永田裕志が黒潮とのイケメンタッグで阿鼻叫喚の地獄絵図の末、バラモン兄弟を撃破!6・25新宿でガンプロ・大家健と一騎打ち

4月9日、東京・上野恩賜公園野外ステージで『髙木三四郎30周年プロジェクト『M&Aプロレス ~MatchMake & Agent~』』が開催された。“ミスターIWGP”永田裕志が黒潮TOKYOジャパンとのコンビで、バラモンシュウ&バラモンケイのバラモン兄弟との壮絶死闘の末、撃破した。
『M&Aプロレス』はCyberFight副社長の髙木三四郎がプロデュースするも、DDT所属選手が出場しないという異例の興行。髙木が30年で培ったコネクションでブッキングして、マッチメイク。第1弾となった今大会では、ここでしか実現しない異色のカードが全7試合ラインナップされた。
メインイベントでは、2月3日、新宿での『髙木三四郎デビュー30周年記念大会『NEVER SAY NEVER』』で電撃合体を果たした 永田と黒潮の“イケメンタッグ” が、バラモン兄弟と超異色対決が実現した。
試合開始直前、エニウェアフォールマッチとして行われることがアナウンスされ、ゴングが鳴ると4選手は壮絶な大場外戦を展開。大量の水がばら撒かれ、ファンが逃げ惑う阿鼻叫喚の地獄絵図に…。ようやくリングに戻ると、黒潮がバラモン兄弟の黒歴史である、石森太二とのセーラー・ボーイズ時代のデビュー曲「キープオンジャーニー」を音響に流させると、兄弟は悶絶し、一気にイケメンタッグペースに。
窮地を脱したいバラモン兄弟がバケツに入れた墨汁を持ち込むが、これは髙木に誤爆。何とかパウダー攻撃、お告ゲル攻撃で永田を追い込むが、バラモン兄弟の誤爆を誘った永田は腕固めでケイを捕らえる。一気に締め上げていくと、ついに永田に神が降臨し白目に。さらになんと永田の口からは青い青義のお告ゲルがあふれ出る。神秘的ともいえるこの攻撃にケイはなすすべもなくギブアップ。イケメンタッグが初陣を白星で飾った。
バラモン兄弟が「今日闘って一つわかったことがある。永田裕志は業界一の……イケメンだ!」と捨てゼリフを残して退場すると、会場は永田に大イケメンコール。黒潮のジャケットを羽織り、永田がポーズを決めていると、髙木が割って入り「永田さんとどうしても試合がしたっていうレスラーがいるんですよ! その男を今日呼んでます。コイツだ!」と言うと、会場に「BAD COMMUNICATION」が鳴り響き、ガンバレ☆プロレスの大家健が登場。
大家は永田の前に立つと「プロレスをメジャースポーツにしたいという気持ちで、ガンバレ☆プロレスを12年前に旗揚げしました。でもそんなことどうでもいいんだよ! 俺は子どもの頃から、ものすげぇプロレスラーになりたかったんですよ! Mr.IWGP、永田裕志みたいなプロレスラーになりたかったんですよ! その夢は……叶いませんでした。でもな、おまえに勝ちてぇんだよ! まったく正統派でも何でもねぇ、底辺から這い上がったこのプロレスラー大家健が永田裕志に勝ちてぇんだよ! シングルマッチ、永田裕志! やってくれよ! 俺との試合!」と暑苦しく詰め寄る。
すると後ずさりしていく永田だったが「わかった。わかった。とりあえず今の相手(バラモン兄弟)とは違う闘いができそうなんでやろう」と対戦を受諾。それでも大家がさらに熱く詰め寄ると、永田からは「わかった。やってやろう。いいんだね? やっちゃって?」とかつての名ゼリフまで飛び出す。
これを受けて髙木が6月25日、新宿FACEでの第2興行でのシングルマッチを正式決定。大家が退場すると、最後は永田が「今まで味わったことのない世界観を感じようと思って、バラモン兄弟という難敵と闘いましたが、とんでもなかったです。こんなに苦戦するとは思いませんでした。皆さんが喜んでいただけたなら、とりあえず良しとしましょうか。また皆さん、新宿でお会いしましょう! 1、2、3、ゼアッ!」と大会を締めくくった。
バックステージで永田は「こんなの初めてだよ。ドリフ大爆笑に出てる気分だったよ」と試合を振り返ると、黒潮は「この間闘って、今回組めて良かったです。また組めたらいいなと」とタッグ継続を熱望。永田は「初めて経験した世界観とはいえ、こういう世界もあるんすね。10年前だったら、こういう世界観は味わえなかった。10年経ってこのキャリアだからできた。あなたのおかげですよ」と清々しい表情でコメント。そして、永田は「大家選手、彼の熱意に負けました。ぜひやらせていただきたいと思います。次の新宿大会もたくさん、お客さん来ていただけることを楽しみにしてます。頑張ります」とM&Aプロレスでの次戦を見据えた。
永田との対戦が決まった大家は「永田裕志、すげぇ正統派レスラー。そうなりたくて目指した。でも現実はどうだ。俺自身がプロレスラーだってことに胸張りたい。だから、6月25日、なんとしてでも永田裕志に勝ちます!」と必勝を宣言した。
なお、6・25新宿では諏訪魔vsマッスル坂井の異次元対決が実現。第3弾大会が8月19日、上野に決定した。