【試合詳細】5・6 ALL TOGETHER日本武道館大会 海野翔太&清宮海斗&上野勇希vs上村優也&KONOSUKE TAKESHITA&シュン・スカイウォーカー 内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太vsジェイク・リー&デビッド・フィンレー&ゲイブ・キッド スターライト・キッド&なつぽいvsAZM&天咲光由 棚橋弘至&高木三四郎&丸藤正道vsEVIL&成田蓮&高橋裕二郎

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『ALL TOGETHER~日本プロレスリング連盟発足記念・能登半島復興支援チャリティ大会~』
日程:2024年5月6日(月・祝)
開始:16:30
会場:東京都・日本武道館
観衆:4,583人

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●棚橋弘至(新日本)/高木三四郎(DDT)/丸藤正道(NOAH)
8分50秒 EVIL→片エビ固め
[H.o.T]○EVIL(新日本)/成田蓮(新日本)/高橋裕二郎(新日本)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○拳王(NOAH)
9分44秒 P.F.S→片エビ固め
●藤田晃生(新日本プロレス)

▼STARDOMタッグマッチ 30分1本勝負
[チーム両思い]○スターライト・キッド/なつぽい
9分50秒 スター・スープレックス・ホールド
[Queens Quest/02line]AZM/●天咲光由

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○石井智宏(新日本)/関本大介(大日本)
13分15秒 垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め
●ジェフ・コブ(新日本)/マサ北宮(NOAH)

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
エル・デスペラード(新日本)/HAYAT(NOAH)/ニンジャ・マック/MAO(DDT)/○箕浦康太(DRAGON GATE)
13分21秒 片エビ固め
高橋ヒロム(新日本)/ドラゴン・ベイン(NOAH)/アルファ・ウルフ(NOAH)/勝俣瞬馬(DDT)/●YAMATO(DRAGON GATE)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○タイチ(新日本)/KAI(DRAGON GATE)
14分59秒 タイチ式外道クラッチ37
ザック・セイバーJr.(新日本)/●クリス・ブルックス(DDT)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]●内藤哲也(新日本)/鷹木信悟(新日本)/辻陽太(新日本)
17分46秒 FBS→片エビ固め
○ジェイク・リー(NOAH)/デビッド・フィンレー(新日本)/ゲイブ・キッド(新日本)

▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
海野翔太(新日本)/○清宮海斗(NOAH)/上野勇希(DDT)
23分18秒 変形シャイニング・ウィザード→片エビ固め
●上村優也(新日本)/KONOSUKE TAKESHITA(DDT/AEW)/シュン・スカイウォーカー(DRAGONGATE)

能登半島復興支援のALL TOGETHERは衝撃のバッドエンド!棚橋&高木&丸藤のプレジデントタッグがH.o.Tに敗北!タイチがALL TOGETHER開催の意義を問う

第1試合


 HOTが奇襲し場外乱闘。高木が早速ドラマティックドリーム号を入場口から引っ張り出し、花道を走りHOTを轢いていく。
 やっと高木が裕二郎をリングに入れるとゴングが鳴り試合が開始。ボディスラムからコーナーに上りドラゴンリングイン。裕二郎はガットショットから金具がむき出しのコーナーに叩きつけ、苦しむ高木を場外に投げ捨てるとセコンドの東郷がコーナーマットで殴りつけていく。東郷は高木をリングに投げ入れ、裕二郎が金具がむき出しのコーナーに叩きつける。
 裕二郎は首投げからギロチンドロップ。フォールも2。
 裕二郎はEVILにタッチ。

 EVILはバンテージを使ったスリーパー。フォールも2。だが東郷がリングを鳴らしEVILは腕を上げる。
 勝手に試合を終わらせようとするHOTだったが、高木がエルボーもEVILはサミングからコーナーに押し込み成田にタッチ。

 成田はヘッドロックで顔面をロープにこすりつけていき、ロープに飛んでビッグブーツ。キャッチした高木がガットショットから「武道館の皆さん!愛してまーす!」と叫んでロープに飛んでスリングブレイド。高木は丸藤にタッチ。

 苦笑しながら出てきた丸藤は成田の耳を掴んでコーナーに押し込み、シャツを脱がすと胸に逆水平チョップ。さらに串刺しバックエルボーからロープに飛ぶが、成田がガットショットからロープに飛ぶ。丸藤も追走してラリアットでなぎ倒すも、背後からEVILと裕二郎が襲撃しコーナーに振り串刺し攻撃。避けた丸藤が裕二郎を場外に投げ捨てEVILにステップキックから成田の髪を掴んで顔をあげさせると逆水平チョップを打ち込んでいく。成田はチョークで捕らえるも、レフェリーが注意すると丸藤がチョップからロープに飛ぶが、EVILがエプロンから蹴りつけると成田が断頭台。成田はEVILにタッチ。

 EVILは丸藤に見せつけるように逆水平チョップを打ち込んでいき、チョップをフェイントにサミング。コーナーに振ろうとするが、逆に丸藤が金具がむき出しのコーナーにEVILを叩きつけ棚橋にタッチ。

 棚橋は太陽ブローから串刺し攻撃を狙うが、EVILが足を伸ばすとキャッチしてドラゴンスクリュー。
 棚橋がロープに飛ぶが、EVILがレフェリーを盾にすると、サミングからロープに飛ぶ。棚橋もレフェリーを盾にして前蹴りを放つがキャッチしたEVILがレフェリーに棚橋の足をもたせると急所蹴り。
 裕二郎と成田が棚橋をコーナーに振ってトレイン攻撃。
 EVILと成田が足を掴んで開かせると、東郷がコーナーに登りパイプカット。EVILはフォールも2。
 東郷はスポイラーズチョーカーも、高木がカットしスタナー。丸藤が裕二郎にトラースキックから高木がスタナー。成田にも丸藤がトラースキックから高木がスタナー。
 EVILはレフェリーを盾にしてから金的を狙うが、高木と棚橋がキャッチすると丸藤がフックキックを叩き込み、高木がスタナーから棚橋がロープに飛んでスリングブレイド。フォールも裕二郎がカット。
 棚橋はコーナーに登るが、SHOと金丸が乱入しSHOがレフェリーの注意を引き金丸が棚橋の顔面にウイスキーを噴射。

 成田のプッシュアップバーとSHOのレンチのサンドイッチ攻撃から、EVILがEVILを叩き込みフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>

丸藤正道&高木三四郎&棚橋弘至
※棚橋はインタビュースペースに入ってくると壁に額をつけて寄りかかり、それを高木と丸藤がいたわる。
高木「社長! 大丈夫ですか、社長!」
丸藤「すみません! すみません!」
棚橋「(正面に向き直って)あー、悔しい~! 申し訳ない!」
高木「いや、すみません!」
棚橋「またやりましょう! このままじゃ終われないよ」
丸藤「もっと、しっかり厳重に(※介入を)警戒しながらやりましょう。こっちもセコンドつけましょうよ」
棚橋「ですね。何でもアリでやりますか」
丸藤「やりましょうよ! 金丸あの野郎! 金丸だけは許さねえぞ俺は!」
棚橋「(※丸藤の腰に手をやって)もう1回見たい!」
丸藤「金丸の野郎! 金丸だけは許さん!」
棚橋「俺もEVILだけは許さん」
高木「何であそこにディック東郷がいたんだ? 引退したはずじゃねえのかお前! ふざけんじゃねえぞあの野郎!」
棚橋「社長トリオでオープニングマッチを飾れなかったのは悔しいけども、今回『ALL TOGETHER』を開催できたのはとてもうれしいことだから、今後の展開をね、社長目線で、副社長目線で、大社長目線で見ていきましょう」
高木「やりましょう」
丸藤「横の連係で」
※3人口々に 「やりましょう!」
丸藤「(※立ち去りながら)金丸の野郎! お前は許さんぞ! 金丸は絶対に許さん!」

EVIL
「(※手をパンパンと叩いて現れて)ヨーシ、いっちょう上がりだ、この野郎。棚橋、丸藤、高木三四郎、お前らはよ、やっぱりプロレス界の三大恥さらしだってことをよ、今日証明してやったまでだよ、なぁオイ。棚橋よ、オメーが偽モンだってことはよ、今日やっぱり全員わかったんじゃないか、オイ? 今日はそれまでだよ。わかったか。よく覚えておけ」

第2試合


 入場した拳王がエプロンに上がるなり藤田がドロップキックを叩き込み、トペ・コンヒーロを放ち試合開始。
 リングに投げ入れた藤田がスワンダイブも、拳王が避けて走り込むが藤田がカウンターのブレーンバスター。さらにPKからフォールも2。

 藤田はバックを取るが、拳王はロープを掴んで耐える。藤田はロープに飛ぶが拳王はミドルキックで蹴倒すと、場外に投げ捨てボディスラム。顔面を踏みつけ挑発し、リングに投げ入れフォールも2。

 拳王はストンピングから顔面を蹴りつけ、起き上がった藤田がチョップを打ち込んでいく。ランニングチョップを打ち込むと痛がる拳王だったが、拳王はミドルキックで蹴倒し逆エビ固め。藤田はロープを掴みブレイク。

 拳王はストンピングを落としていくが、立ち上がった藤田はチョップ。拳王はソバットも、藤田がチョップを返すと拳王はローキックからロープに飛ぶ。藤田がカウンターのレッグラリアートで迎撃し、串刺しチョップからエプロンに降りてスワンダイブミサイルキック。フォールも2。

 藤田はバックを取るが、拳王は足を刈って倒しアンクルホールド。藤田が切り返してヘッドロックも、突き飛ばして逃れた拳王が水面蹴りから背中にフットスタンプを投下し、ロープに飛んで後頭部にランニングニー。フォールも2。

