正田壮史が先輩・中村圭吾を破り、若手リーグ戦「DGC」全勝優勝宣言!「2・9仙台で絶対イルシオンに勝って優勝する」
DDTプロレスが2月8日、神奈川・横浜ラジアントホールで『SETSUBUN MATCH 2025』を開催した。4・6後楽園ホールでのKO-D無差別級王座への挑戦権をかけた、若手ナンバー1決定リーグ戦『D GENERATIONS CUP 2025』(以下、DGC)のAブロックでは、2023年覇者の正田壮史が先輩の中村圭吾を破って2連勝を飾り、「DGC」全勝優勝を宣言した。
この日、同ブロックでは、まず第2試合でイルシオンと石田有輝が対戦。試合開始直前、イルシオンはイスでレフェリーを殴り、レフェリーが昏倒すると、石田にイス攻撃の雨あられ。怒った石田は張り手連打で返していく。ここで、レフェリーが蘇生して、ようやく開始のゴングが鳴らされる。イルシオンがイスを手にすると、石田が炎掌でイスの底をぶち抜く。さらに石田はイルシオンに炎掌を叩き込んで3カウントを奪い、リーグ戦初勝利(1勝2敗)をマークした。イルシオンは1勝1敗(勝ち点2)で足踏みとなった。
続いて、メインイベントで正田と中村が激突。開始間もなく、両者は場外でミドルキックの応酬。中村の蹴りが鉄柱に誤爆すると、正田が場外で垂直落下式ブレーンバスター。リングに戻ると、中村は飛びつきDDT、ダイビング・ヘッドバット、キック連打で攻め立てる。正田はジャーマンから正田のチカラKOBUムキムキ狙いも、中村は丸め込みで切り返すがカウントは2。さらに、中村はハイキック、変型リバース・フランケンシュタイナー、串刺しダブルニーもキャッチした正田がコーナーにパワーボムで叩きつける。ヒザを叩き込んだ正田は強引に正田のチカラKOBUムキムキを見舞いピンフォールを奪取した。中村は1勝2敗(勝ち点2)で脱落となった。
この結果、正田は2勝0敗(勝ち点4)でAブロック単独首位。最終公式戦(9日、仙台・夢メッセみやぎ)でイルシオンに勝てば文句なしの全勝で優勝決定戦に進出する。イルシオンは正田に勝てば、2勝1敗で並び、直接対決の戦績により、逆転で優勝決定戦に勝ち上がることになる。
締めのマイクを託された正田は「みんな強すぎる。俺の今回のDGCの目標の一つは、最高の大会を更新することでした。今のところ更新しまくりでしょう。でも、最高を更新した最後に優勝するのはこの俺。その後、クリス(ブルックス)から、KO-D無差別級のベルト獲るぞ。クリス、絶対に3月20日、後楽園でベルト防衛してください。DGC、残すところ、あとイルシオン、絶対勝って優勝するんで、応援よろしくお願いします!」と全勝優勝を誓った。
バックステージで正田は「2戦目勝って、明日勝てば全勝! 決勝に100%上がれるでしょう。すべて俺の計算内や! 俺が絶対に決勝に行くんや。その暁に僕はクリスからそのベルトを獲らないと、シャーデンフロイデ(インターナショナル)でどう成長したかを説明できないと思ってる。だから絶対優勝します」とキッパリ。
イルシオンは「何も覚えてない。石田、オマエ、痛かったな。でも明日勝てばまだ決勝行けんだろ? 正田! オマエの弱点が分かってるからな。おまえはクソザコメンタルの持ち主。デビューからスーパールーキーと謳われた正田が、実際はそうでもなかったな。明日、おまえのメンタルをえぐって、しばらくは長期休養に入れ」と挑発した。
また、セミファイナルではクリスと高梨将弘のCDKが、HARASHIMA&高尾蒼馬と対戦し、CDKの合体技Everclearでクリスが高尾をフォールした。試合後、アントーニオ本多がクリスにヒーローインタビューを敢行。気になる3・20後楽園でのKO-D無差別級王座戦の挑戦者について質問すると、「まだ決まってない。でも戦いたい人が10人から5人くらいになった」と回答。果たして、クリスの決断がいつになるのか、挑戦者に誰を指名するのか気になるところだ。