MAOが難敵ブライアン・キースを撃破しUNIVERSAL王座V4!2・25後楽園で元キック王者の町田光が挑戦へ

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 DDTプロレスが1月21日、東京・品川プリンスホテル内クラブeXで『Sweet Dreams!2024 TOUR in SHINAGAWA』を開催した。DDT UNIVERSAL王者のMAOは難敵のブライアン・キースを破り、4度目の防衛に成功。次期挑戦者にはキックボクサーの町田光が名乗りを挙げ、2月25日、東京・後楽園ホールでのV5戦が決まった。

 MAOは昨年7月の米国遠征でキースと一騎打ちを行って敗北を喫しており、リベンジを期しての防衛戦。昨年12月31日(現地時間)には、米カリフォルニア州ロサンゼルスでの路上プロレスでスパイダー・ネイト・ウェブを倒して王座V3を果たすなど、まさに日米を股にかけた防衛ロードになっている。

 序盤、キースはエプロンでエクスプロイダーでぶん投げる手荒い攻め。その後も重いチョップ連打で苦しめる。MAOはラ・ケブラーダを見舞うと、顔面ウォッシュ。キースはソバットから顔面ウォッシュで返していく。10分過ぎには激しいチョップの打ち合い。キースはエメラルド・タイガードライバーからヒザ連打。MAOもトラースキック、雪崩式みちのくドライバーⅡもカウントは2。さらにMAOはキャノンボール450°で決めにいくも、キースは剣山で阻止。キースは雪崩式エクスプロイダー。壮絶なエルボーのラリーに発展。MAOが旋風脚、タイガードライバー、掌底連打でたたみかけるも、キースはハイキック、ヘッドバットで反撃。キックを回避したMAOはみちのくドライバーⅡから走り込んでの掌底でキースを仕留めた。試合後、いったんはMAOの握手を拒んだキースだったが、互いに座礼して握手を交わし、健闘を称え合った。


 ここで町田がサプライズで登場し、「俺は去年(2・26後楽園)、坂口(征夫)さんと組んで、アンタと勝俣瞬馬に挑んで、タイトル(KO-Dタッグ)に届かなかった。俺はこのリングで生き残ることができなかった。俺にはやり残したことがある。アンタとの一騎打ちだ。挑戦したい」とアピールし、MAOも快諾し王座戦が決定した。

 MAOは「ギリギリだ。俺にも日本生まれのド根性があるんで。UNIVERSAL、2度目の戴冠だけど、1回目を含めて、今日が一番しんどかったかもしれない。米国でシングルして、まさか日本で再戦できるとは思わなかった。これもUNIVERSALを手にしてるからこそ。俺は今キャリアのなかで一番やりたいことをやってる。俺が進んできた道の後ろに盛り上がったDDTができていくんだ。だから俺はばく進するしかない。誰もついてこさせない。誰も同じ道は進ませない」と話した。次期防衛戦については「俺が掌底に自信を持ったのはアンタのせいなんだよ。ボクシンググローブで殴られるのに、どうやって対抗するか悩んだ末、磨いたのが掌底。俺の蹴りが強くなったのもアンタのせいだ。責任をもってボコられに来い。そんだけの覚悟はあると思う。あの人の根性はすごいんだよ。戦うのを楽しみにしてる」とコメント。

 王座奪取ならなかったキースは「バウンティハンターは常にベストなリングを探してきた。日本、DDTに最高のものを求めてやってきた。MAOは最高のレスラーの一人。日本でプロレスをするのが夢でした。夢が叶った1日になった。DDTには戻って来たいし、アキヤマ(秋山準)、エンドー(遠藤哲哉)、ウエノ(上野勇希)、戦わなければいけないレスラーがいる。必ず次がある」と再度のDDT参戦を希望した。

 挑戦が決まった町田はキックの世界でWPMF世界スーパーフェザー級王座などを戴冠し、“居合いパンチャー”として名を馳せた。2022年4月の「路上プロレス世界一決定戦」から、昨年5月までDDTに参戦。昨年12月にはKrushのリングでキックに復帰していた。町田は「去年しゅんまお(MAO、勝俣)に負けて。正田(壮史)選手、平田(一喜)選手に負けてしまい、生き残ることができなかった。これで終わっていいのかなと考えたとき、やり残したことがあるなって。MAO選手との一騎打ちだと思いました。戦ったとき、MAO選手の掌底と僕のパンチ、蹴り合ったとき、僕自身、魂が震えました。もう1回、魂を揺さぶるような戦いをやりたいと思います。今後キック、プロレス、両方やっていきたい。異種格闘技戦もやろうと思ってます。(MAOとは)どんなルールでもいい」と熱く語った。

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