 拳王は蹴暴も、藤田は立ち上がり髪を掴んで睨みつけるとエルボー。拳王は左右のビンタからハイキックを打ち込み、ミドルキックから蹴暴。フォールも2。

 拳王はコーナーに上り、PFSを投下するが避けた藤田がニールキック。両者ダウン。

 藤田は引き起こすと延髄切りも、避けた拳王がアンクルホールド。抜けた藤田が走り込んできた拳王に飛びつき胴締めフロントネックで捕らえる。
 拳王は力任せに投げようとするが、着地した藤田に輪廻。ロープに飛ぶが、藤田はカウンターのジャーマンスープレックスホールドも2。

 藤田は投げようとするが、着地した拳王がハイキック。避けた藤田がバックロールクラッチも2。

 藤田が走り込むが拳王がハイキック一閃。フォールも2。

 拳王はコーナーに上り、PFSを投下し3カウント。

 拳王は握手を求めるが、藤田はビンタを叩き込みリングを後にした。

<試合後コメント>

拳王
「オイ、藤田晃生! お前めんどくせえんだよ! オイ、藤田、最後オレは今までやりやったけど、とりあえず今日はプロレスのチカラを見せるってことで、みんなに見せるため、そして藤田のことを認めたため、握手を求めてただろ? それにな、また張り手かよ! オイ、もう一度言ってやるよ! 藤田、テメーめんどくせえんだよ! まあな、めんどくさいのは抜きにして、藤田、お前はヤングライオン? なんか調べたらヤングライオン卒業しているんだよな? おお、それぐらいのキャリアでよくオレに食らいついてきた。そこは認めよう。やっぱりな、このように『ALL TOGETHER』、全団体が集まるところで何かひとつ“光るモノ”、藤田晃生は持ってんじゃねえかよ。オイ、いいか? それはな、オレがノアに持ち帰ってやるよ! ノアの若手たち聞いておけ。藤田みたいに噛みついて来いよ。そうしないとプロレスまったく面白くならねえだろオイ? オイ、いいか? ノアのヤングボーイたち、藤田を見習え。今日はオレがあのくらい食らいつく若者がいるっていうところを、ノアに持ち帰ってやる。そして藤田、新日本プロレス、あぐらをかいて見てんじゃねえぞ。いつかな、テメーらを追い越してやる。まず今日は、藤田晃生アッパレだよ」

藤田晃生
「おいちゃん……いや、拳王だな……。アンタと闘って感じたことを言おうと思ったけど、ぜんぶ飛んじまった。ただな、アンタとの試合もう一回やりたい。シングルでもう一回やりたい。アンタがどう思うか知らねえけど、このままで終わらす気はねえぞ。拳王の首を刈り獲るまで、強くなるからな。楽しみにしておけ!」

第3試合


 先発はAZMとキッド。ロックアップをスカしたAZMがソバットからロープに振り、キッドが走り込むもAZMがロープに飛びのりブーメランアームホイップ。すぐにカサドーラもキッドは立ち上がりドロップキックを放つが、避けたAZMがロープに振るも、キッドが飛び越えるとAZMが足を刈ってロープに飛んで低空ドロップキックを叩き込む。AZMは天咲にタッチ。

 天咲とAZMはロープに飛ぶが、キッドが天咲を、なつぽいがAZMの腕をとって投げ捨て低空ドロップキック。
 さらにその場飛びムーンサルトとその場飛びフェアリアルギフトをそれぞれに投下しフォールも2。
 キッドはストンピングからなつぽいにタッチ。

 なつぽいはヘアーホイップ連発から首投げで倒し、ロープに飛んで後頭部に低空ドロップキック。フォールも2。
 なつぽいはロープに振るが、天咲は飛びつきDDT。天咲はAZMにタッチ。

 AZMはリングに飛び込むが、なつぽいが避けるとキッドがガットショットからコーナーに振りトレイン攻撃を狙う。AZMは避けるとなつぽいにソバットからキッドの腕を掴んでコーナーを駆け上がり、二人まとめてホイップするとまとめてドロップキックで吹っ飛ばす。フォールも2で返されると脇固め。なつぽいはロープに足を伸ばしブレイク。
 なつぽいはソバットも、ガードしたAZMが水面蹴り。ジャンプして避けたなつぽいにAZMはミドルキックも、キャッチしたなつぽいが顔面にトラースキックからぽい捨てジャーマン。
 なつぽいは串刺し攻撃も、AZMがエプロンに飛んで避けると天咲の串刺しドロップキックとAZMのハイキックのサンドイッチ。AZMがロープに飛ぶが、なつぽいが丸め込むも切り返しあいに。
 なつぽいがラ・マヒストラルを狙うもAZMがあずみ寿司。これをなつぽいが切り返してフォールも2。なつぽいはキッドに、AZMも天咲にタッチ。

 キッドがドロップキックを避けてアンクルホールドを狙うが、切り返した天咲がヘッドロックからロープに飛んでドロップキック。
 天咲は串刺しバックエルボーからロープに飛ぶが、追走したキッドを天咲はカウンターのDDT。フォールも2。

 天咲はロープに飛ぶが、キッドが低空ドロップキックからマフラーホールドで捕らえるがAZMがカット。
 なつぽいがAZMを排除しうつ伏せになって足を伸ばすが、そこへAZMがダイビングフットスタンプ。天咲がキッドへスクールボーイからの低空ドロップキック。
 AZMと天咲がロープに振ろうとするが、キッドがAZMをロープに振って天咲にソバット。キッドはAZMに走り込もうとするが、AZMはエプロンに降りて場外のなつぽいへサッカーボールキックを叩き込む。天咲がキッドの背後からスクールボーイも2。
 キッドはラリアットも、腕を巻き込んだ天咲がハンマーロック式のDDTからロープに飛んでスイングDDT。フォールも2。
 天咲が天聖を狙うが、キッドがスクールボーイからのマフラーホールド。天咲はロープを掴みブレイク。
 なつぽいがうつ伏せで足を上げ、キッドが踏み台にしてその場飛び不知火からフォールもAZMがカット。
 キッドは旋回式ボディプレスを投下するが、避けた天咲が丸め込むも切り返し合戦へ。お互い2で返すと、天咲が天橋立もなつぽいがカット。
 AZMがなつぽいを投げようとするが、なつぽいはトラースキックで迎撃し、キッドとともに合体ジャーマンで迎撃。
 キッドはコーナーに上り、旋回式ボディプレスからフォールも2。
 キッドはスタースープレックスホールドで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

スターライト・キッド&なつぽい
キッド&なつぽい「(※声を合わせて)ヨッシャー!」
キッド「日本武道館! チーム両…」
キッド&なつぽい「(※手のひらで2人でハートを作り、声を合わせて)思いーッ!」
キッド「勝ったーッ! 全部練習したことが上手く決まったんじゃないの?」
なつぽい「全部上手くいったね! さすがウチら、チーム両思いーッ! フーッ! いやぁ、日本武道館、広いね!」
キッド「凄いお客さん」
なつぽい「私はね…あのキッちゃんもかな? 人生で2回目の日本武道館だったんだけど、その時もね、1回目の時もAZMさんからハイスピードのベルトを獲ったのはここなんですよ。そして今日もAZMさんのチームから勝って、(※拍手しながら)ハッピー!」
キッド「いやぁ、なかなか楽しかったね、ハハハハ!」
なつぽい「楽しかった。そうだよね!? ね!? これで終わりじゃもったいないなって、ちょっと思っちゃった」
キッド「まあせっかくなら、スターダムのリングでやっちゃってもいいかなって」
なつぽい「やりたいな。これで終わらせるのもったいない」
キッド「とにかく、次はスターダムのリングでやらせてもらっちゃったりして!」
なつぽい「して!」
キッド「まあ今日は『ALL TOGETHER』、楽しかったです。また是非『ALL TOGETHER』あるなら、呼んで?(笑)」
なつぽい「ぽい! バイぽーい!」
キッド「(※引き上げながら)バイぽーいって何?」

AZM&天咲光由
AZM「(※天咲に肩を貸しながらやって来て)はい、スターダム、『ALL TOGETHER』初参戦ですかね? はいはい、まあ初参戦で将来のナンバー1タッグ屋として出られたことは凄く光栄なんですけど、まあ負けちゃったね。今回は2人に花をあげたということで、まあまた『ALL TOGETHER』が組まれる時があったら、私はキッドと闘いたいな、また。そこんとこよろしくお願いします。ありがとうございました」

第4試合


 先発は関本とコブ。ショルダータックルのぶつかりあいからコブがガットショットを叩き込み投げようとする。着地した関本にバックエルボーからロープに振ってのショルダータックルのぶつかりあい。これを制したコブがコーナーに叩きつけ北宮にタッチ。

 北宮は相手コーナーに投げ捨て石井を要求し、関本は石井とタッチ。

 エルボー合戦から北宮がダブルチョップ連発。石井もチョップ連発でコーナーに押し込み挑発する。コーナーに振って走り込むが、北宮がショルダータックルで迎撃しセントーンを投下。北宮はコブにタッチ。

 コブはブレーンバスターの体勢からコーナーに叩きつけ、背中に乗ってサーフィンのように挑発。コブは北宮にタッチ。

 チョップの打ち合いから石井がチョップ連打。受けきった北宮がダブルチョップで倒し投げようとするが、耐えた石井をロープに振ろうとするが石井が逆にバックドロップ。
 石井は関本にタッチ。

 関本は北宮にショルダータックルからエプロンのコブに走り込む。だがコブがエルボーから投げようとするが、関本がブレーンバスターで叩きつける。さらに北宮に串刺しスピアーからブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
 関本はアルゼンチンで担ぎ、カットにきたコブに投げつけていく。
 関本は北宮にストンピングからチョップ。さらにエルボーからラリアットも、受けきった北宮がラリアット。ラリアットの相打ちから関本がヘッドバッドを叩き込みロープに飛ぶも、北宮が避けてラリアット。避けた関本が投げ捨てジャーマンも、立ち上がった北宮がスピアー。両者ダウンしタッチ。

