【試合詳細】6・28 初夏の商店会プロレス ガッツ石島&神崎ユウキvs定アキラ&Regulus バナナ千賀&星誕期&塙純一vs酒井博生&大家健&KURO-OBI 藤原秀旺vs瀧澤晃頼 黒田哲広&マスクドミステリーvsツトム・オースギ&橋之介

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『初夏の商店会プロレス』
日程:2025年6月28日(土)
開始:だいたい10:30
会場:東京都・新宿三丁目駅末広通り商店会 プロレス広場
観衆:だいたい400人

▼タッグマッチ 20分1本勝負
[“最高”ミステリー]黒田哲広(フリー)/○マスクドミステリー
7分59秒 チョークスラム→片エビ固め
ツトム・オースギ(フリー)/●橋之介

▼シングルマッチ 30分1本勝負
[元祖ゴキブリ商会]○藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)
7分53秒 ロマンチックを突き抜けろ!→片エビ固め
[元祖ゴキブリ商会]●瀧澤晃頼

▼6人タッグマッチ 45分1本勝負
[リアルスキンヘッズ]●バナナ千賀(フリー)/星誕期(DDT)/塙純一(ねわざワールド)
11分24秒 スリーパーホールド→TKO
[酒井組]酒井博生(酒井組)/大家健(ガン☆プロ)/○KURO-OBI

▼タッグマッチ 60分1本勝負
ガッツ石島/○神崎ユウキ
12分54秒 フロッグ・スプラッシュ→片エビ固め
定アキラ(AlmaLibre)/●Regulus(AlmaLibre)

カンカン照りの商店街で“暑い”プロレス!インディー統一無差別級王座戦を控える定と神崎が灼熱のリングでアチチな激闘!

オープニング&ジグザグジギーによるコント


 末広通り商店会の瀬田副会長による開会の挨拶が行われ、ジグザグジギーのコントへ。

 会場には通りがかりの見物客やプロレスファンだけではなく、ジグザグジギーのファンも数多く駆けつけており、アットホームな空気の中でジグザグジギーは出番を終えた。

第1試合


 この日の東京都の最高気温は34℃。季節外れの真夏日で会場周辺はとんでもない熱さに包まれたが、鉄製のフレームに木の板とマットを敷いただけのリング上はさらに灼熱地獄。ウレタンマットが熱膨張してリング表面がボコボコになるという異様な光景が広がった。

 4人それぞれクリーンに握手を交わし、ミステリーと橋之介の対面でゴング。
 ロックアップでの力比べはミステリーが押し勝つも、熱々のロープに押し付けられた橋之介が悲鳴を上げる。リストロックの応酬からミステリーがヘッドロックからショルダータックル。橋之介はタックルのダメージというよりは灼熱のマット上で受け身を取った痛みでダメージを負いつつ、ドロップキックで反撃。両者タッチ。


 熱いのでリングに上がるのを嫌がるオースギに対し、黒田は「熱い!熱い!」とげんなり。オースギがドロップキックを放つも、かわした黒田がオースギの背中をマットに押し付けるえげつない攻撃。慌てて逃げ出したオースギを捕まえ、コーナーポストを使った伝統芸能・哲っちゃん足殺し。炎属性も加わった伝統芸能は普段よりも高い威力を見せる。

 代わるミステリーはオースギを体固めで痛めつけ、ニードロップからサーフボード・ストレッチ。さらにクロスアーム・スリーパーに捕らえて苦しめていき黒田にタッチ。

 黒田はミステリーとともにコーナーでオースギの顔面を踏みつけ、串刺しラリアットを狙う。これをかわしたオースギがドロップキックで反撃し、背中をマットにじっくり押し付ける体固めで一矢報いてから橋之介にタッチ。

