川田利明の推薦を受けたウナギ・サヤカが小橋建太推薦のKAIRIにストレッチプラム!小橋は「面白い試合だった」と大絶賛!

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 14日、東京都・後楽園ホールにて、小橋建太プロデュース興行『Fortune Dream8』が開催され、KAIRIvsウナギ・サヤカのシングルマッチが行われた。

 2012年にスターダム3期生としてデビューした宝城カイリは、同期の翔月なつみ(現:澄川菜摘)との“宝翔天女”や美闘陽子との“BY宝”などタッグ戦線で活躍。シングルでも赤いベルト(※ワールド・オブ・スターダム)、白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム)を両方戴冠し頭角を現すと、2017年にWWEへ移籍。WWEではASUKAとの“ザ・カブキ・ウォリアーズ”や紫雷イオ(現:イヨ・スカイ)とのタッグでも活躍し、2020年に結婚を発表すると日本に帰国。WWEの日本大使として活動していたが、2021年9月をもってWWE JAPANが解散。活動の場を日本に移したKAIRIは、昨年3月からスターダムのビッグマッチを中心に参戦している。

 一方、ウナギは2019年1月に東京女子プロレスでデビューし、2020年11月からスターダムに参戦。後に所属となるも、“ギャン期”に突入してスターダムから飛び出し、プロレス界を股にかけた“査定”の旅を行っている。4月末にはスターダムHPの選手紹介ページからも名前が消え、本当の意味で自由になったウナギは、男子・女子を問わずあらゆる団体・選手を“査定”して回っており、その言動は常に注目の的になっている。

 今大会では、KAIRIが小橋建太推薦選手として、ウナギが川田利明推薦選手として参戦。
 ウナギは、KAIRIの日本凱旋試合でタッグマッチにて“査定”を行うも敗北。それから約1年3ヶ月の間それぞれ大舞台を経験し、お互いに成長した姿で1vs1で対峙した。

 試合は、KAIRIの“査定”を宣言していたウナギが若干上から目線で闘いを仕掛けていくも、KAIRIは序盤からカットラスを叩き込み、場外に逃れたウナギへフライング・カブキ・エルボーで追い打ちするなど容赦なし。
 しかし、エプロン上の攻防からKAIRIが串刺しスライディングDを狙ったところをウナギが鉄柱に誤爆させ、腕を痛めたKAIRIへ徹底した腕攻めを展開。川田の得意技であるストレッチプラムで絞り上げ、大儀であったを狙うものの、KAIRIが振り払ってインターセプター。
 KAIRIはリング内を行進し、串刺し式のスライディングDを発射も、ウナギがブートでヒジを撃ち落とし、城門突破。ウナギが雪崩式の攻撃を狙うも、KAIRIはマリンスパイクで切り返し、カットラスからインセイン・エルボーを投下して3カウントを奪った。

 KAIRIとウナギは試合後に握手。KAIRIがなにかを語りかけ、ウナギがうなずく。2人はしっかりと抱き合ってからKAIRIが会場四方へウナギの腕を掲げ上げる。そして、KAIRIがウナギに肩を貸して2人で放送席まで赴いて小橋と握手。そのまま2人で同じ退場口へとへ消えていった。

 試合を終えたKAIRIは、「私は彼女が強いとか弱いとか、そういうのを判断するために試合をしたんじゃなくて、やっぱり一番は小橋さんがオープニングでも言われていた、熱い気持ちがあるかどうか。それはプロレスラーにとって強い弱いよりも一番大切なことだと思ってます。今日初めてシングルマッチをして、感じましたよ。熱い気持ちを、彼女から私は感じました。口だけじゃなくて、ちゃんと心にも熱い気持ちは持ってるなって思いました。今日の悔しさは忘れずに9年後とは言わず、またすぐに彼女もこれに参戦して今度はぶっちぎりの勝利してくださいよ」とウナギを高評価。

 対するウナギは、「世界のKAIRI、さすがですね。今日ここで小橋さんと川田さんの推薦選手として、女子でシングルをしたのは、きっとこの先も語り継がれるでしょうが、でも、私はKAIRIと世界の中心で、必ずまたシングルをします。そのときは、私がKAIRIから、勝ちます。そしたら、川田さんに報告にいこうと思います。でもこれはきっと、近い将来ですよ。KAIRI、必ずまた査定してやるよ!」と吼え、折れぬ心を見せつけた。


 なお、全試合終了後に大会を総括した小橋は、「KAIRIちゃん、KAIRI選手が試合を操ってたっていう技術というのがやっぱり見えた試合でしたね。ウナギ選手の将来性というのを感じられる試合。ウナギ選手はキャリアを積んだらもっといい選手に、すごく体格的には長い足を使ったキックとか良いものがあったし。粘り強さっていう点では、やっぱり、今後面白くなってくんじゃないかと。面白い選手だよウナギ。やっぱり行動力とかの良さとかそういうものをプラスしてこれからもっともっと伸びてくるんじゃないかなという可能性をすごく感じた。KAIRIちゃんは本当にその場の空気を持ってくのが本当に上手くなったな、と。いや面白い試合だった」とこの試合を絶賛。
 そして、「途中ストレッチプラムとか出たから、『あっ、これは意識してるな』っていうのはありましたけどね。でも、その推薦選手って言うよりもこれからの2人の純粋な戦いを見てみたい。今度は推薦選手っていうのも無しにさ、部分でまだ見てみたいかな」と2人の再戦に期待を寄せた。

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