DDTがバーベキュー場で史上初の路上プロレス開催！上野＆勝俣＆To-yが3WAY戦制し、6・1名古屋でのKO-D6人タッグ王座戦に弾み
DDTプロレスが5月28日、都内最大級のバーベキュー施設を併設した複合レジャーリゾートのキラナガーデン豊洲で『キラナBBQ路上プロレス2025～肉だ！ビールだ！お祭りだ！～』を開催した。史上初となったバーベキュー場での路上プロレスはサウナカミーナの上野勇希＆勝俣瞬馬＆To-yが3WAY6人タッグマッチを制し、6・1名古屋・中日ホール＆カンファレンスでのKO-D6人タッグ王座獲りに弾みをつけた。
同団体では昨年10月30日、同会場で通常の興行を開催したが、今回はリングを使用せず、施設内全体が戦場となる『エニウェアフォール3WAY6人タッグマッチ』での路上プロレスを実施。上野組がクリス・ブルックス＆正田壮史＆メカマミー（シャーデンフロイデ・インターナショナル）、HARASHIMA＆男色ディーノ＆平田一喜と激突した。
3チームが入場してゴングが鳴ると、まずは芝生の上で正統なレスリングの攻防。ここからバーベキューで食事中の客席になだれ込み大乱闘に。ディーノがチャリンコを持ち出して、次々に敵軍選手をひく。クリスがレストラン施設の2階に上り、ロケットパンチ＆ゴムパッチンを飛ばすと、ディーノの尻に直撃。またまた客席での乱闘になり、砂利の上で首4の字の連結でつながると、クリスが強引に逆エビ固めにいこうとするも、あまりの砂利の痛さで各選手は首をほどき未遂に。HARASHIMAがテーブルに勝俣をセットし、蒼魔刀を狙うもかわされて自爆。クリスが立てたテーブルめがけて勝俣をパワーボムで叩きつけクラッシュもカット。
ここで芝生に置いてある馬のオブジェに各選手が乗って、なぜかレースに突入し、To-yが1着になるも当然、勝敗には関係なし。平田がメガネを装着し、馬のオブジェで次々に選手を倒していくも、クリスが噴射器でダウンさせる。上野とTo-yが2人で正田を担ぎ上げ、イスの城に叩きつける。
ステージ上でディーノが立てたラダーに上り尻を出すと、平田の手刀から地獄門、さらに平田の「ただ押すだけ」で次々にビニールプールに選手が落ちる。しかし、メカマミーが平田をプールに落とすと、勝俣がディーノの尻にシャワー攻撃、さらにメカマミーにも吹きかけてプールに転落。勝負どころと見た勝俣はラダーに上り、プール上の平田とメカマミーめがけてサウナトランス・スプラッシュを投下し3カウントを奪取し、37分超えの激闘に終止符を打った。
マイクを持ったTo-yは「あそこに東京タワーが見えるんですよ。東京タワーより、DDTは大きいぞ！ でも、みんなの声はもっと大きいぞ。この後もお肉たくさん食べるだろ。お酒飲むぞ！ そして、このBBQ、ほぼビアガーデン、楽しむぞ。これからもDDTをもっと楽しむ準備はできてるか!? 熱波WER!!」で大会を締めくくった。
激闘を制した勝俣は「キラナガーデン2回目、今回はノーリングで。やっぱり路上プロレスは楽しい」と、上野は「髙木（三四郎）さんが、“こんなに盛り上がってるなら、（試合を）やりたくなっちゃうな”って。3回目があれば、元気な髙木三四郎がいるかもしれないくらい、いいエネルギーもらった」と、To-yは「前回は欠場で、初めてだったんですけど、あんなに東京タワーってきれいだったんだって。それが見える場所でプロレスが見れて、バーベキューできていいなって」とコメント。
この3人は6・1名古屋で、佐々木大輔＆岡谷英樹＆イルシオンの持つKO-D6人タッグ王座に挑むが、勝俣は「MAOが抜けて3人になって、より6人タッグ獲りたいという思いが芽生えて、絆が深くなってますから。相手はダムネーションT.Aですがやるしかない。サウナカミーナとしてやってきたことを証明したいと思います」と、上野は「形（ベルト）を獲るのは我々には必要です。そのチャンスがありますから、この路上プロレスのように快勝、大盛り上げ、大爆発します！」とベルト奪取を期していた。