 橋之介は黒田にランニング・バックエルボー、ミステリーにドロップキック。さらにブレーンバスターを狙うが、ミステリーがカット。2人でロープに振るが、橋之介はハンドスプリングエルボーで2人まとめてふっ飛ばし、ライオンサルトで追撃。橋之介が引き起こすも、黒田がサミングからショートレンジ・ラリアット。ミステリーにタッチ。

 ミステリーはコーナーに上ってダイビング・ラリアット。ミステリーは必殺のチョークスラムを狙うが、橋之介がフランケンシュタイナーで切り返し、串刺しラリアットからブレーンバスターを狙う。中々上げられない橋之介は「オースギさん!オースギさぁん!」と助けを求め、2人でダブルのトラースキックからダブルブレーンバスター。これは黒田がカット。

 2人は黒田を排除にかかるが、黒田はオースギを場外に放り出し、橋之介にはカウンターのラリアット。黒田の串刺しラリアットからミステリーのパワースラムが決まるもカウントは2。ならばとミステリーはチョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。

第2試合


 お互いに拉致したり、拉致されたりすることで対等な関係を築いたという常人には理解できない絆を育んだ瀧澤と秀旺。TTTのリング上では共闘関係になった2人が今回はシングルマッチで激突。

 長野の変人vs岩手の変人の対決。試合前に秀旺が握手を求めるも、瀧澤は拒否してゴング。
 ロックアップでの力比べは秀旺が圧倒。リストロックの応酬からグラウンドでの首の取り合いを経てクリーンブレイク。
 瀧澤は観衆からの声援に応えて真顔で手を振り、突っ込んできた秀旺にフェイスロック。振りほどいた秀旺がナックル&チョップを連打。瀧澤もエルボーで反撃していくが、体格差から来るパワーの劣勢は否めない。ならばと瀧澤はコルバタで放り捨て、後頭部への低空ドロップキック。

 瀧澤はおもむろに2箇所のコーナーマットを外し始め、マットを丁寧にリングの下にしまう。特に反則をすること無くぬるりと試合に戻り、じっくりとヘッドロックで絞ってからぬるりと場外へエスケープして徘徊。スワンダイブ式ドラゴンリングインからスライディングリングアウトという奇行を見せるが、秀旺が捕獲してチョップ&ナックル。



 秀旺がコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、瀧澤がセカンドコーナーに飛び乗ってからのティヘラ。さらにエルボー連打からクロスボディでなぎ倒し、ロープに飛ぶ。秀旺はこれをビッグブーツで止め、サイドバスターからハーフネルソン・チキンウィング・アームロック。

 秀旺は100%メロ~ンジュースを狙うが、瀧澤がウラカン・ラナで切り返し、スモールパッケージ4連発。目を回した秀旺へバイシクル・キックを放つが、これをかわした秀旺がロマンチックを突き抜けろ!で叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、2人は固く握手を交わすも、秀旺が瀧澤に手錠をかけて拉致。瀧澤も素直に応じて仲良く拉致されていった。

第3試合


 “リアルスキンヘッズvs酒井組”と銘打たれたこの試合。酒井組にKURO-OBIが加わっていたことが明らかになる中、スキンヘッズの3人は仲良くChoo Choo TRAINのぐるぐるダンスで入場。

 塙とKURO-OBIの対面でゴング。KURO-OBIがいきなりKURO-OBIロール式足首固めを狙っていくが、塙は冷静に上から潰してアキレス腱固め。さらにヒザ十字に移行するも、素肌むき出しの背中が勢いよくマットに付いてしまい「あっちぃ!無理だ、寝技!」と諦めて帰っていき、両者タッチ。

 千賀と大家の対面。どこかで見たことがあるヘッドバッド合戦のようなものを展開し、大家がショルダータックル。両者タッチ。

 誕期と酒井の対面。誕期が蹲踞の姿勢を取って相撲勝負を求めるが、酒井は付き合わずショルダータックル。誕期もショルダータックルで迎撃して真っ向からのぶつかり合いに。誕期が手4つを求めるが、酒井はこれにも応じずローキック連打。誕期が姿勢を崩すとミドルキックを連打も、誕期はビクともせず。酒井が大家にタッチ。

