MAOがKO-D無差別級王座挑戦に向け、サウナカミーナからの“家出”を宣言!「今までと違うアプローチで対角に立って、上野勇希としっかり向き合いたい」
DDTプロレスが6月30日、東京・後楽園ホールで『What are you doing 2024』を開催した。真夏のビッグマッチ「WRESTLE PETER PAN 2024」(7月21日、東京・両国国技館)で上野勇希の保持するKO-D無差別級王座に挑むMAOが、所属するユニット・サウナカミーナからの“家出”を宣言した。
この日、同王座戦の初の前哨戦が組まれ、MAOはTo-yと組み、上野&勝俣と激突するサウナカミーナ同門対決となった。上野を意識したMAOは序盤のレスリング勝負から、イスを使ったラフ殺法も見せた。MAOとTo-yが同時に場外にダイブすれば、上野と勝俣も同時にトペ・コンヒーロを敢行。上野のWR狙いを阻止したMAOはスタナーから掌底。ラリアット相打ちから、MAOが居合いキックを決める。両軍、白熱した譲らない攻防が続くなか、勝俣のトラースキックをしのいだMAOが旋風脚を一閃。To-yが勝俣にコジマインパクトでアシストすると、MAOは居合いキック、みちのくドライバーⅡをさく裂させて勝俣から3カウントを奪った。
MAOは「上野勇希ってすげぇヤツなんだって、対角に立ったから知ることができた。3、4年、サウナカミーナやってきて、ほとんど対角に立つことなくて。やっぱ上野勇希の対角に立ってやるプロレスは面白いわ。組んでたら見えなかったこともよく分かった。今までと違うアプローチで対角に立って、上野勇希としっかり向き合いたい。俺は上野勇希との両国のメインイベントに向けて、サウナカミーナから家出します!」と宣言し、退場しようとする。
上野は「MAOちゃん、覚悟をもって言ってるのも知ってる。俺たちのユニットをやめて飼ってくれる人のところに行くのか、俺には分からないけど。俺たちサウナカミーナはどのユニットに行っても、MAOちゃんのこと輝かせられるから。行ってらっしゃい!」と投げ掛け、MAOは去って行った。
バックステージでMAOは「これが俺の覚悟ですよ。サウナカミーナ、俺にとってのホームだ。上野勇希の対角に立たないと甘えちゃう。非情になって心を鬼にしないと見えてこない上野勇希の強さを体感しました。だから家出という形を取らしていただく。両国まで何大会もある。サウナカミーナで組みながらやっても、本気の上野勇希を引き出せない。どんな形であれ、対角に立ってみせる。拒絶されても無理やりにでも組んでもらって。どのユニットにでもねじ込んでもらって。最悪一人でもいいよ。ハンディキャップマッチでもいいよ。上野勇希の対角に立って向き合って最高のDDTのメインイベントにしたいんだ。上野勇希と俺のモチベーションが120%、200%に上がっていく最高の選択だと思ってる。少なくとも両国までは家出する。その先は分かんない。ぐれちゃうかもしれないし。でも最終的に帰りたいなって思ってます」と覚悟を示した。
上野は「家出したらどうなるか分からない。家出する重みは分かるけど、さびしいよ。でも両国に向けて、MAOちゃんが動いてくれて向き合える。喜んで受け入れるよ。でも対戦相手として楽しみだけじゃない。家出するってなめんじゃねぇ! このベルトは守るから。俺がDDTの一番やから」と複雑な表情を見せていた。
このMAOの意向を受けて、7・5上野ではダムネーションT.Aと、7・7小田原ではDEAD OR ALIVEと、7・10新宿ではシャーデンフロイデ・インターナショナルと組み、上野と対戦するカードが組まれた。