 コブと石井がショルダータックルのぶつかりあいからエルボーの打ち合いへ。石井が投げようとするが、コブが投げようとすると石井が着地。コブがコーナーに下がって潰して逃れると、ショートレンジ串刺しラリアットから串刺しエルボースマッシュ。さらに投げ捨てアスレチック・プレックス。フォールも2。
 コブはブレーンバスターも、立ち上がった石井が投げ捨てジャーマン。コーナーに振って走り込むがコブが避けると関本がコブへエルボー。石井がコブの背後からエルボーを打ち込み、サンドイッチローリングエルボーからサンドイッチラリアット。コブが避けて同士討ちさせると北宮がダブルラリアットも、受けきった関本と石井をコブがまとめてバックドロップ。北宮がまとめてスピアーからロープに飛び、北宮が関本にセントーン、コブが石井にその場飛びムーンサルトの同時投下。フォールも2。
 石井がエルボー連打もコブがドロップキックを叩き込みフォールも2。
 コブがロープに振るが、石井がロープを掴んでタイミングをズラすと4人でのショルダータックルのぶつかりあいに。これを関本とコブが制するが、今度は次々ラリアットでのなぎ倒しあい。ボディアタックのぶつかりあいから全員ダウン。
 コブがエルボーも石井がヘッドバッド。コブのトラースキックをキャッチした石井がエルボーで倒す。
 北宮が走り込み石井にフェイスバスターから投げようとするが、石井が耐えるとバックを取り、関本が眉山で投げ捨てる。
 関本はコブにスピアーも、キャッチしたコブがナックルから石井にアスレチック・プレックス。フォールも2。
 コブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うが、石井が耐えると関本が延髄切り。石井も延髄切りから関本がラリアットでなぎ倒し、石井がロープに飛んでスライディングラリアットからフォールも北宮がカット。
 石井は投げようとするが、耐えたコブがツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、ヘッドバッドの応酬から石井が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し3カウント。

<試合後コメント>

石井智宏&関本大介
関本「石井さん、ありがとうございました!(※と、石井と握手)」
石井「関本とは2000年代初期からさんざんやり合って、さんざんボコボコにしたな。そして俺もボコボコにされたな」
関本「ありがとうございます。俺と石井さんは心で通じ合ってんだよ」
石井「ま、組んだらこんだけ心強いパートナーいねえよ。また機会あったら暴れるか」
関本「よろしくお願いします」
石井「それから、コブ。オメーとはシングル何年もやってねえな。そろそろいくか。俺もウズウズしてきた。それと北宮! リング上で言ってたな、お前。『もう一回シングルでやれ』って。言ってんだろ、オメーのその持ってるカード、オメーがいつでも使えって。そしたらやってやるよ。そして関本、俺がいたらオメー、気ぃ使って何も言えねえだろう。好きにしゃべれ(※と、先に立ち去る)」
関本「ありがとうございます!(※と、石井を見送って) まぁ、2人とも、いいか。ジェフ・コブ、俺は2019かな、『Battle Of Los Angeles』で負けてるからな。俺は覚えてるからな。テメー、リベンジしてやる、覚えとけよこの野郎。マサ北宮! この野郎、いい調子じゃねえかこの野郎! オイ、お前を完膚なきまでにぶっ潰してやる。この野郎、覚えとけ!」

マサ北宮&ジェフ・コブ
※北宮とコブは一緒にインタビュースペースに入ってくるが、コブは床にひざまずく。
北宮「石井! タッグマッチじゃやり足んねえ! 1月2日、有明で負けた借り、返させてもらうぞ。俺はノってんだ! リベンジマッチ、組めこの野郎、石井!」

コブ「トモヒロ・イシイ! 今日の試合はお前に勝ちを許したかもしれない。俺のパートナーは? (※と言って、バックボードをめくるなどしてマサ北宮を探すと、セコンドのニューマンが『もういない。帰ったよ』)ゴメンナサイ。俺が負けを受け入れる。大切なのは、イシイ、あの男(マサ北宮)のことだ! どこ行った? 俺を追いかける前に、アイツのことを心配するんだな! イシイ、数日後に俺はAEWのヤツとデートをすることになっている。そいつは神にかけてどんな犠牲を払うこともいとわない。ランス・アーチャーだ! ヤツはオールドスクールの新日本プロレス・スタイルでやると言った。アメリカン・サイコ! アイツはいつも『誰もが死ぬ』と言いやがる。ああ。クソ! それを実感するのは凄くキツイだろうな!?
お前がバックシートで、ケータリングやら凄くおいしいブラウニーやらステーキやチキンなんかを食べながら、そこに座っているのはわかってる。親指を動かし、Twitterマシーンを操作して、AEWダークのヤツらとチームを作ってるんだろ。お前のケツを暗闇から光の中へ引きずり出す時が来た。名誉ある15分間だ! ランス・アーチャー! お前が俺の努力や俺のベルトや俺の会社の名で、お前自身の名を成すことはない! ランス・アーチャー、お前は『誰もが死ぬ』と言った。お前は俺の挑戦を受け入れたのだから、お前の神に会う準備をしておくんだな! そしてイシイ、(※ビデオカメラマンに)こっちだ、カメラガール! イシイ、片付いて準備ができたら相手をしてやる。イシイ、アホなベイクドポテトのケツ野郎。ミスターポテトヘッド。平手打ちし、腕を取って投げ飛ばし、頭も飛ばして、ヒゲもぶっ飛ばしてやる! ミスター・ポテトヘッド。おいしいフライドポテトを作るところだ」

第5試合


 先発はヒロムとMAO。じっくりと距離を見合うと、全員がリングに上がり睨み合う。乱戦からリングにはヒロム&YAMATOとマックが残り、マックをロープに振ってダブルのショルダータックルで倒すと2人で自分の髪を撫でてナルシストアピール。
 MAOとデスペがYAMATOを排除し、ヒロムにデスペがエルボーから2人でロープに振ると、デスペが双手刈りからMAOがデスペを飛び越えてのギロチンドロップ。
 ウルフがMAOとデスペをまとめてミサイルキックでふっ飛ばし、ウルフが串刺し攻撃を狙うがMAOがショルダースルーでエプロンに落とす。だがベインが串刺しラリアットからウルフがエプロンからデスペにエルボー。ベインがMAOを担ぎカミカゼで叩きつけると、ウルフがそこへムーンサルトを投下する。さらにベインがウルフを踏み台にしてデスペに串刺し低空ドロップキックから、ウルフがベインをホイップし、ウルフの肩を踏み台にMAOにムーンサルトを投下。
 箕浦がベインをバックドロップからウルフにも水車落とし。場外に転がった選手たちへ、マックがニンジャスペシャルを狙うが勝俣が立ちはだかり握手を要求。マックがその手を握ろうとするとスカして「熱波WER!」と叫ぶと、唖然とした場内の空気を読んでHAYATAが勝俣を場外に投げ捨てる。
 改めてマックがニンジャスペシャルを狙うも、場外からヒロムとYAMATOがカット。
 YAMATOがマックのマスクに手をかけるが乱戦になり、エストレージャの体勢からMAOとヒロムが中央で睨み合うとMAOが右ストレートを叩き込んでフォールも全員でカット。

 ヒロムをコーナーに振ってトレイン攻撃から、デスペとMAOがダブルのアームドラッグ。マックがそこへニンジャ・スプラッシュからフォールもYAMATOがカット。マックは箕浦とタッチ。

 箕浦はヒロムの顔面を踏みつけ、コーナーに振ろうとするが逆に振ったヒロムが走り込むも、箕浦は足を伸ばしてカットしロープに飛んでラリアット。避けたヒロムがロープに飛ぶが、箕浦はジャンピングエルボーで迎撃。フォールも2。
 箕浦はコーナーに叩きつけHAYATAにタッチ。

 HAYATAはヘッドロックからロープに振ってショルダータックル。さらにロープに飛ぶとリープフロッグを狙ったヒロムにマンハッタンドロップからロープに飛んで側頭部にドロップキック。フォールも2。
 HAYATAは髪を掴んで引き起こすが、ヒロムが突き飛ばすとデスペがHAYATAの背中にタッチ。

 デスペはエプロンの選手を次々落としていき、ヒロムが交互にチョップを打ち込んでいくがダブルのガットショットからロープに振ってダブル攻撃を狙う。だがヒロムが同士討ちさせるとデスペの足をHAYATAの肩にかけてふりまわし、コルバタのようにHAYATAを投げさせる。
 ヒロムはレフェリーを担いでデスペの肩に足を乗せると、振り回してコルバタをさせる。
 ヒロムはベインにタッチ。

 ベインはHAYATAとデスペにハンドスプリングエルボーから、ウルフがベインをホイップするとベインはミサイルキックで場外に吹っ飛ばす。さらにマックも変形ティヘラで投げ捨てると、ウルフがデスペに串刺しエルボーからベインが串刺しラリアット。さらに合体キャノンボールから勝俣にタッチ。

 勝俣がリングに入ろうとするとデスペはロープを蹴り上げて急所攻撃。デスペはMAOとタッチ。

 MAOもロープを蹴り上げて急所を追撃すると、首投げからスリーパー。抜けた勝俣をMAOはスリーパーで再度捕らえようとするが、勝俣は強引にバックドロップからロープに飛ぶ。MAOはレフェリーを突き飛ばして壁にすると、レフェリーを踏み台にしてのダイビングバックエルボーから投げようとする。逆に勝俣がブレーンバスターからフォールも2。
 勝俣は髪を掴んで引き倒し、ロープに飛ぶがMAOはカウンターのみちのくドライバーII。MAOは箕浦と、勝俣はYAMATOとタッチ。

