悪冠一色が復活もZ世代のヒールに苦言!「俺らはちゃんと筋の通ったヒールしてきたんだ!」

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 10日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『OPEN THE NEW YEAR GATE 2024 望月マサアキ デビュー30周年記念大会』が開催。復活した悪冠一色がZ-Bratsと激突した。

 悪冠一色(アーガンイーソー)とは、リング外の素行不良と職務怠慢を理由に2004年末にDRAGON GATEを解雇された伝説のヒールユニット。2019年にはDRAGON GATE20周年イヤーということで一時的に復活していたものの、久々に“悪冠一色”としてDRAGON GATEマットに上がるこの日を心待ちにしていたファンも多かった。

 この日は、“悪冠一色vsZ-Brats”と題された近藤修司&大鷲透&菅原拓也vsシュン・スカイウォーカー&ISHIN&加藤良輝の6人タッグマッチが実施。“平成のヒールvs令和のヒール”とも呼べる軍団構想には熱い注目が集まった。

 Z-Bratsの面々は入場するなり悪冠一色を場外へと放り出し、シュンが「お前たちが上がれるリングじゃないんだよ。悪冠一色?知らねーよそんなもん。同窓会がしたいんだったらもっと安いリングでやれ」とZ世代の正直な感想を口にする。
 これにブチ切れた悪冠一色の面々が会場全体を使った場外乱闘へと引き込んでいくが、菅原が捕まって袋叩きに。シュンは「誰だよ菅原って。知らねーよこんな奴!」と嘲笑しながら顔面を踏みつけていく。


 大鷲がシュンとのパワー勝負で競り勝つも、ISHINがボックス攻撃で流れを止める。これにブチ切れた近藤が大暴れしてISHINへ大鷲とのコンビネーション攻撃を決め、菅原の十三不塔から近藤のキングコング・ラリアット。完璧な連携で3カウントが入ったかと思われたが、Z-Bratsのセコンドに付いていたKAIがレフェリーの足を引いてカウントを妨害。
 無法地帯となったリングで加藤がイスを振りかぶるが、大鷲がイスを奪い取って加藤を殴打。止めに来た八木隆行レフェリーをもイスで殴りつけたため試合は大鷲の反則負け。試合終了を告げるゴングが鳴らされてもシュンがイスで殴りつけたりと大暴れ。
 大鷲&近藤がISHINを押さえつける中、どさくさに紛れて八木レフェリーもビッグブートを見舞い、悪童へ制裁を下した。

 悪冠一色は怒り心頭の様子でバックステージに登場。
 大鷲は「悪冠一色を結成したときの名付け親は望月さんですから。まあ、そんな望月さんを悪冠一色が出来て2ヶ月で追放しましたけども、それもいい思い出で。我々は望月さんの30周年に華を添えに来たはずなのに、なんだアイツらのあのやり方は!俺らはヒールでもちゃんと筋の通ったヒールしてきたんだ!試合をぶっ壊すようなヒールは俺らしてきてないんだ。これがZ世代か?」と令和のヒールに苦言。
 そして、7期生の同期である八木レフェリーの助力を喜び、「あの蹴りがあったらもう1回くらい試合が出来ると思う」と冗談交じりに復帰を熱望した。

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