けているのに、技術でも負けたらいいところねぇじゃねぇか。やっぱりお前はDia.HEARTSのお荷物だ!」と挑発。戸澤も「お前みたいなチャラチャラした髪型してるのがあかんのじゃ。鷹木さん見習わんかい!」と挑発していくと、Kzyが鷹木にエルボーで向かっていく。そこに清水が割って入り、鷹木に砲丸投げスラムを狙う。
だが、T-Hawkが入ってきて清水に張り手を見舞うと「オイ、ビッグR! 誰もお前を止めないんだったらな、この俺がお前を止めてやる! 単刀直入に言うぞ。俺とシングルマッチで勝負しろ!」と一騎打ちを要求。しかし清水は「オイ、T-Hawk! お前は何が言いたいのか分からねぇんだ、バカヤロー! もうワケが分からないから俺とお前が1対1でやってやるよ!」と、シングルマッチを要求された清水がT-Hawkにシングルマッチを逆要求。八木本部長は両者のシングルも4.9後楽園で行うことを決定した。
最後はススムが「ジミーズが勝ちましたー! まさかね、このメンバーが僕が勝つとは思わなかったですけど(苦笑)……でも信じてましたよ。カゲ、いつもありがとう。本当にいい奴なんですよ。でも来月、ツインゲート決まりました。先月の後楽園ホールでは僕がドリームゲート獲れませんでした。でも次、ツインゲート決まりましたので、今度こそはカゲとの元祖ジミーズで獲りたいと思いますので期待してください。1月のドリーム獲ったらジミーズ新型トレインやるって言いましたけど、僕がドリーム負けてやれなかったので、次こそは……次、ここで決めますんで! すみません、あれ道具がいるんです。なんで、次、ここの来月、新しいジミーズトレイン、今度こそ決めますので期待していてください。今日は最後までありがとうございました!」と挨拶して締めくくった。
<試合後コメント>
ジミー・ススム
「リング上で言ったことが全てです。地味に」