岡山県の英雄が極刑に処される――故郷の子どもたちにプロレスを届けることを夢見るプロレスラーが無念の敗北
- 2024-3-18
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16日、岡山県・山陽ふれあい公園総合体育館にてDRAGON GATE『Rey de Parejas 2024』が開催。しゃちほこBOYが地元凱旋を果たすも敗北を喫した。
しゃちほこBOY(愛称:しゃち)は岡山県小田郡矢掛町出身。「生まれ育った故郷の子どもたちにプロレスを見せたい」という思いでプロレスラーを続け、岡山の子どもたちに夢を与え続けている地元の大スターだ。
この日はしゃちの凱旋大会ということもあり、試合前にはリング上でしゃちと子どもたちでの撮影会が行われるなど、地方のプロレス大会ならではのアットホームな雰囲気に包まれた。
この日は、しゃちほこBOYvsISHINのシングルマッチが実施。
極悪非道のヒールユニット【Z-Brats】の一員たるISHINは「お前らつくづくかわいそうだよ。地元のスーパースターがしゃちほこBOYだもんな!」と岡山県のプロレスファンを嘲笑。ブーイングの嵐が起きる中で試合が始まる。
しゃちは大声援を背に受けて突撃。しゃちほこムーブでISHINを豪快にぶっ飛ばし、ISHINのラフプレーにも怯むこと無く得意のペチョ・コン・ペチョ(※ラ・ケブラーダ)を繰り出して勝利を目指す。
しかし、若手の中でトップクラスの実力と勢いを誇るISHINから勝利を奪うには至らず。しゃちの猛攻をしのぎきったISHINが極刑(※胴絞コブラクラッチ)に処してギブアップを奪った。
しゃちは故郷に錦を飾ることは出来なかったばかりか、この試合で負傷して翌日の大会を欠場することになるなど踏んだり蹴ったり。
しかし、DRAGON GATEでは5月19日に和気町大会、8月3日には再び赤磐市大会と2度の岡山大会の開催を発表済み。次こそはしゃちが故郷で勝利する姿を見せられることを願いたい。