 YAMATOがガットショットからチョップを打ち込み、箕浦のラリアットを避けて水車落とし。フォールも2。
 YAMATOは投げようとするが、着地した箕浦にバックエルボーからロープに飛ぶが、箕浦がエルボーからロープに飛ぶ。YAMATOが追走ニーからロープに飛ぶが、箕浦がジャンピングニーで迎撃。
 場外に転がったYAMATOを見て箕浦が「俺飛べないから誰か飛んで!」と要求し、MAOとデスペがリングに上がるが勝俣がレゴバットを手にリングに上がり、殴りかかるが2人が避けるとエプロンのHAYATAに直撃。
 MAOとデスペは勝俣を場外に投げ捨て、マックがニンジャスペシャルを投下する。
 ウルフとベインがデスペとMAOを場外に投げ捨て、ウルフがベインをホイップしてのトペ・コンヒーロ。ウルフもスワンダイブ・トペ・コンヒーロを投下する。
 リングに戻ったYAMATOが箕浦に垂直落下式ブレーンバスターからフォールも、マックがスワンダイブで突撃しカット。
 勝俣がマックに延髄切りからソバットを顔面に叩き込むも、HAYATAが勝俣にガットショットからロープに飛ぶ。勝俣は「ちょっと待って!」と手を伸ばし、HAYATAに背を向けて観客に向けて「熱波WER!」と叫ぶが、HAYATAは容赦なく後頭部に延髄切り。ベインが走り込んでくるがHAYATAはローリングエルボーで迎撃。だがベインはジャンピングニーからリバースフランケンで突き刺す。
 デスペがベインにスパインバスターからウルフにトラースキックも、カットしたウルフがヘッドバッドからロープに飛んで変形逆打ち。
 ロープに飛ぶがMAOが旋風脚を叩き込み、ヒロムに右ストレートも避けたヒロムがトラースキック。
 YAMATOがコーナーにもたれかかる箕浦に串刺しドロップキックからヒロムがトラースキック。さらに2人で担ぐが、着地した箕浦がバックの取り合いへ。YAMATOが羽交い締めにしてヒロムが走り込むが、箕浦が避けてひろむちゃんボンバーはYAMATOに誤爆。箕浦がそこを丸め込み3カウント。

<試合後コメント>

エル・デスペラード&MAO&箕浦康太
デスペラード「普段顔を合わせてるヤツらとは死んでもやりたくねえことでもよ、こうやってたまにしか顔を合わせられないヤツらとは楽しく出来るよ」
MAO「(※デスペラードの手を握りながら)俺とだったらいつでもいいじゃないですか、ねえ!」
デスペラード「なかなか一緒に組めねえじゃん(※MAOがデスペラードの手を叩き始め)痛い、痛い……」
MAO「来たらいいですよ、いつでも。クリス(・ブルックス)に言っておくんで。出てもいいですよ、『BAKA GAIJIN』」
デスペラード「『BAKA GAIJIN』?(笑)」
MAO「『BAKA GAIJIN』出てもいいですよ」
デスペラード「『BAKA GAIJINか。そうか(笑)』」
MAO「“招待状”がんばって作るんで」
デスペラード「そうか。俺もまだ『BAKA GAIJIN』出たことないから、出なきゃ」
MAO「出たことないから新日本プロレスの事務所のほうに招待状を送っておくので」
デスペラード「そこ通すと出れなそうだけど。“闇営業”はエラいことになるからね」
MAO「そうですね」
デスペラード「ちゃんと筋通しますんで。それはさておき、楽しかったよ」
MAO「楽しかったですね。ALL TOGETHERだ。ちゃんとALL TOGETHERでしたね。僕、宮城県出身なんですよ。だから2011年のときは……」
(※ここで箕浦がコメントスペースに登場する)
箕浦「ありがとうございました」(※3人で握手を交わす)
MAO「ALL TOGETHERだ。(※話を戻し)宮城の中学生だったときに、けっこう地震大変だったんですけど、ALL TOGETHERで僕は夢見て、こうやって今日ここでALL TOGETHERに立つことが出来てメッチャ嬉しいですね」
デスペラード「それはすごく良いことだよね」
MAO「ハイ。メッチャ良いことだったと思います。(※ポーズを決めながら)張るぞ。まあ、続けていれば良いことあるぜ、ミノちゃん」
箕浦「ハイ。こういうところでね、俺は呼ばれるの初めてなんで」
MAO「あー、そう」
箕浦「ホントに緊張もしたし、いろんな人がいたから、“うおおお”って思って」
デスペラード「ハハハハハッ」
MAO「いやいや、堂々たるモノだったよ」
箕浦「まあホントに緊張しましたけど、先輩方の背中を見て色々と学ばせてもらいましたよ」
MAO「学ばせてもらいましたよ」
(※と、言い2人はデスペラードに頭を下げる)
デスペラード「いやいやいや。まあ楽しかった」
MAO「こうやってまたいつか、このALL TOGETHERを見て勇気づけられたっていうガキんちょが大人になって、レスラーになって僕たちの前に立ってくれたら……」
デスペラード「それ素晴らしいね」
箕浦「そうですね」
MAO「なんか嬉しいよねって話でございますよ」
デスペラード「ハイ、(コメント)とても良い感じでまとまったと思うんですが、いかがでしょうか? ちゃんとALL TOGETHERらしい……」
MAO「ALL TOGETHERらしいでしょう!」
デスペラード「ね!」
MAO「あー、デスペさん騙し討ちし忘れた……チッ……。コメント以上だ。誰かクエスチョンマークはないか? ないね。オッケー、ザッツオール。ありがとうございました(※3人で握手を交わす)」
デスペ「(※箕浦に対して)『プロレス総選挙』のときに新日本に噛みついてくれたのは覚えてるんだけど、あの……(※金色の薔薇を指し)コレしか印象ない」
箕浦「ハハハハッ。『コンクルソ』出させてくださいよ」
デスペラード「俺の代わりに出てください」
箕浦「おお! 出ます」

ニンジャ・マック
「『ALL TOGETHER』、なんて大会だ! プロレスのパワーを見せつけることができる。次は、プロレスリング・ノアを代表する屈指のスーパー・ジュニア、ニンジャ・マックを見てくれ!」

YAMATO&高橋ヒロム&勝俣瞬馬
YAMATO「オイオイオイ、どうなってんだ? オイ! どうなってんだ、オイ! オイ、ヒロム! あと勝俣、オイ! お前らのせいでよ、今一番負けちゃいけない箕浦康太に負けちまったじゃねえかオイ! どうすんだい! 誰が責任取るんだコレ? オイ!」
勝俣「(※ヒロムをコメントスペースに連れて現れ)連れてきました!」
YAMATO「オーイ!」
ヒロム「(※YAMATOに向かって)俺は悪くねえだろ“お父さん”! お父さんって言っちゃった!(笑)」
YAMATO「お父さんじゃねえよ」
ヒロム「『おと』まで合ってるから、お父さん言っちゃたじゃねえか! お父さんくらいの歳だろ? 」
YAMATO「そんなことねえだろ!」
ヒロム「そんなことねえか。弟でもねえだろ絶対」
YAMATO「間違いねえ、それは」
勝俣「やめてくださいケンカは」
ヒロム「絶対、弟のせいだって。(※勝俣に向かって)だって見てたでしょ? アレ(羽交い絞め)だってさ、掴んでたら当たったじゃん?」
勝俣「そうですね」
ヒロム「ヒロムちゃんボンバー当たったら、絶対に砕けたわアイツ」
勝俣「YAMATOさん人のせいにしちゃダメですよ」
YAMATO「お前のせいでコントみたいになっちまったじゃねえか!」
ヒロム「オーイ!」
勝俣「(フォール)返せばよかったじゃないですか」
ヒロム「“熱波WER”だ!」
勝俣「“熱波WER”ですよ!」
ヒロム「熱波WER!」
勝俣「熱波WERが足りなかったんですよ」
ヒロム「でも一回も成功してなかったよ熱波WER」
勝俣「そうですね」
ヒロム「熱波WERのせいじゃねえの?」
YAMATO「いや、これ最後……」
勝俣「ちがう! それを止めてくれなかった人たちがわるいんでしょうが!」
ヒロム「(※ブロック玩具バットを指しながら)こんなモノまで使って!」
YAMATO「凶器はよくないぞ、凶器は!」
勝俣「勝つためにだったらいいでしょ?」
YAMATO「熱波WERで(コメントを)締めろ!」
勝俣「熱波WERで締める?(笑) じゃあ、熱波WERで締める! YAMATOさんもヒロムさんもいいですか?(※と、言って2人の腕を掴む) 熱波WERが足りてないから今日負けたんですよ!認めますか?」
ヒロム「ああ。まあ今日のところはやる」
(※YAMATOは頷く)
勝俣「じゃあ。またリングでみなさんに会えるのを楽しみにしているんで、各々のリングでまた頑張ってここで集まって、一緒に熱波WERしようぜ! いいですか、みなさん! いきますよ! せーの、熱波WER!(※と、叫びポーズを決めるが、YAMATOとヒロムは無言で控えめにポーズを決める) やってくれよ!」
YAMATO「やったよ、今」
ヒロム「俺もちょっとやったよ」
勝俣「ちょっとじゃない! 声が足りない! そういうところですよYAMATOさん」
YAMATO「うるせえよ、お前!」
ヒロム「熱波WERのせいだな」
勝俣「ちがいます。やらなかった。今、手だけ」
ヒロム「熱波WERのせいだ!」
勝俣「ちがいます。ヒロムさんのせいです」
(※YAMATOと勝俣は先に引き上げる)
ヒロム「俺は『BEST OF THE SUPER Jr.』があるんだよ、このあと。大事な『BEST OF THE SUPER Jr.』があんなコメントにやられたらあぶねえ。でもね、チャリティ良いよ。チャリティ良い! 『ALL TOGETHER』良いよ! 言葉の響きは素晴らしい。でもやっぱり、能登のみなさんに、能登のみなさんの前でやっぱ試合を見せたいよね、能登で。まだ今は出来ないけど、無料興行とか、無料ALL TOGETHERとかやって、チカラを与えたいじゃないですか! 今は俺たちレスラーはお客さんからチカラをもらってばっかですよ。返さないと、それを。結果でね。お客さんのチカラでね。やっぱりね、能登(みなさん)の前で、あの場所で、俺はちゃんとやりたいな。そう、そして『BEST OF THE SUPER Jr.』が始まります。俺の敵は、ただ1人。俺自身。高橋ヒロムとの闘いだ! 熱波WER!」

