「50過ぎてもプロレスが楽しくて仕方ない」30周年を迎えた望月成晃が鷹木信悟と一騎打ち!鷹木は「世界一元気ハツラツなオッサンは望月さんのようだ」

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 10日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『OPEN THE NEW YEAR GATE 2024 望月マサアキ デビュー30周年記念大会』が開催。望月成晃と鷹木信悟がシングルマッチを行った。

 望月マサアキ(望月成晃)は1994年に北尾道場(武輝道場)でデビューし、WAR等で活躍。武輝道場が闘龍門JAPANに吸収合併されて以降は同じ場所にとどまり続け、現在もDRAGON GATEの中心人物として君臨。
 神田ヤスシ&望月ススム、さらに実の息子である望月ジュニアとともに【M3K】を結成し大暴れしており、さらに自らがプロデュースする大会『武勇伝』も復活させてプロレス界を賑わせている。

 この日は、そんな望月の30周年記念大会。望月の相手は元DRAGON GATEの鷹木信悟であることが発表されており、望月は「俺はいくつになってもベルトもトップも諦められない往生際の悪いオッサンなんで。鷹木には『是非とも俺に引導を渡しに来い』と。俺が30年でベストバウトと言えるのは、2015年にアイツとやったドリームゲート戦なんでね。ここで俺がまたこの先まだまだやれるのか、やれないのか、うってつけの相手だと思います。鷹木も元ウチの選手ですからね。『望月さん、いつまでDRAGON GATEでデカい面してるんだ』と思ってると思うんでね。お前が俺に引導を渡しに来いと。そういう気持ちです」と熱い想いを語っていた。


 試合は互いの歩んできた歴史を確かめ合うかのようなじっくりとしたグラウンドレスリングに始まり、望月が最近は滅多に見せなくなっていたトペ・マサアキを見舞って先制。
 望月が多彩な蹴撃で鷹木の腕を一点集中攻撃すれば、鷹木も蹴り足を取ってのドラゴンスクリューから足攻めを展開。鷹木がエプロン上でのデスバレーボムを狙うが、望月はリング内に着地して二角蹴り。場外へ落下した鷹木へラ・ケブラーダを放つなど大暴れ。


 望月はイリュージョンからの真・最強ハイキックを決めるが、倒れず耐えた鷹木がパンピングボンバー。さらにエルボー連打からコーナーラリアットを狙うが、望月がコーナーに飛び乗り三角蹴り。これも耐えた鷹木がパンピングボンバーからラストファルコンリー。さらにパンピングボンバーの連打から闘魂パワーボムで3カウントを奪った。

 試合後、鷹木はペットボトルの水を半分頭から被り、もう半分を倒れ伏した望月の頭にかけることで健闘を称え合う。
 マイクを取った鷹木は「望月成晃……いや、望月さん。聞くところによると、このオッサン、今月54歳になるらしい。俺も元気ハツラツを売りにしてるが、どうやら世界一元気ハツラツなオッサンは望月さんのようだ」とニヤリ。またDRAGON GATEのリングに上がる可能性を示唆しつつ望月ジュニアを鼓舞してから一足先に去ろうとするが、望月が呼び止める。
 望月は、ハードスケジュールの中で試合を受けてくれた鷹木にお礼を言いつつ「俺が40過ぎたときは散々お前にイジられたよな?どうだオイ?お前が新日本行って40になったら“ハツラツおじさん”って言われてるらしいじゃねーか。40過ぎてもプロレス楽しくて仕方ねーだろオイ。50過ぎても楽しくて仕方ねーからな。あとは、お前はDRAGON GATE出身者として俺たちの誇りだよ」と語りかける。

 そして、「お前とはJUNCTION THREEで1回組んだくらいかな。それでもお前とリング上で握手した記憶ないんだよ。『引退するまでお前と握手しない』とか言ってた気がするよ。でも、もしかしたらこうして対峙するのも最後かもしれねーからな。今日は握手してくれや」と望月が右手を差し出すと、鷹木も「ありがとうございました!」とガッチリ握り返し、両者は深々と頭を下げた。

 その後、大会を締めた望月はその足で売店へ直行しファンと交流。“世界一のハツラツおじさん”が引導を渡される日は永遠に訪れないのかもしれない。

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