 大家は「星誕期!お前が元力士だってことは十分分かってる!相撲で対決したい!その気持も十分分かってる!オレはキャリア25年のプロレスラーだ!その相撲対決、俺が受けてやるよ!」と蹲踞の姿勢をとってはっけよい。誕期があっさり大家を吹っ飛ばす。

 1人では敵わないと見た大家は、KURO-OBIを呼び込んで2人で蹲踞の姿勢をとってはっけよい。しかし、KURO-OBIは棒立ちのまま。誕期があっさり大家を吹っ飛ばす。

 2人でも敵わないと見た大家は、酒井も呼び込んで3人で蹲踞の姿勢をとってはっけよい。しかし、KURO-OBI&酒井は棒立ちのまま。誕期があっさり大家を吹っ飛ばす。


 3人でも敵わないと見た大家は、さらなる援軍として石川会長を呼び込む。4人で蹲踞の姿勢をとってはっけよい。しかし、KURO-OBI&酒井&石川会長は棒立ちのまま。誕期があっさり大家を吹っ飛ばす。


 なぜか石川会長と誕期がタイマン相撲バトルを行うこととなるも、誕期はあっさり石川会長を上手投げで放り捨てる。出たがりの石川会長を敵味方入り乱れて6人で制裁する中、末広通りの母が三角コーン用のバーを持ってリングに乱入し、屈強なレスラー6人をぶっ叩いて撃退。プロレスも相撲も権力に屈する。


 仕切り直して試合に戻り、大家が誕期にカミカゼを狙うも誕期が耐えてブレーンバスター。さらに「オワルゾーッ!」と新百合ヶ丘夜明け前で圧殺も、大家はカウント2で返す意地を見せる。ならばと誕期は串刺しぶちかましを狙うが、大家がダイビング・ショルダーで迎撃。両者タッチ。


 塙と酒井の対面。酒井が強烈なミドルキックを連打していくが、塙がキャッチしてキャプチュード。さらに「エース・クラッシャー!」と叫びながらのエース・クラッシャーを見舞い、串刺し攻撃を狙うが酒井がカウンターのフライング・ニールキック。両者タッチ。

 千賀とKURO-OBIの対面。突っ込んできた千賀をKURO-OBIがスリーパーホールドで捕らえ、土手っ腹にソバット。さらにフライング・クロスチョップからダイビング・クロスチョップを放つも、千賀がかわして自爆させる。誕期&塙が入ってきて3人でKURO-OBIにChoo Choo TRAIN攻撃。トドメとばかりに千賀がエルボードロップを発射も、KURO-OBIがこれを回避。


 酒井&大家が入ってきて3人で千賀にトレイン攻撃。KURO-OBIがダイビング・クロスチョップを決め、KURO-OBIロール式足首固め。千賀は決まり切る前にロープを掴むが、KURO-OBIが引き寄せてスリーパーホールド。そのまま絞め落としてしまうと、レフェリーが慌てて試合を止めた。

第4試合


 7月19日のTTT新木場大会では、定の持つインディー統一無差別級王座に神崎が挑戦することが決定済み。商店会プロレスのリングで前哨戦と言える闘いが行われることに。

 ガッツと定の対面でゴング。ロックアップでの力比べから足を止めてのチョップ合戦。互角と見るやショルダータックルでのぶつかり合いへと移行するが、これも互角。ガッツがなんとかなぎ倒すも、定が即座に起きてショルダータックルでお返し。両者タッチ。

 神崎とRegulusの対面。目まぐるしいロープワークのドッグファイトからアームドラッグの応酬。競り勝った神崎がドロップキックで場外に叩き出し、エプロンからウルトラ・タイガー・ドロップ。神崎はRegulusをリングに放り込み、ボディスラムからエルボー連打。ロープに飛ぶが、場外から定が足を引き、場外乱闘へと引きずり込む。