第6試合


 先発はタイチとザック。ロックアップからザックがロープに押し込みクリーンブレイク。
 タイチが走り込むがザックが避けてハイキック。タイチも避けてコーナーに下がる。
 改めて手4つからリストの取り合いへ。タイチのハイキックを避けたザックが投げようとするが、着地したタイチが水車落としを狙うもザックが丸め込むが切り返し合戦へ。両者タッチ。

 KAIが握手を要求し、クリスが握るとKAIがガットショット。キャッチしたクリスがヘッドロックも、KAIは髪を掴んで切り返すとヘッドロックからショルダータックル。解説席にいる師匠・武藤敬司にプロレスLOVEポーズでアピールし、ロープに飛ぶがクリスがリープフロッグ。KAIがヘッドロックからロープに飛ぶが、ルイスがショルダータックルで迎撃しザックにタッチ。

 ザックは足を使ったハンマーロックからツイストし、腕を掴んだままクリスにタッチ。

 クリスとザックで四肢を決めていき、2人で左右の腕を立ててヒジへのストンピング。
 クリスは投げようとするが、バックの取り合いからKAIがバックキックの急所蹴り。KAIはDDTからコーナーに叩きつけタイチにタッチ。

 タイチはガットショット連発から2人で顔面を踏みつけ、これを離すとタイチが首投げからサッカーボールキック。
 タイチはサーフボードストレッチのままKAIが背中にタッチ。

 コーナーに振ってタイチが走り込むが、クリスはエルボーでカットし、KAIも蹴りつけてカットすると、コーナーに上りタイチへのミサイルキックからそのままKAIの背中にセントーンで落下。
 クリスはザックにタッチ。

 ザックはエルボースマッシュ連発もKAIはガットショットからロープに飛ぶ。だがザックがオクトパスホールドで捕らえるが、KAIが耳を掴んで逃れると巻き投げる。だがザックが下から巻き投げてネックツイスト。さらに後頭部にドロップキック。
 ザックはエルボースマッシュ連発からロープに飛ぶが、KAIがトラースキックから延髄切り。さらに投げ捨てジャーマンからトラースキックを叩き込みフォールも2。
 KAIは担ぐも、ザックはそのままオクトパスホールド。クリスもカットに来たタイチにオクトパスストレッチで捕らえる。KAIはロープを掴みブレイク。
 ザックは投げようとするが、KAIが着地しサミングからコーナーに振って走り込む。ザックが避けるとクリスがジョン・ウーからザックが串刺しエルボースマッシュ。クリスがパイルドライバーからザックがサッカーボールキックを叩き込みフォルもタイチがカット。
 ザックは串刺し攻撃もKAIがハイキックで迎撃しタイチにタッチ。

 タイチはステップキックから額をこすりつけて睨み合い、ザクがエルボースマッシュ連発もタイチはエルボーからステップキック。さらにココナッツクラッシュから串刺しビッグブーツ。バックドロップを狙うがバックの取り合いからタイチが袈裟斬りチョップ。ザックがガットショットもタイチはローリング袈裟斬りチョップ。ザックはビッグブーツもタイチが延髄切りを返すが、ザックがキャッチし落下させると背中にストンピング。
 ザックがロープに振ろうとするがタイチがトラースキックを叩き込み、ロープに飛んでアックスボンバーも避けたザックがアックスボンバー。
 ザックはクリスにタッチ。

 クリスは投げようとするが、タイチがリバースするとクリスのチョップとタイチのローキックの打ち合い。
 タイチがソバットもザックがダブルチョップを叩き込み、串刺し攻撃を狙うが避けたタイチが延髄切り。
 タイチは天翔十字鳳を狙うが、キャッチしたクリスがジャンピングニーから延髄切り。ロープに飛ぶが、エプロンからKAIが蹴りつけカット。
 ザックがタイチにエルボースマッシュからザックドライバーで突き刺し、クリスが後頭部への蒼魔刀。フォールも2でKAIがレフェリーの足を掴んで場外に引きずり落とす。
 KAIはイスを持ち出しザックとクリスを殴りつけ、改めてザックを殴ろうとするがタイチはイスを掴んでこれを阻止。さらにKAIを殴りつけ仲間割れすると、ザックに握手を要求するがクリスが背後から殴りかかる。投げようとするが切り返したタイチをザックが羽交い締めにし、そこへクリスがビンタもタイチが避けてザックに誤爆。
 タイチはクリスをタイチ式外道クラッチで3カウント。

 納得いかないKAIはタイチに殴りかかりマウントナックル連打も、ザックが助けに入りクリスもKAIにジャンピングニー。さらにタイチがアックスボンバーでKAIを叩き伏せた。

<試合後コメント>

タイチ
「まあ今日、いろんな条件が重なって。もちろんSANAやんの代打で終わるつもりはなかったしな。俺はあんまりこういうのは好きじゃねえけど、相手にザックがいたから。そのなんだ、今の彼氏か? 今の彼氏かわかんないけど、デッカいクリスなんとか。実はアイツとイギリスで1回シングルマッチやってんだよ。だからよく知ってんだ、アイツのこと。そん時、どっちが勝ったかそれすら憶えてねえけど、アイツとシングルやって、いい試合できたなっていうのがあったから、アイツは俺の記憶に残ってた。あの2人がいたから今日は出場しただけで、ただSANAやんのただの代打で終わりたくなかったから。まあどんな形であれ、結果を出せて恥ずかしくないね、5 Guysとして。SANAやんにちゃんと報告できる。まあ最後、前から使ってたけどね、あれはSANAやんが教えてくれた特別な外道クラッチなんだ。外道クラッチ37だ。前も使ったけどよ。今日はザックとやれて良かったし、今の彼氏のこともよくわかった。だからザック、次は……やっぱ俺、ザックのことが大好きだし、もっと知りたいし、次はシングルマッチやろうぜ。どんな形でもいいから。もしザックがチャンピオン(ベルト)持ってたら挑戦したかったけど、今はないみたいなんでね、どっかのタイミングで必ずシングルマッチやろうぜ。楽しかったよ。久しぶりに胸キュンもして楽しかったよ、おじさん。ありがとう、ザック。そしてクリスもありがとう。楽しかった。あと福岡で、国際センターで言った通り、俺にもIWGPやらせろっつうんだよ。あの日の公式のX見たか? メインイベント、IWGPがあった。翔太が挑戦するとかいろいろあった。他にもいろんなことがあったな、選手権。見てみろ、俺の記事が一番リポついて、いいねの数、閲覧の数、ダントツで1位じゃねえかよ、俺が。他の選手権差し置いて。俺、だってただのタッグマッチだよ。しかも負けてんだ。そん時の発言がそんだけ“いいね”ついてんだよ? これどういうことかわかるか、会社? 俺に期待してんじゃないの? ずっと俺は黙ってたからな。遠慮してる部分はあったし、若い連中の邪魔にならないようにしようと思ってたけど、そんなもんもう構わねえよ。言いたいこと言う。どんなヤツでも行けるんだったら、俺にやらせろ。俺の方が挑戦権あんだろ? 過去の実績見ても。若い連中より新日本プロレスでやってる年数長えんだよ。若い力もいいよ、大いに未来があるからな。若い連中が上がるのは新日本プロレスにとっていいよ。だけど、ベテランにはベテランにしか見せらんねえ試合があんだ。やらしてみろ、1回。あのいいねの数と閲覧の数が物語ってんだろ。そればっかり言い続けるぞ、この野郎。いつでもいいぞ。相手は誰でもいいんだ。俺に1回やらせてみろ、この野郎、会社。(※コメントスペースのバックパネルの『ALL TOGETHER』のロゴを指差して)それとこれ! これ! 今日、何人入ってんだ? オールスター戦みたいなもんじゃねえの、これ? 違うの? 俺、よくわかんねえけど、この興行。なんとかかんとかプロレスリングなんとか、立ち上げたんだろ? 武道館、今日、札止めになってるか? プロレス界全体が食って掛かって、ここに集まって、何人入ってんだ、今日? そんなんだったらよ、別に無理してやる必要ないんじゃない? チャリティだって、他の形でできるし。全員、全部の団体が来てんだろ? 力合わせて。そうしたらこういう結果になった。もうちょっと考えた方がいいんじゃない? 全員が揃ってこれ。全員の顔が潰れるよ、これ。もうちょっと考えろよ。俺みたいなもんが言うと、ウルセーって言うかもしんねえけどよ、実際見たらわかんだろ。プロレスの力がこれか? 新日本プロレス1つでやった方が入ってたんじゃない? そういうことじゃない? よく考えろ。ここに関しては俺はわかんねえけど、まあまた出ろって言われたら出るよ。ちゃんと考えた方がいい、客入るように。それだけだよ。わかったな? 言いたいことはこれだけだ。また次の大会で会おう。まあ今日は気持ち良かったから、この後生配信だな。チャンネル登録よろしくな。バイバイ」

KAI
「アァァァ!(※と叫びながらやってきて寝転がる)。アァ、クソッ! オイ、ふざけんじゃねえぞ、どいつもこいつもこの野郎! アァ、なんなんだ、オイ! ふざけんじゃねえよ! これもよ、全部よ、同期のSANADAのせいだぞ、オイ! SANADA! 俺はよ、今回よ、お前と組めなくて、心の中で泣いてしまって、号泣してんだよ、号泣よ! ふざけんじゃねえ! この落とし前はどうつけんだ、この野郎! オイ、SANADA! この落とし前つけるには、お前、つけられるんだろう!? 確か6月に『ALL TOGETHER』、札幌であったな? まあどこでもいいや、そんなもんよ! 俺が気が向いた時に、お前に助太刀してやるよ。俺のよ、昔のアニマル浜口ジムの先輩の内藤さんと鷹木さんとお前、抗争してんだろ? お前、情けねえんだろ? この俺が手貸してやってもいいぞ? でもよ、それは全部SANADA、お前次第だ。お前が動け。お前が俺に連絡しろ。単刀直入に言うぞ。俺は焦ってねえからな、わかったか! バイバーイ!」

