「ドーム女に続いて、両国の女になりました」元バイトAKBの上谷沙弥が宇宙一かわいい中野たむを撃破し白いベルト防衛!

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 27日、東京都・両国国技館にてスターダム『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Top~』が開催され、上谷沙弥が師匠・中野たむを制してワンダー・オブ・スターダム王座V4を達成した。

 上谷とたむの出会いは、たむが2018年にスターダムの姉妹団体として旗揚げした『スターダム★アイドルズ』で上谷がアイドルズの1人としてプロレスデビューしたことに遡る。
 真剣にダンスに打ち込み、バイトAKBなどでアイドル活動をしていた上谷であったが、当時のたむ曰く「プロレスの練習もしていない」状態でデビューを果たすことに。その後、2019年にスターダムに練習生として入団し直してデビューすると、その天性の華と運動神経でみるみる頭角を現し“未来のスターダム”の名をほしいままにした。

 そして上谷は、昨年のシンデレラ・トーナメントを制し、同年12月の両国国技館大会では悲願の“たむ超え”を果たしてワンダー・オブ・スターダム王座(※白いベルト)を戴冠。シングルプレイヤーとしてもしっかり結果を残し、前日の両国大会1日目では詩美を破って白いベルトを防衛するという“詩美超え”を果たした。

 そして、2日連続となる防衛戦の相手は師匠・中野たむ。
 上谷とたむは今回の試合が7回目のシングルマッチであり、白いベルトをかけての試合は3度目。前回の両国大会とは立場が逆となり、上谷が王者としてたむを迎え撃つ形で再戦が実現した。

 試合は、たむが首への一点集中攻撃、上谷が腰への一点集中攻撃を積み重ねていく削り合いの展開となったが、先にチャンスを掴んだのは上谷。
 たむが腰の痛みから走れず崩れ落ちてしまうと、上谷は背中へのドロップキックやニードロップを連発し、場外への奈落式フランケンシュタイナーといった大技も解禁。さらにスター・クラッシャーからのフェニックス・スプラッシュという必勝パターンに持ち込むが、たむはこれを回避して自爆させ、上谷の顔面にバイオレット・シューティング。さらに最上位技のトワイライト・ドリームで叩きつけるが、腰の痛みからブリッジが保てずフォールが崩れてしまう。
 改めてトワイライト・ドリームを狙うたむに対し、上谷はスクールボーイ・スープレックスでの切り返しを狙う。たむは体勢を入れ替えてクロスボディも、上谷は下から片エビ固めで押さえ込んで電光石火のカウント3を奪った。

 4度目の防衛に成功した上谷は号泣しながら「たむさん、闘ってくださりほんとにありがとうございました!」と座礼。たむとしっかり抱き合って絆を深め、「両国2日無事防衛することができて本当に嬉しいです!私は、ドーム女に続いて、両国の女になりました。シンデレラ・トーナメントも控えているので、それも2連覇目指して、突っ走って、全力投球で行きたいと思います!」と覚悟を叫んだ。


 バックステージに戻った上谷は、通路に座り込んで真っ白に燃え尽きていたたむの前に座り込んでしばし歓談。
 たむは「上谷には今までで一番のチャンピオンになってほしい。これは本当に心からの気持ち」と右手を差し出し、上谷は「あと2回、たむさんの防衛回数を抜きます」と握手に応じる。たむは「上谷が最多防衛数更新したらまた挑戦してあげる。その前に私は別のベルトのチャンピオンになってるから挑戦してくれ」と言い残して去っていった。

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