棚橋弘至&高木三四郎&丸藤正道のプレジデントタッグが横一線の連携で奮戦も極悪軍団の残虐ファイトに敗北
- 2024-5-6
- ニュース
- DDT, プロレスリングNOAH, 新日本プロレス
6日、東京都・日本武道館にて『ALL TOGETHER~日本プロレスリング連盟発足記念・能登半島復興支援チャリティ大会~』が開催された。
2020年に馳浩衆議院議員(現:石川県知事)が会長となり『超党派 格闘技(プロレス・総合格闘技等)振興議員連盟総会』が設立。世界中がコロナ禍に見舞われた際に団体間で結束しようとしたものの、プロレス界の意見を集約する既存の業界団体が無かったことから政治の力を借りて難局を乗り切った過去がある。
今回の連盟は、坂口征二氏が会長となり、新日本プロレスリング株式会社が事務局となる形で発足。新日本、スターダム、全日本、NOAH、DDT、ガンバレ☆プロレス、東京女子、大日本、DRAGON GATEの9団体により業界団体が設立された。
プロレス業界共通の課題の解決に向けて意見交換・情報交換を行える場所を確保して業界の持続的発展を図っていく他、国内のみならず海外に向けて日本のプロレスの現状を発信、プロレスラーならびにプロレス興行会社の社会的地位向上、選手の健康・安全(ネットリテラシーを含む)のための統一的な仕組み作り、負傷したレスラーの支援興行などの企画といった活動内容が語られていた。
日本プロレスリング連盟の第一歩として行われる今大会は、今年1月に起きた能登半島地震の復興支援チャリティ大会としても実施。
第1試合では、棚橋弘至&高木三四郎&丸藤正道vsEVIL&高橋裕二郎&成田蓮の6人タッグマッチが実施。
新日本の社長である棚橋、DDTやNOAHを擁するCyberFightの社長である高木、同社の副社長である丸藤が豪華なプレジデントタッグを結成。対するEVILは“新日本プロレスの社長”を自称して棚橋に事あるごとに突っかかっており、プロレス界の権力者たちを合法的にぶん殴れる今宵の試合を舌なめずりしながら待ち焦がれていた。
H.o.Tが奇襲して場外で大暴れしてプレジテンツをボコボコにしていくが、高木がドラマティックドリーム号に乗り込んでEVILらを轢殺する中でゴングが鳴る。
高木がドラゴンリングインを見せるも、あっけなく迎撃されて袋叩きにされる大ピンチに陥る。しかし、高木は「愛してま~す!」と叫んでからのスリングブレイドを見舞って自力で生還。
丸藤が群がるH.o.Tの面々をちぎっては投げちぎっては投げの大立ち回りを見せていき、棚橋につなぐ。
棚橋はEVILにドラゴンスクリューからスリングブレイドを狙うが、度重なる急所攻撃に倒れて敗北寸前にまで追い込まれる。高木がH.o.T全員にスタナーを見舞って救出し、棚橋&高木に金的攻撃を狙うEVILには丸藤が視界外からのフックキックを見舞ってお仕置きし、棚橋がスリングブレイドで追撃。
棚橋がハイフライフローを狙ってコーナーに上るが、突如H.o.TのSHO&金丸義信がリングになだれ込んできて試合に介入。金丸のウイスキーミスト、SHO&成田の凶器攻撃を受けた棚橋がEVILのEVILに沈んだ。
バックステージに戻った棚橋は「またやりましょう!このままじゃ終われないです!」とタッグ継続を希望。
丸藤は「金丸あの野郎!金丸だけは許さねえ!」、棚橋は「俺もEVILだけは許さない」、高木は「ディック東郷!引退したはずじゃないのかこの野郎!」とそれぞれ因縁ある相手への悪態をついていく。
最後に棚橋が「社長トリオでオープニングマッチを(勝利で)飾れなかったのは悔しいけど、今回ALL TOGETHERを開催できたことは嬉しかった。今後の展開をね、社長目線で、副社長目線で、大社長目線で見ていきましょう」と締めると、高木は「横の連携で!」と合いの手。棚橋の横一線に並び立つことにこだわりを見せた。