ザック・セイバーJr.&クリス・ブルックス
クリス「初めて負けました。解散します」
ザック「終わり?」
クリス「今日で終わりです。まだまだ出てるかもしれない。多分、だから負けましたから」
ザック「コスチュームが。どこ?」
クリス「どこで?」
ザック「どこ?」
クリス「そうね、DDT、コスチュームまだまだちょっと大きいですね。メイクの人、まだちょっとサイズがフィックスして、クリスは持ってったけど、今日は忘れちゃった」
ザック「お前が忘れた?」
クリス「忘れました。じゃあ、もう1回! もう1回やりましょう。次はちゃんと、チームコスチューム同士でちゃんとやりましょう」
ザック「どこで? どこがいい?」
クリス「どこがいい?」
ザック「どこがいい?」
クリス「え~っとね、どこがいいかな? なんとか、なんとか……俺、考えます。ね、次は…」
ザック「新日本はどう?」
クリス「おっ!?」
ザック「新日本はどうですか?」
クリス「できるか? お願いします。あとタイチ、なんでチューした、最後?」
ザック「最初、恋してるの」
クリス「プレイボーイだ」
ザック「いや、嘘(笑)。タッグパートナーなだけ。(※クリスの背中を叩きながら)今はボクのタッグパートナーだね」
クリス「まあね。まあね」
ザック「アァ、“まあな”?」
クリス「言葉がちょっとイカれてる。大丈夫、大丈夫です」
ザック「鈴木軍、終わった。たくさんエモーショナル。でも楽しかった。楽しかった。俺とタイチさん、シングル久しぶり。ノアで1回。じゃあ、新日本でもやるか? 一番いいナは、同じ『G1』ブロック、思います。新日本、お願い致します」

第7試合


 WAR DOGSが襲いかかり試合開始。鷹木とゲイブがコーナーでチョップの打ち合いからエルボー合戦。チョップ合戦から鷹木がナックル連打もゲイブがチョップからショルダータックルの応酬。相打ち連発からお互いなぎ倒しあい、鷹木は辻にタッチ。

 辻と高木でロープに振ってダブルのショルダータックルで倒し、鷹木のエルボードロップから辻のボディプレス。
 辻は引き起こしてエルボーからコーナーでショルダーアタック連発。辻は内藤にタッチ。

 内藤はガットショットからエルボー。コーナーでエルボー連発からコーナーに振って串刺し攻撃を狙う。ゲイブがショルダースルーでエプロンに落とすと、内藤がエルボーからスワンダイブを狙う。だが場外からフィンレーが足を掴んで動きを止め、ゲイブが内藤を突き飛ばして場外に落とすとフィンレーが鉄柵に叩き込みナックル連打。場外乱闘になり、内藤がリングに投げ入れられるとゲイブが内藤ポーズからストンピング。ゲイブはフィンレーにタッチ。

 内藤がエルボー連打もフィンレーがボディに膝からエルボースマッシュ。コーナーに押し込みガットショット連発から片逆エビ固め。これは辻がカット。
 フィンレーは辻をエルボースマッシュで迎撃しジェイクにタッチ。

 ジェイクは腕を踏みつけ、ボディへのストンピング。内藤がエルボー連打もジェイクはガットショットからボディスラムで叩きつけ踏みつけフォールも2。
 ジェイクはコーナーに叩きつけフィンレーにタッチ。

 フィンレーはエルボースマッシュ連発から首投げで倒し、ロープに飛んでスライディングバックエルボー。フォールも2。
 フィンレーはゲイブにタッチ。

 ゲイブは顔面を蹴りつけていき、立ち上がった内藤がエルボー連発もゲイブはビンタから投げようとする。着地した内藤とバックの取り合いからゲイブの前蹴りをキャッチした内藤が低空ドロップキック。内藤は鷹木にタッチ。

 鷹木は串刺し攻撃を狙うが足を伸ばしたゲイブをキャッチしてショートレンジラリアットからナックル連打。フィンレーが背後から殴りつけ、ゲイブとともにダブル攻撃を狙うが鷹木はフィンレーにボディスラムからゲイブをアームドラッグでフィンレーに叩きつける。さらにゲイブにセントーンからジェイクの前蹴りをキャッチしてドラゴンスクリュー。
 鷹木はプロレスLOVEポーズで解説席の武藤敬司にアピールし、ゲイブが走り込むとバックエルボーで迎撃しナックルからショートレンジラリアットでなぎ倒す。さらにブレーンバスターからフォールも2。
 鷹木は投げようとするがゲイブが頭に噛みつき、これを離すと走り込むが鷹木が巻き込もうとするもゲイブがブレーンバスター。
 ゲイブはロープに飛ぶもラリアットをガードした鷹木がエルボー。エルボーの打ち合いから鷹木が左右のエルボー。ゲイブが左右の掌底連打からロープに飛ぶが、鷹木が追走ラリアット。ラリアットの相打ちから鷹木がバックエルボーからのナックルも、ヘッドバッドの応酬からゲイブがビンタ。これに鷹木はナックルで返すも、ゲイブは掌底からショートレンジラリアットでなぎ倒す。
 ゲイブはフィンレーにタッチ。

 フィンレーは串刺しバックエルボーからショートレンジラリアット。さらに投げようとするが巻き投げた鷹木がバックエルボーからナックルを打ち込みDDT。鷹木は辻にタッチ。

 辻はエルボー連打からロープに振ろうとするが、フィンレーが逆に振るも辻はヘッドシザースホイップから串刺しボディスプラッシュからロープに飛んでショルダータックル。さらにストマックブロックからフォールも2。
 辻は担ぐが着地したフィンレーがバックブリーカー。フォールも2。
 フィンレーは投げようとするが、辻がリバースすると投げようとする。だがフィンレーが担ぐが、着地した辻がチョップ。フィンレーもエルボースマッシュで返し、エルボーの打ち合いからフィンレーがエルボースマッシュ連発。さらに走り込むが、辻がプリマノクタからトラースキック。すぐにフィンレーがラリアットも、辻がジャンピングニー。両者ダウン。両者タッチ。

 内藤の前蹴りをキャッチしたジェイクに内藤がつばを吐いてのエルボー連打。ジェイクは前蹴りからロープに飛ぶが、内藤がマンハッタンドロップからロープに飛んで後頭部にドロップキック。ジェイクがコーナーに振って走り込むが、内藤が足を伸ばしてカットしネックブリーカードロップ。
 内藤はフロントネックで捕らえ、これを離すと前蹴りの応酬からジェイクがバックドロップ。
 ゲイブとフィンレーがサンドイッチラリアットからジェイクが串刺し攻撃を狙うも鷹木がパンピングボンバーで迎撃。鷹木がロープに飛ぶもゲイブが走り込み追走ラリアットからロープに飛んでラリアット。これを巻き込んだ鷹木がバックドロップから走り込んできたフィンレーを突き飛ばし、辻がフィンレーにケブラドーラコンヒーロ。鷹木と辻がジェイクをコーナーに振り、辻が串刺しバックエルボーから鷹木が串刺しラリアット。内藤がバックエルボーから延髄切りを叩き込み、鷹木がパンピングボンバーから内藤がジャックナイフも2。
 内藤がデスティーノを狙うもゲイブがカットしナックルからパイルドライバー。フィンレーがコーナーへのパワーボムからジェイクがFBSを突き刺し3カウントを奪った。

<試合後コメント>

内藤哲也
「(※床に倒れ込み、仰向けになって)今まで、ジェイク・リーって選手の名前も、顔も、知ってたけどさ、(※少し体を起こし)今日で、完全に覚えたよ。(※また横になって)名前、出身地、誕生日、血液型、もう全部分かっちゃった。それぐらい、ジェイク・リーに興味が湧いたよ。(※体を起こし)興味が湧いたってことは、どういうことか。まぁ、今はゆっくり休めばいいよ。そう、まさに、トランキーロ! あっせんなよ。(※立ち上がって)またリング上で向かい合えるその日を、焦らずに待ってるぜ。カブロン!(※と、ヨロヨロと立ち去る)」

鷹木信悟
「(※大きく3つ拍手して)いや素晴らしいな! 素晴らしい! なあ、オイ、ジェイク・リー。やっと名前覚えたぞ。ジェイク・リー、内藤を流血に追い込んで、最後は3人のフィニッシュ技で追い込んで、勝ってうれしいよな、そりゃ(※と、拍手しながら)3対1で勝ってうれしいよなぁ、バカ野郎!
そんなお前、新日本プロレス甘くねえからな、この野郎。あぁ!? 内藤、あんなん負けたうちに入るかこの野郎! ふざけんな。今のうちに調子に乗っとけって。
まぁそれ以上に何だ、ゲイブ! ゲイブ・キッド! そんなに元気があるんだったらオイ! オイ、博多でもっと暴れてくれよ。え? 博多であんなグッタリしてたのに、そんなに暴れるとはエーッ? バケモノかこの野郎!
まぁゲイブとはもういいよ、いったん福岡で終わってんだ。あーだこうだ言うとアイツ、またタイトルどうこう言ってくるからな。ゲイブについてはいったん、置いとくよ。
そんなことより! これから試合する上村優也だ。アイツの行動、正直謎なんだよ。お前の目的は何なんだ? せっかくKOPWのタイトル獲ったのに、次はNEVER? まさかオイ、二冠王、三冠王目指してんのか? よくわかんねえけど、よく言うだろう、二兎を追う者は一兎をも得ずって。
まぁ、あっという間にタイトル(マッチが)決まっちまったから、もう今さらどうこう言ってもしょうがねえけどよぉ、オイ上村、お前に覚悟があるんだったら、このメインイベント、TAKESHITA選手よりも、シュン・スカイウォーカーよりも、すげえとこ見せてくれよ、オイ。タイトルマッチ決まったんだったら、KOPWのチャンピオンとして、新日本プロレスのチャンピオンとして、シュンよりも、TAKESHITAよりも、すごいもの見せてくれよ。そのぐらいの、オイ、そのぐらいのもの見せてくれなきゃ、カリフォルニアのタイトルマッチ(※肩のNEVERベルトをポンと叩く)、面白くねえぞ」

