『D王』覇者・上野勇希が12・29TDCホールでKO-D無差別級王座に挑戦決定!「強さの象徴の樋口和貞の目の前に立って、胸張ってDDTの一番になりたい」

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 12月4日、東京・後楽園ホールで行われた『D王 GRAND PRIX 2022』優勝決定戦で納谷幸男を破って、初制覇を果たした上野勇希が同5日、東京・渋谷区のAbemaTowersでの一夜明け会見に登壇した。

 上野は「なんとか優勝することができて。朝起きて、全身痛くないところはないくらいボロボロで、それでもこの痛みを超えたから優勝できたし、この痛みのおかげでD王覇者になれたと思うと、痛いけど心地いいなと思いました。とてもうれしい結果になりました」と振り返った。

 優勝を争った納谷について、「納谷は見たまんま。器がものすごいわけで、新しいライバルになったなんて偉そうにいえるような選手ではないと認識してて。昨日勝った僕から言うと、勝ったらうれしいといえるくらいの選手だと感じました。強かったです」と話した。

 開幕前から、上野は“優勝”を口にしていたが、その発言へのプレッシャーに関して、「プレッシャーはありました。でもプレッシャーを抱えることができない選手になりたくないし、僕がやりたいことはもっと背負っていって。その姿を見てもらって、もっとDDT、僕のことも好きになってもらいたい。これからも高い所を目指してやっていきたいと思い続けられると思わせる。プレッシャーがあったからこそ、前を向けた期間だったし、もっともっといけるなと思ってます」と吐露。

 大きな対格差のある納谷やRSP(リッキー・シェイン・ペイジ)に勝てたことについては、「自信になるし、自分がやってることが間違いじゃないなって。勝った後に思うのは、今日勝てたのは当然じゃないと試合する度に思います。やっぱり大きい人はきついし勝ててよかったなと思います」と語った。

 この日、熱望していたKO-D無差別級王座(王者は樋口和貞)への挑戦が、12月29日のTOKYO CITY HALL(TDCホール)で実現することが決まったが、「今、無差別級挑戦が決まりまして、(DDT)UNIVERSALのチャンピオンであって、UNIVERSALに誇りがあります。そんな僕が無差別に挑戦するにおいて、誰に何を言われることなく挑戦するのに必要だったのはD王で優勝することでした。UNIVERSALのチャンピオンが無差別に挑戦する形ではありますけど、それ以上にD王覇者が無差別級王者の樋口和貞の目の前に立つという関係になりますから。UNIVERSAL王者がベルトを持って、強さの象徴の樋口和貞の目の前に立って、胸張ってDDTの一番になりたい」とキッパリ。

 無差別級王座を戴冠できたら2冠王になるが、「2冠王になれたなら、UNIVERSALは海外でも防衛したいし、いろんな人と自由にやっていきたい。無差別はDDTの一番歴史の長いベルトとして、見られてますから、体が持ち続ける限り、両ベルトを毎月のように、壊れないくらい鍛えて、壊れそうになるくらい、自分の器の限界を走りたい。たくさん2つの防衛戦ができるんじゃないかと楽しみにしてます」と青写真を描いていた。

 また、12・29TDCホール大会の追加カードとして、竹下幸之介&納谷幸男VS関本大介&RSP、佐々木大輔VSクリス・ブルックスVS MAO VSカーラ・ノワール(インターナショナル4WAYマッチ)、HARASHIMA&坂口征夫VS火野裕士&石田有輝などが決定した。

 なお、2023年3月21日に後楽園で旗揚げ26周年記念大会『Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜』を開催することを発表。同大会は後楽園史上最長の5時間興行となり、全14~15試合を予定している。

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