EXTREME王者・平田一喜が超変則ルールで“強敵”HARASHIMAを倒し初V!次期挑戦者・坂口征夫と8・13後楽園でV2戦
DDTプロレスが7月30日、東京・後楽園ホールで『Summer Vacation 2023』を開催した。DDT EXTREME王者の平田一喜が超変則ルールで“強敵”HARASHIMAを倒し初防衛に成功。次期挑戦者には坂口征夫が名乗りを挙げ、8月13日の後楽園大会でV2戦を行う。
6月25日の後楽園でMAO、ヨシヒコとの3WAY戦を制し、新王座に就いた平田が指名したのはディザスター・ボックスの兄貴分のHARASHIMA。平田がHARASHIMAに勝つために知恵を絞ったうえで、考えたルールが「超激戦!平田の戦友奇跡の集結!ノータッチキャプテンフォール&2カウントフォール・ハンディキャップデスマッチ」。平田はほうき、こけし、イス、やきとり、赤ちゃん人形、番犬、コールドスプレー、大鷲透人形を味方に付けたハンディ戦で、キャプテンは平田とHARASHIMA。そして、平田は勝つ可能性を高くするために2カウントフォールマッチに。
先発はこけしとHARASHIMAで、前代未聞の戦いがゴング。HARASHIMAはこけし、赤ちゃん人形、ほうきなどと激闘を展開し、平田はチャンスと見ると丸め込みで勝ちを狙いにいく。両者はエルボーのラリーから、HARASHIMAのミドルキックと平田のエルボーの応酬に。HARASHIMAがほうき攻撃からハイキック。さらに蒼魔刀狙いで走り込んできたところを、平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで丸め込んで2カウントを奪って勝利。
平田は「どんなルールであれ、HARASHIMAさんに勝つことができました。このEXTREMEというベルトはすごい夢があるし、僕にはピッタリな気がします。どんな相手でも勝てそうな気がしてきました」と自信を見せた。
すると、DDTきっての武闘派・坂口が現れ挑戦表明。平田は拒否の構えを見せるも、今林久弥GMが「両者の合意があった」として、強引に8・13後楽園でのタイトル戦を決定してしまった。
バックステージで平田は「HARASHIMAさんがこんな狂ったルールを受けてくれて。勝って、幸せな気分もつかの間。坂口さんか。なんとか坂口さんの弱点を見つけて、いつもやられてる分の仕返しとして防衛します」と声を震わせた。
HARASHIMAは「平田はしっかりしたチャンピオンだなって感じました。なかなか対戦することのない選手たちを集めてくれて、付き合わされる形になったけど、EXTREMEチャンピオン・平田一喜というものが確固たるものになったんじゃないかな。今日は完敗です。2カウント取られたのは事実だし」と潔く負けを認めた。
挑戦が決まった坂口は「DDT上がって11年、初めてEXTREMEに挑戦する。いい誕生日プレゼント、待ってるよ」とコメント。
絶体絶命の危機に直面した王者の平田は、果して、どんな自分に有利なルールを考えつくか?