キャリア25年の神田ヤスシ&望月ススムを破った吉岡勇紀&菊田円がタッグリーグ優勝を果たしDRAGON GATE新時代を拓く!

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 2日、東京都・後楽園ホールにて、『DRAGONGATE TAG LEAGUE Rey de Parejas 2023』が開催され、“D’Courage”吉岡勇紀&菊田円がRey de Parejas優勝を果たした。

 Rey de Parejas(レイ・デ・パレハス)は、DRAGON GATEのタッグリーグ戦。3月2日の後楽園ホール大会から開幕し、今大会での最終戦まで全国をめぐりながら14大会に渡って激闘を繰り広げてきた。
 これまで『Summer Adventure Tag League』としてその名の通り夏の風物詩の1つとして開催されてきたタッグリーグ戦だが、今回より闘龍門時代に使われていた『Rey de Parejas』の名称が復活。DRAGON GATEで純粋なタッグリーグ戦が行われるのは2016年以来約7年ぶりとなる。

 この日は、各ブロック上位2位チームによる決勝トーナメント戦が実施。
 準決勝では、【Aブロック2位】吉岡勇紀&菊田円vs【Bブロック1位】シュン・スカイウォーカー&KAI、【Aブロック1位】箕浦康太&B×Bハルクvs【Bブロック2位】望月ススム&神田ヤスシの2試合が行われ、決勝に駒を進めたのは吉岡勇紀&菊田円、望月ススム&神田ヤスシの2組。

 吉岡&菊田は、現在のドラゲー屈指の人気ユニット“D’Courage”として躍進を続けており、優勝候補筆頭と言えるチーム。28歳の吉岡、23歳の菊田は若い力でドラゲーの未来を担う逸材として注目を浴び続けている。
 一方で、“M3K”ススム&神田は、菊田が生まれる前からプロレスラーとして闘い続けるキャリア約25年の古豪。団体がDRAGON GATEとなってから初のタッグの栄冠(初代IWRGタッグ王座)を掴んだ名チームであり、意地の勝利を重ねて“白星配給係”の汚名を返上した。

 決勝戦では、D'Courageの入場アピール中にM3Kが奇襲。神田のトペ・スイシーダ、ススムのトペ・コンヒーロが立て続けに飛び出し、ススムのカミカゼ+神田のダイビング・エルボードロップと合体攻撃も続けて繰り出す速攻勝利を狙う。
 しかし、これで決めきれなかったM3Kは苦戦。特に準決勝で徹底的に痛めつけられてダメージの深い神田が捕まる展開となり、中盤戦はD'Courageが終始試合を支配する。


 終盤戦ではススムと菊田の対面が中心となり、ラリアット合戦に打ち勝ったススムが雪崩式エクスプロイダーを繰り出して流れを変え、ススムの横須賀カッターから神田のトルナド・デ・アカプルコも飛び出す一気呵成の猛攻。さらに神田が巧みなボックス攻撃でアシストし、ススムのジャンボの勝ち!が菊田にクリーンヒット。窮地の菊田を吉岡が救出し、ススムにはバトルフック、神田にはトペ・コンヒーロを見舞って勝負を託す。

 吉岡の献身に奮起した菊田は、ススムをクロスアーム式パワーボムで叩きつけ、ジャンボの勝ち!を連打するススムにカウンターのローリング・ラリアット。会心の一撃を受けたススムは肩を上げられず、菊田が勝利を収めた。

 マイクを取った菊田は、「ススムさん、神田さん。自分が生まれる前からプロレスをやっておられる偉大なお二方と今日決勝戦で熱い試合が出来て本当に光栄でした。ありがとうございました!」と深々と頭を下げる。
 そして吉岡は、現オープン・ザ・ツインゲート王者であるKzy&BIGBOSS清水をリングに呼び出し、「俺たちはRey de Parejas 2023、タッグリーグを制したぞ。これで文句はねえだろ?次そのツインゲート、挑戦するのは俺たち菊田と吉岡だ!」と挑戦表明。
 これを受けたKzyは、挑戦を承諾しつつ「これだけは言っとくぞ。こういうリーグ戦を制したからと言ってベルトが手に入るほど甘くねえぞ。経験者の俺が言うんだ。しっかり同じ経験を味わってもらおうか」と自らのトラウマを持ち出して不敵な笑み。王者組はベルトを、挑戦者組は優勝トロフィーを掲げ、激しく睨み合った。

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