【試合詳細】1・18 TTT新木場大会 【インディー統一無差別級】ガッツ石島vsマスクドミステリー 【インディー統一タッグ】神崎ユウキ&橋之介vs中村宗達&川上翔大 【インディー統一6人タッグ】瀧澤晃頼&中野貴人&神野聖人vs大家健&ツトム・オースギ&バナナ千賀

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『旗揚げ5周年記念大会』
日程:2025年1月18日(土)
開始:19:00
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:163人

▼「新木場闘会始」 15分1本勝負
○政宗(フリー)
12分15秒 足4の字固め
●KURO-OBI

▼「SURVIVAL TAG WAR」 30分1本勝負
[ゴキブリ商会]藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)/○定アキラ(AlmaLibre)
11分50秒 MADE IN NERIMA→片エビ固め
塚本拓海(BASARA)/●スーパー・ドクター・秀

▼「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組/ラッキートリガーズ】●瀧澤晃頼/中野貴人(BASARA)/神野聖人(BASARA)
12分31秒 ジャックナイフ式エビ固め
【挑戦者組】大家健(ガン☆プロ)/ツトム・オースギ(フリー)/○バナナ千賀(フリー)
※第9代王者組が4度目の防衛に失敗。大家&オースギ&千賀が新王者となる。

▼「TTT認定インディー統一タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組/神橋】神崎ユウキ/○橋之介
13分46秒 ファルコンアロー→片エビ固め
【挑戦者組/市川少年愚連隊】中村宗達(ガン☆プロ)/●川上翔大(ガン☆プロ)
※第11代王者組が初防衛に成功。

▼「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」 60分1本勝負
【王者】○ガッツ石島
16分55秒 フェイスバスター→片エビ固め
【挑戦者】●マスクドミステリー
※第10代王者が初防衛に成功。

ガッツとミステリーがTTT5周年を祝う激闘!神崎&橋之介がプロレス界の未来を担う初防衛!格闘探偵団が“インディー統一”をかけてTTTに殴り込みへ!

ゴキブリ商会記者会見


 今回のゲリラ記者会見では、プロレスラーでもありバラード歌手でもあり料理研究家でもある秀旺が『藤原家秘伝のレシピ大公開第一弾』と称し、スパゲッティー・デュ・ナポリタ~ナの作り方を観衆へ伝授。「ぽこちんウィンナー」「マッ秀ルーム」など怪しい食材名も並んでいたが、秀旺は至極真面目に料理教室を実施。

 手が付けられないと踏んだ石川会長が早々に大家健を召喚して記者会見を解散させようとするが、ゴキブリ商会が大家を拉致。この日は大家とともにタッグを組んで6人タッグ王座に挑戦する予定のオースギ&千賀は大家を救出するでもなく「謝れよ」と要求。
 特に何も悪いことをしていないはずの大家が周囲の圧に屈して謝る……かと思いきや拒否してゴキブリ商会を襲撃。乱闘となりながら退場していった。

 その後は、新年初の大会ということで所属選手が全員リングに上って入場式を実施。
 石川会長が挨拶もそこそこに5周年記念Tシャツの販促をしつこく行っていくという商魂の怪物ぶりを見せた。

第1試合


 本場メキシコでルチャを修めた職人・政宗と、日本で数少ない柔術黒帯保持者の職人・KURO-OBIというマスター対決が実現。

 政宗はKURO-OBIが裸足であることを気にしつつも握手を交わしてからゴング。
 グラウンドに寝て下から足を取ろうとするKURO-OBIに対し、政宗は距離を取りながらも積極的に腕関節を狙う。目まぐるしいバックの取り合いからクリーンブレイク。

 向き合って手4つから政宗が巴投げからグラウンドに引き込もうとするが、KURO-OBIが即座に腕十字。政宗は決まる切る前に慌ててロープブレイク。

 KURO-OBIが仰向けに寝ると、政宗はバックステップで足を取られることを回避。政宗が上から潰してクロスヒールホールドを狙うが、KURO-OBIはアキレス腱固めで対抗。意地の張り合いの末に政宗がロープに逃れる。KURO-OBIがリング中央に引き戻して再びアキレス腱固めを狙うが、政宗が上から潰して腕十字を狙う。KURO-OBIが腕十字で切り返すと、政宗は素早くロープブレイク。

 スタンド状態で向き合い、政宗がKURO-OBIの道着の袖を取りに行く。KURO-OBIがその手を取ろうとしたところで政宗がカニバサミで倒してレッグロック。これを逃れられると、政宗は自らマットに座り込んでグラウンドに誘うというKURO-OBIの土俵に上がる。KURO-OBIがアッサリ対処してアキレス腱固めに捕らえると、政宗は「失敗したァ!」と嘆きながら慌ててロープブレイク。

 じりじりとした手4つからKURO-OBIが背負投げとアームドラッグの中間のように投げて腕十字。政宗はこれを逃れるとコーナーに上ってグラウンドでの競り合いを拒否。寝転んで待ち受けるKURO-OBIから逃れるようにロープ上へと退避する。

