『プロレス大賞』新人賞受賞の武知海青が永田裕志&髙木三四郎組から自力2勝目を奪取!「場数を増やして、もっとプロレスを世の中に広めるために頑張っていきたい」

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 DDTプロレスが12月19日、東京・後楽園ホールで『RING FINALE 2025 ~全員主役のカーテンコール~』を開催した。LDH JAPAN 所属の16人組ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGE・武知海青が“ミスターDDT”HARASHIMAとのコンビで、“ミスターIWGP”永田裕志(新日本プロレス)、髙木三四郎組と激突し、自力2勝目を奪取。来たる2026年に向けて、さらなる飛躍を誓った。

 武知は2024年2・25後楽園でプロレスデビュー。今年6月にはプロレスラーとして、DDTに入団。9・28後楽園では上野勇希、To-yとのトリオで、岡谷英樹&MJポー&イルシオンとのKO-D6人タッグ王座決定戦に臨み、イルシオンに勝利。わずかデビュー5戦目で自力初勝利、タイトル初戴冠の快挙を達成した。11・3両国国技館ではIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITAとのドリームタッグで、樋口和貞&正田壮史と熱闘を繰り広げて白星をマーク。11・19後楽園では新日本に初参戦し、2026年1・4東京ドーム大会でのNEVER無差別級6人タッグ選手権(トルネードランボー)への参戦につながった。それらの活躍が認められて、先に発表された『プロレス大賞』(東京スポーツ新聞社制定)の新人賞を受賞した。

 この日が9戦目となった武知は51歳のHARASHIMAと組み、57歳の永田と55歳の髙木とタッグ対決。大ベテラン3人に囲まれるなか、武知は“レジェンド”の永田とエルボーのラリー。場外戦になり、髙木から南側客席に連れて行かれると、戦闘用チャリンコ・ドラマティックドリーム号でひかれ、髙木流の洗礼を受けた。リングに戻ると、永田が武知にミドルキック連打。武知はドロップキックで返した。髙木がぶっこ抜きの雪崩式ブレーンバスターで武知をぶん投げ、永田がエクスプロイダー。それでも体勢を立て直した武知は髙木にドロップキックから、スワンダイブ式フォアアームを叩き込んで3カウントを奪った。

 永田がマイクを持つと「いい根性してるよ。1・4東京ドーム、頑張れよ!」とエール。武知は「永田さん、ありがとうございました。僕はまだまだ新人ですが、情熱と覚悟は誰にも負けないつもりです。これからもずっとこのリングに立ち続けて、プロレスの可能性だったり、素晴らしさを広められるように精いっぱい1・4、暴れてきます」とアピール。そして武知は「僕にはまだまだ数が足りないと思います。もっともっとリングに立ちたいと思い続けてるんです。1月は3日(DDT後楽園)、4日ありますが、25日後楽園ありますよね? 事務所に言ってスケジュール空けています。髙木さんの返答次第では、再びこのリングに立たせていただけないでしょうか?」と直訴。髙木は「そこまでプロレスにどっぷり浸かる気があるならOKです!」と快諾し、1・25後楽園への出場が決まった。さらに武知は「初めてHARASHIMAさんとタッグを組ませていただいたんですが、もっと見たいですか? そのチャンスをください。これからももっと勉強して強くなって、プロレスを愛して、今後とも応援よろしくお願いします」と決意表明。

 バックステージで武知は「(HARASHIMAに)すごい引っ張っていただきました。僕以外は皆さん50代で、僕の倍くらい生きているので、その重みをエルボー一つでも感じ取ったので。来年から場数を増やして、もっともっと自分自身もそうですけど、プロレスを世の中に広めるために頑張っていきたい」と2026年は試合数を増やしたい意向を熱望した。

 対戦した永田は「最初から気持ちをぶつけてきたり、そこはよかったと思います。運動神経いいのは分かるんですけど、見栄えにこだわるだけならどうかなと思ったけど、気持ちがすごく強くて。なかなか僕に向かってこられない新日本の若手もたくさんいるなかで、ああやって向かってくるのはたいしたもの。東京ドームは夢舞台だし、思う存分頑張ってほしい。限られた時間で武知海青を披露してくれれば。いい経験も、もしかしたら苦い経験になっちゃうかもしれないけど、それはそれで大きな財産になると思う」とアドバイス。

 直接フォールを奪われた髙木は「バケモンだな。あの身長、体重であれだけ跳躍力あって。(武知が)すごいところから落ちて来たイメージ。ポテンシャルの塊。レジェンド相手に怖気づくのが普通だけど、堂々と立っていたのはたいしたもの。プロレス界の宝と思ってるので、いろんな経験をしたほうがした方がいい」と評価。永田とは超日本プロレス12・29新宿FACEで対戦するが、「初めて組んだと思えないくらいスムーズにいって。久しぶりに永田裕志を体感して、57歳で何であんなに動けて、若い奴らとガンガンできるのか。何かのヒントを得て、永田さんには全力でいきます」と意気込んだ。

 この後、武知は来年1・3後楽園でMAO&KANON&須見和馬を挑戦者に迎えてKO-D6人タッグ王座のV2戦に臨む。そして、1・4東京ドーム、1・25後楽園へと続き、さらなら飛躍に向け突っ走って行く。

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