 定は観衆を分け入って大暴れしていき、目玉焼きなら余裕で焼けそうな温度になったリング鉄柱に神崎の額を押し付ける。ガッツがカットに来るも、定はその鉄柱にガッツの背中を押しつける残虐攻撃を見舞っていく。

 Regulusは神崎をロープに振ってバックエルボー。連続体固めでスタミナを奪い、定にタッチ。

 定は水分補給のついでに神崎の顔面に水を噴射。さらに滞空時間の長いブレーンバスターで叩きつけ、Regulusにタッチ。

 Regulusは神崎にサミングからコブラツイスト。技をかけながら定にタッチし、2人で二人羽織のようにダブルのコブラツイスト。

 イケメンが嫌いな定は、神崎の鼻をつまみ上げながらのキャメルクラッチで恥辱を与える。続けてブレーンバスターを狙うが、神崎が着地してカウンターのフライング・ネックブリーカー。ガッツにタッチ。ガッツは2人を次々とショルダータックルでなぎ倒し、ダブルラリアット。さらに定に串刺しラリアットからのブルドッギング・ヘッドロックと得意の連続攻撃。

 ガッツはトドメのラリアットを狙うが、定がカウンターのトラースキックからショットガン・ドロップキック。定がエルボーを放っていくが、ガッツがカウンターの鬼神ナックルからフライング・ニールキック。神崎にタッチ。


 神崎はダイビング・クロスボディからランニングエルボー。さらにハーフハッチ・スープレックス・ホールドを決めるもカウントは2。足を止めてのエルボー合戦に発展し、打ち合いは定が制するも神崎は怯まずジャンピングニー。神崎がロープに飛ぶが、定はスクラップバスターで迎撃。Regulusにタッチ。


 Regulusは神崎をロープに振ってゼロ戦キック。さらに顔面への低空ドロップキックからブルーサンダー・ボムで叩きつけ、定と2人で神崎にトレイン攻撃。Regulusの延髄斬りから定のトラースキックが決まるも、ガッツがカット。

 Regulusは神崎にジャーマン・スープレックスを狙うが、神崎がサムソンクラッチで切り返し、追撃のエルボーをキャッチしてDDT。神崎がフィッシャーマン・バスターを狙うが、Regulusが背面着地して再びジャーマンを狙う。ここにガッツが突っ込んできてRegulusにラリアット。神崎がフィッシャーマン・バスターで叩きつけるも、定がカット。

 定が突っ込んできてガッツにスパインバスターを狙うが、ガッツが着地して延髄斬り。ガッツがゴーストバスターでぶっ刺し、神崎が必殺のフロッグ・スプラッシュを決めて3カウントを奪った。

ガッツ「皆さん、本日は土曜日の朝早くから、そしてメチャクチャ暑いこの日にお集まりいただきましてありがとうございます!また今年も我々プロレスラー、この末広通り商店会プロレスに帰ってくることが出来ました!ひとえに皆さんの応援のおかげです!ありがとうございます!」

 その後、ガッツが出場選手&石川会長をリングに呼び込み、最後に石川会長が挨拶。

石川会長「あっついねぇ~!皆さんおつかれさまでしたぁ~。本日はご来街いただきましてありがとうございました!本当に暑い中ご観戦いただきましていただきましてありがとうございました。後ろの方にお水を用意してますんで、倒れる前に飲んでください。それでですね、今年はですね、多分……やります!いつかっていうのは、検索していただければ分かるかな?もう少し涼しくなったらやります!……平日の朝4時とかからやろうか(笑)涼しいからね(笑)」
ガッツ「誰が来るんだよォ?!」
千賀「もう終わってやれよォ?!」
石川会長「そんなわけで、ありがとうございましたぁ~!」

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