 KURO-OBIが自分からパラダイスロックのように手足を絡めて身動きできない状態となって挑発すると、政宗はロープから降りてきて考え込みながら知恵の輪を解くかのように手を足を解き始める。その瞬間にKURO-OBIが食虫植物のように絡みついてスリーパーホールド。

 苦戦する政宗だったが、KURO-OBIが裸足であることを逆手に取って足ツボをグリグリして激痛を与えることで脱出。そのまま足の指をへし折っていくと、会場に「パキッ」という小さな乾いた音が響き、場内から悲鳴が上がる。


 政宗がロープに振ろうとするも、KURO-OBIは不慣れなジャンピング・ニーで不意を突き、腕十字を狙う。政宗がクラッチを切って足を取り、骨喰へと持ち込む。KURO-OBIが下から絡みついて三角絞めに取り返すが、政宗が上から潰しながらジャックナイフ。

 KURO-OBIがキックアウトしたところに再び骨喰からSTFからへと移行。KURO-OBIの回避運動に合わせて足4の字固めに捕らえるとKURO-OBIが無念のタップ。

第2試合


 秀旺が率いたアライヴァルのメンバーであった塚本、ドクター。塚本は渡鳥連合のメンバーでもあったため、秀旺とは因縁がより濃い。

 ドクターと定の対面でゴング。オペのポーズのまま動かないドクターに対し、定は警戒心を顕にしつつロックアップで組み付く。定が押し込むと、胸元の聴診器を取り出して定の心音を確認。異常はなかったようで満足気に頷きながらクリーンブレイク。

 再びロックアップで組み合い、今度はドクターが押し込んで聴診器で心音を確認。なんらかの異常を感じ取ったのかドクターが狼狽し始めるが、定はドクターの頭をひっぱたく。医療従事者軽視に怒ったのか、ドクターは聴診器で首を絞めあげていく。

 定はショルダータックルで倒してロープに振るが、ドクターは軽快にかわしながらヒップトス。定に馬乗りになって再び聴診器で心音を確認。両者タッチ。


 秀旺と塚本の因縁の対面。ロックアップでの力比べから塚本がショルダータックルでぶつかって行くが、秀旺は倒れずチョップで反撃。足を止めてのチョップ合戦となり、秀旺が優勢。しかし、塚本が強烈なエルボーを叩き込むと秀旺がヒザを付き、塚本は「オラ!立て!」と容赦なく顔面にビッグブーツを連打。秀旺は捨て身のジャンピングラリアットで無理やり窮地を脱するも、すぐにドクターがカットに入って捕まってしまう。

 代わるドクターは秀旺にスライディング・ギロチンドロップ2連撃からその場飛びのギロチンドロップ。チョップ合戦でも秀旺に推し勝ち、塚本にタッチ。

 塚本は秀旺のチョップを仁王立ちで受けていき、一歩ずつ前に進んで秀旺をコーナーに追い込む。秀旺はチャンス of LOVE(ニールキック)でやり返し、定にタッチ。

 定は塚本にショットガン・ドロップキックからロープに飛んでスピアーを発射も、塚本がキャッチしてフロントネックロック。そのままブレーンバスターを狙うが、定が逆にブレーンバスター。定はナックル&エルボー連打も、腕をキャッチした塚本が小内刈りから「死んどけオラッ!」と顔面にビッグブーツ。


 タッチを求める塚本に対し、ドクターは怪しいクスリを塚本の手にザラザラと乗せる。塚本は訝しみながらもこれを飲み込むと、力がみなぎってきた塚本が覚醒。目にも止まらぬナックル&張り手の連打から投げっぱなしヒップトス、串刺しジャンピング・エルボー、フィッシャーマン・バスターと畳み掛けて吼えるも、なんらかの副作用が出たのかバタリと倒れ込んでしまう。ドクターが聴診器で心音を確認するも、悲しそうに首を横に振りつつ自軍コーナーに連れ帰ってタッチを受ける。

 ドクターは暴れる定の首を絞めて失神させ、手を合わせて死を悼みながら体固め。これは秀旺がカット。ドクターは改めてスリーパーホールドで定を葬ろうとするが、秀旺が強奪してきたクスリを定に飲み込ませる。

 これを飲んで力がみなぎってきた定が力任せに振りほどき、MADE IN NERIMAで突き刺して3カウントを奪った。

第3試合


 ギャンブラー魂で共鳴しているラッキートリガーズは3度の防衛を重ねておりチームワークは盤石。
 対する挑戦者組は、張り切りに張り切りまくって空回りする大家をオースギ&千賀がニヤニヤしながら見守るという様子。試合前からチームワークに疑問が生じる。