デビッド・フィンレー&外道
フィンレー「ひとつ、絶対にやってはいけないことがある。それは、WAR DOGSの負けに賭けることだ。残忍な王が負けるなどそんなものに賭けないことだ! このベルトを見てみろ! まずはこの素晴らしくそして美しいベルトを見るんだ! (※報道陣に)なぜお前らから祝福がないんだ? 愚か者ども。さあ、デビッド・フィンレーを称えろ! オメデトウゴザイマス。ノー、何もないのか? クソども」
外道「愚か者たちめ」
フィンレー「つまりだ。真のリーダーは、暗闇の中で動く。真のリーダーは、勝ちを予言しそれを実現する。真のリーダーは、おまえらが望むようなリーダーではない! ナイトー、おまえの首を狙いに来る者がいると言ったが、ジェイク・リーがまさにその男だ。やつはそのブーツでおまえの首を取った。明るみに出たな。1、2、3。残忍な王に新たな勝利だ。俺の次の仕事はというと、ここ数ヶ月間、俺の記録をきれいにし、過去の全ての間違いを正してきたと言った。小さな苛つく傷がまだひとつある。それはお前だ、SANADA。去年、2023年の『NEW JAPAN CUP』の決勝で会ったな。お前は(※人差し指と親指で狭い空間を作り)このくらい小さな差で俺に勝った。だがかなりの時間が経った。お前は世界ヘビー級王座を獲った。そして東京ドームでそれを失くした。一方で俺はこの美しいベルトを持って東京ドームから出た。さて、ここからが問題だ。お前は俺のチェックリストの最後の人間だ。お前は俺が正さなければならない最後の間違いだ。どこでもいつでも構わない。お前のコンディションもどうでもいい。お前が車椅子でリングに上がろうと関係ない。次はお前だ。お前を完全に消し去ってやる。覚悟しておけ」

ゲイブ・キッド
「お前らに言いたいことがある。お前らに質問だ。クソども皆に質問がある。次は誰だ? 次は誰だ? シンゴを殴るのは飽きてきた。次は? ライガーか? ムトーか? 誰が次の対戦相手だ!?」

ジェイク・リー
「オイ、内藤とシングルをやらせろ。何もアイツに言う権利はないし。だって、負けたのだから。アイツとシングルやらせろ。シングルで、次はしっかりとこの足を顔面に叩きつけてやるよ。ブーイングしてる客も、そうじゃない客も、もっともっと騒げ。お前らのヒーローが、内藤哲也が、踏まれたんだぞ。顔面を。この事態を、どれぐらい理解している? 改めて言う。内藤と、次はシングルをやらせろ」

第8試合


 先発は海野とTAKESHITA。ロックアップからTAKESHITAがロープに押し込むが、海野が切り返しクリーンブレイク。
 ロックアップからリストの取り合い。TAKESHITAがヘッドロックからグラウンドでの応酬に。一度離れて睨み合う。
 TAKESHITAがサミングからロープに飛ぶが、海野がバックエルボーで迎撃しロープに飛んで低空ドロップキック。避けたTAKESHITAがザーヒーも、海野が避けてガットショットから投げようとする。TAKESHITAはリバースするとシュンにタッチ。海野も清宮にタッチ。

 シュンの二段蹴りを避けた清宮にソバットからヘッドロック。ロープに飛んでバックエルボーからソバット、さらにボディに膝蹴りからダブルチョップで倒し、ロープに飛ぶと清宮がリープフロッグからバックエルボー。ロープに飛んで変形フラッシングエルボーを投下する。シュンが下がると上村がタッチ。清宮も上野にタッチ。

 ロックアップから上野がロープに飛んでショルダータックルの打ち合いへ。上村がエルボーも上野がロープに飛ぶが、上村はショルダータックルで迎撃する。
 ロックアップからエルボーの打ち合い。上野がボディに膝蹴りからエルボー。ロープに飛ぶがシュンがエプロンから蹴りつけ、上村がランニングエルボーからコーナーに振ろうとするが、上野が逆に振って走り込むも、上村がショルダースルーでエプロンに落とすとシュンが走り込みビッグブーツで場外に落とす。そのまま場外乱闘へ。
 TAKESHITAが花道での垂直落下式ブレーンバスターで上野を突き刺し、リングに投げ入れ上村がフォールも2。
 上村がエルボーも上野もエルボー。上村がストンピングからボディスラムで叩きつけTAKESHITAにタッチ。

 TAKESHITAはストンピング連打から背中にエルボー。さらにチンロックからコーナーに振って串刺しエルボー。再度コーナーに振って走り込むが、上野が足を伸ばしてカットしコーナーに登るとダイビングおっぴろげアタックも、TAKESHITAはキャッチしそのままパワーボム。フォールも2。
 TAKESHITAは逆エビ固めで捕らえ、そのままぶっこ抜いてパワーボム。
 上野はエルボーも、TAKESHITAがエルボーでふっ飛ばしシュンにタッチ。

 シュンは挑発するが、上野はエルボーを打ち込んでいく。シュンはランニングエルボーで倒し、引き起こして投げようとするが上野が耐えるとブレーンバスター。上野は海野にタッチ。

 海野はランニングエルボー連発からロープに飛んでランニングエルボー。さらにカットに来たTAKESHITAにアームホイップから、上村が海野にエルボーからロープに飛ぶ。だが海野がカウンターのボディスラムからロープに飛んで低空ドロップキック。
 海野はシュンをコーナーに振って串刺しバックエルボーからフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
 海野はエルボーを連打し投げようとするが、耐えたシュンがサミング。海野はエルボーから前蹴りをキャッチしエルボー。ロープに飛ぶがシュンはカウンターのブレーンバスターで叩きつけTAKESHITAにタッチ。

 TAKESHITAはエルボー連打。海野がロープに振るがTAKESHITAはジャンピングバックエルボーで迎撃。
 TAKESHITAはボディスラムからコーナーに登り、ダイビングセントーンからコーナーで顔面を踏みつけていく。
 海野は必死に立ち上がるとエルボーの打ち合いへ。竹下が強烈なエルボーから左右のエルボー。バックエルボーからラリアットも、キャッチした海野がエクスプロイダー。すぐにTAKESHITAも投げ捨てジャーマンからラリアット。立ち上がった海野がドロップキックも、TAKESHITAはラリアットでなぎ倒す。
 TAKESHITAはロープに振るが、海野がトルネードDDTから上野にタッチ。

 上野はロープにもたれかかるTAKESHITAにおっぴろげアタックからエルボー連発。TAKESHITAが強烈なエルボーからロープに振ってラリアット。避けた上野がフランケンで場外に投げ捨てトルニージョを発射。
 上野はコーナーに登るも、シュンが足を掴んで動きをとめる。清宮がシュンを排除して上野がダイブするが、TAKESHITAは剣山で迎撃しランニングニー。キャッチしたTAKESHITAがエルボーからバックを取るが、TAKESHITAがバックを取り返し投げ捨てジャーマン。着地した上野が高速ジャーマンから走り込むとカナディアンデストロイヤー。フォールも2。
 上野がコーナーに上り、ステップムーンサルトもTAKESHITAはキャッチし人でなしドライバーを狙う。上野が耐えるとブルーサンダーで叩きつけ上村にタッチ。上野も清宮にタッチ。

 アームホイップの応酬から清宮がドロップキック。海野とともにコーナーに振って清宮が串刺し攻撃を狙うが、上村が避けるとシュンが串刺しビッグブーツ。上村が清宮にダブルアームスープレックスからフォールも上野がカット。
 上村は投げようとするが、清宮が耐えるとチョップからロープに飛ぶ。そこへ上野がドロップキック。シュンが上野にビッグブーツ。海野がシュンにネックスクリュー。TAKESHITAが海野にぶっこ抜きブレーンバスター。清宮がTAKESHITAにドロップキックもTAKESHITAは受け切りザーヒー。全員ダウン。
 TAKESHITAは腕を広げて挑発し、上野がエルボーもTAKESHITAはエルボーで倒す。清宮がTAKESHITAにエルボーもTAKESHITAは受け切りエルボーでふっ飛ばし、海野のランニングエルボーも受けきりエルボー。ロープに飛ぶが、海野がホイップしてエルボースマッシュからロープに飛び、イグニッションから清宮と上野がサンドイッチスタンディングシャイニングウィザード。
 清宮が上村にシャイニングウィザードを狙うが、エプロンからシュンが引き寄せサミング。
 シュンが上村に振って上村がチョップからシュンがビッグブーツ。上村が変形裏投げからフォールも2。
 上村がかんぬきスープレックスを狙うが、耐えた清宮にエルボー連打からチョップ。ロープに振るが清宮がローリングエルボー。ロープに飛ぶが上村はラリアットで迎撃し、すぐに立ち上がった清宮に上村がランニングエルボからロープに飛ぶが、清宮がジャンピングニーで迎撃。清宮は三角蹴りからフォールもシュンがカット。
 海野がシュンをカニバサミでロープに叩きつけ、エプロンへの振り子式DDT。
 海野、清宮、上野がコーナーに上り、上村へトリプルミサイルキック。清宮がシャイニングウィザードからフォールし3カウント。

清宮「日本武道館の皆さん、本日も熱い応援ありがとうございます。今日、参加してくださった選手の皆さん、是非よかったらリングに集まってきてください。(選手たちがリングへ)改めまして、プロレスリングNOAH、GHCチャンピオンの清宮海斗です。皆さん本日はプロレスの力、いかがだったですか?プロレスには、何度でも、立ち上がる、パワーがあると思ってます。日本のプロレス界を、皆で盛り上げていきます!ここにいる、皆で、一緒に!プロレス界を!作って行こうぜー!」

 ハッピーエンドで終わるかに思えたが、ゲイブが清宮に殴りかかりストンピング連打からパイルドライバー。
 「次の世代はこの俺だ」と挑戦を表明し、奪い取ったGHCベルトを手にリングを後にした。

<試合後コメント>

上野勇希
「日本プロレス連盟という、プロレス界が力を合わせて、プロレス盛り上げるぞって、『ALL TOGETHER』、こうして、大変な人みんなに、プロレスで元気を与えるために、戦い続けます。立ち上がり続けます。お腹が空いたり、ゆっくり寝たり、それと同じぐらい、プロレスでみんなに受け取ってもらえる元気はたくさんあると思う。そのために、僕たちはプロレスをし続けます。いろんな人に伝えます。僕は今、(※肩のベルトを叩いて)DDTのKO-D無差別級のチャンピオンです。DDTのトップとして、プロレスの可能性、もっと見せます。日本武道館も、次の北海道も、プロレスが、プロレスというジャンルも、全て、もっと盛り上げますよ。プロレス界が、DDTが、僕が盛り上げます。海斗も、翔太も、今日出てくれたみんなも、プロレスに携わっている全員が、元気に満ち溢れています。僕たちはこれからも戦い続けます。オモロいこと、し続けます。みんなプロレスを愛していきましょう。僕は愛してます。ありがとう」

清宮海斗&拳王&海野翔太
※清宮は海野の肩を借りてインタビュースペースに辿り着くと、床に崩れ落ちる。
清宮「(※終始涙声で絶叫)オイ、ふざけんな、ゲイブ! テメー、やりてえんだったらやってやるよ! やりてえんだったらNOAH来てみろよ! やってやるよオイ!」
※そこに拳王が現れる。
拳王「清宮、清宮。(※肩に手をかけ)オイ、大丈夫か。オイ、大丈夫か。(※清宮に肩を貸し、少し海野を見て)オイ、行くぞ(※と、清宮とともに立ち去る)」

海野「(※清宮を見送ると床に座り込んで)クソッ。『ALL TOGETHER』って、一つのテーマあるけど、能登半島震災のチャリティー興行でもあるけど、俺は1人のレスラーなんだよ。新日本プロレスの代表の、メインイベントのレスラーなんだよ。
見ただろ。海斗もGHCヘビー持って、勇希もKO-Dチャンピオンで、俺は丸腰だよ。タイトルも獲ったことねえ、チャンピオンでもねえ、何の実績もねえ。シュン・スカイウォーカーが言ってた、『一番格下』かもしんねえ。見ただろ、今日の景色。これが現実だよ。これが今の俺の全てだよ、この野郎。
でもな、悔しいけど、何も劣ってることはねえよ。実績でも、負けてねえよ。実力でも、負けてねえよ。負けてたまるか! 新日本の代表のレスラーなんだ、俺は。
前回6月、『ALL TOGETHER』で、『次はメインイベントに立つ』って言った。今回、叶えた。次の『ALL TOGETHER』、いつになるかわかんないけど、必ず、5月11日に行われるアメリカ大会、ジョン・モクスリーからIWGP世界ヘビー級チャンピオンになって、『ALL TOGETHER』に帰ってきてやる。
日本全国、笑顔に! プロレスの活力をもっともっと生かして、プロレスを大爆発させたいんだよ。俺らの若い世代、この世代だったら絶対できる! 今までのプロレスの歴史の中でも、一番大爆発できる! 俺はそう信じてるから。プロレスの力を信じてるから。今日のメインイベンターみんなで、大爆発させようぜ」

KONOSUKE TAKESHITA
「オイ、オイ、対戦相手の3人、俺の味方の今日の2人、5人。いや、俺たち世代の今日試合出てないヤツも全員に言わせてもらうぞ。オイ、お前ら一番になりたいんやろ? なあ、今日は『ALL TOGETHER』、みんなで力を合わせて能登半島の人たちに勇気を与えよう、それはもちろん俺たちプロレスラーの使命だと思う。でも、仲良しこよしでは新しい時代なんか、作られへんねん。なあ? みんな一番になりたいんやろ? 俺だって一番になりたいよ。なあ、もっと俺たち仲良しこよしでやるんじゃなくて、ギラギラ、ビシビシやっていこうぜ。オイ、『ALL TOGETHER』、今日で終わりじゃないやろ? 俺はいつでもアメリカからこの日本に戻ってくるつもり。次は3vs3なんかじゃなくて、1on1で上村優也でもいい、シュン・スカイウォーカーでもいい、上野勇希、清宮海斗、海野翔太、誰でもいい。俺とシングルマッチでやる勇気があるヤツは名乗り出ろ」

シュン・スカイウォーカー
「OK! OK! 試合は勝った。でも、なんで竹下幸之介の凄さを、俺がこんなに思い知らされたか? その疑問を、答えを教えてあげるよ、フハハハ! 竹下幸之介、オウ、見せてもらったよ、彼の凄さ。間違いなく、このリングで一番だったんじゃないか? 6人、いや今のプロレス界、日本プロレス界で最も高い活躍、闘いを見せたと言っても過言じゃない。でも、それがなぜか疑問に思う。その疑問に俺が答えるよ。なぜかと言えば、俺が目指していたのは、この3人でのチームでの勝利だ。3人で一丸となってのチームの勝利だよ。棚橋弘至新日本社長は言ってた。このメインイベントは6人の中で、誰が一番目立つかってね。俺はそんなこと、正しいと思わないよ。そんなのは詭弁に過ぎないよ。それだったら優勝は竹下幸之介かな? 俺もそう思うよ。でも一番強いのはわかってるでしょ? ハハハ、一番強いのはシュン・スカイウォーカーでしょう。タッチさえ回せば、シュン・スカイウォーカーに竹下幸之介がタッチさえ回してたら、この結果はまた違った。勝者はシュン・スカイウォーカーになってた。そう思うでしょ? その疑問の答えはそこですよ。だから俺は竹下幸之介と1vs1でやる必要があるんだよ。こんなチームでやるのも別に構わない。それが被災地復興になるんだったら、支援になるんだったら俺は善人だからね、心からいい人だから、そこに否定はしない。でも、こんな清宮海斗、海野、そして上野、彼らが言うような綺麗事じゃない。そして誰が一番目立つかじゃない。誰が勝つかの勝負なんだよ。そういう意味じゃ、フハハハ、シュン・スカイウォーカーかなぁ? まあ、ネクストは竹下幸之介vsシュン・スカイウォーカー、それしかないだろう。そこで勝ったヤツが一番強いんだよぉぉぉ!」


上村優也&鷹木信悟
上村「(※KOPWのベルトを持ってやってくると、床に突っ伏して)クソーッ! 今、レスリング団体が世界にごまんとある中で、常に新日本プロレスがトップであり続けねえといけねえんだよ。なのに、俺は今日、他団体の清宮に負けちまった。別に俺は他団体のことをとやかく言わないし、凄いヤツは凄い。俺はKOPWチャンピオンなんだ……チャンピオンじゃない、保持者か? ここで勝たないとこのベルトが輝かねえんだよ! 輝かない。次、清宮、上野、そして海野、TAKESHITA、シュン、次もう1回やらせろ。シングルでそれぞれに勝ってやる! 勝つまで終わらねえ! 今日負けちゃったのは悔しいけど、これが今の現実だ。これを認めて、俺は次もNEVERのタイトルマッチが決まってんだよ! KOPWのタイトルマッチじゃない。NEVERのタイトルマッチが決まってんだよ。(※NEVERのベルトを肩にかけて、コメントスペースにいた鷹木の姿を見つけて)なあ、鷹木!」

鷹木「(※声をかけられたので、上村に近づき)ちょっと邪魔するぜ。なんだ邪魔しようと思ったのに、声かけられちまった。上村! タイトルマッチ決まって、何負けてんだよ。新日本プロレスのチャンピオンが、ノアのチャンピオンに負けていいのか?」
上村「負けていいわけねえだろう!」
鷹木「ちょっとがっかりするぜ。俺は自分の試合後に言ったんだよ。シュンよりも、TAKESHITAよりも目立てよと。確かに目立ってたな、負けてよ。どうすんだ、オイ? 負けて、俺とタイトルマッチやんのか? ただのシングルでいいだろう、もう」
上村「俺は、強い新日本プロレスを取り戻してえんだよ! そのためには…」
鷹木「待て!」
上村「なんだよ!」
鷹木「俺は1つちゃんと聞きたかったことがある。お前はこのベルトが欲しいのか? それとも俺を倒したいのか、どっちだ?」
上村「俺は強い新日本プロレスを作る! そのためには俺が新日本プロレスを、強くなって俺が引っ張っていかなきゃいけねえんだよ! そのためにはよ、強えアンタを倒してえんだよ!」
鷹木「(※NEVERのベルトをパンと叩いて)じゃあタイトルマッチやるしかねえな。断る理由はねえよ!(※と言って、先に引き上げる)」
上村「オイ、いいかよ! KOPWはあくまで保持者だ。ここにチャンピオンって書いてるけど、俺はまだチャンピオンじゃねえんだよ! 俺はあの強い鷹木とKOPWのルールでやるのじゃなくて、プロレスの、通常のプロレスルールで強さを競いてえんだよ! それが俺が鷹木に、そしてNEVERに挑戦する理由だ! 文句あるヤツはいつでも俺の前に来て、言ってくれよ」

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