 中野と千賀の対面でゴング。スピーディかつ基礎に忠実なグラウンドレスリングを展開し、千賀は変形キャトル・ミューティレーション、中野はロープワークのドッグファイトを制してランニングエルボーを叩き込みなど躍動。中野が見得を切ってロープに飛んだところでオースギが飛び込んできて千賀とともにダブルドロップキック。たまらず神野がカットに入ってオースギをショルダータックルでふっ飛ばし、千賀には中野のドロップキック+神野のショルダータックルの同時攻撃。両者タッチ。

 瀧澤と大家の対面。激しいエルボー合戦から大家が突っ込んでいくも、瀧澤はするりと場外に逃れ、サードロープを使ったゴムパッチンで大家のスネに大ダメージ。大家がふらついて別方向のロープにもたれるも、待ち受けていた中野がサードロープを使ったゴムパッチンで大家のスネに大ダメージ。大家がふらついて別方向のロープにもたれるも、待ち受けていた神野がサードロープを使ったゴムパッチンで大家のスネに大ダメージ。

 瀧澤は大家にエルボー合戦を仕掛けていくも、大家が得意のヘッドバッド連打で強引に自軍コーナーに押し込む。
 タッチを受けたオースギがヘッドバッドで続くも、大家のようには行かず頭に大ダメージ。ならばと大家を羽交い締めにし、千賀が瀧澤の頭を大家の頭にぶつけていく。武器扱いされる大家が不満をわめくも、オースギ&千賀は構わず大家を使って攻撃していく。

 代わる千賀が瀧澤に多彩な形のヘッドバッドを見舞っていくが、自身の頭にダメージを受けてヘロヘロに。続くオースギもヘッドバッドで自身の頭を痛めていく。
 オースギがコーナーに振ってロケット頭突きを狙うが、瀧澤がビッグブーツで的確に頭を捕らえてカウンターし、顔面ではなく頭部に低空ドロップキック。神野にタッチ。

 神野はオースギ&千賀を次々とボディスラムで投げていく。大家も突っ込んでいくが、神野は大家だけ無視してオースギ&千賀へ淡々とボディスラム。さみしくなった大家は「オイ!オイ!オイ!投げろよ!」と懇願するが、神野は徹底して無視。
 ならばと大家はオースギ&千賀をボディスラムで叩きつけて神野に構ってもらおうと必死に。ようやく神野が大家をボディスラムで叩きつけると、大家は背中を押さえながらも大喜び。

 ラッキートリガーズが相手3人をコーナーに重ねてトレイン攻撃を見舞っていき、3人を並べたうえで愛人タッグが愛人居丈高。
 中野がコーナーから飛んでいくが、オースギがかわしてロープに飛び、ティヘラで放り捨てる。両者タッチ。

 瀧澤と千賀の対面。千賀が前転からのドロップキックで先制し、オースギ&大家とともに交互にヘッドバッド。オースギ&千賀がダブルのブレーンバスターを狙うが、瀧澤が脱出して千賀をオースギにぶつけ、「千賀ァーーッ!!」と叫びながらそっと抱きしめる。千賀が戸惑う中、瀧澤が急に振り払って顔面にビッグブーツ。


 ラッキートリガーズは「行くぞーッ!ラッキートリガーズ!」とポーズを決めてから神野のフラップジャック+瀧澤のRKO+中野のフェイスクラッシャーの合体攻撃。これは大家&オースギが必死のカット。中野が2人を排除してプランチャで飛んでいく。

 瀧澤がコーナーに上っていくが、千賀が引きずり下ろしてバックを取る。ここに大家が飛び込んでくるが、ショルダータックルが千賀に誤爆。瀧澤はすかさず十字架固めで捕らえるもカウントは2。

 瀧澤がブルーサンダー・ボムを狙うが、着地した千賀がバックを取る。ここに大家が突っ込んでくると、今度は千賀がリープフロッグ。大家がその下をくぐり抜けながら炎のスピアーをぶっ刺すという奇跡の合体攻撃が決まる。

 思わぬ一撃を受けた瀧澤がぶっ倒れ、千賀がジャックナイフ式エビ固めで捕らえて3カウントを奪った。


 試合後、マイクを取った千賀が石川会長に「来月の新木場大会で防衛戦組んでください」と要求すると、石川会長はどこかに電話をかけ始める。

 その後の休憩時間では恒例のお肉のプレゼントコーナーが行われるが、これが一段落突くと突然石川会長がリングに上がってくる。
 石川会長は「決めたよ。今電話して決めた。次の新木場、2月15日。6人タッグ選手権、挑戦者!阿部史典&野村卓矢&一般人・澤宗紀!格闘探偵団!がんばってね~」といきなり豪華カードをぶっこみ、場内を騒然とさせた。

第4試合


 神崎と川上の対面でゴング。ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合い、ヘッドロックの奪い合いを経てクリーンブレイク。両者タッチ。

 橋之介と宗達の対面。宗達が足払いからロープに飛び、橋之介とロープワークのドッグファイトを展開。これを制した橋之介がバックエルボーで倒して挨拶代わりのその場飛びムーンサルト・プレス。

 橋之介は逆水平チョップの連打からロープに振るが、宗達はロープに捕まって静止。突っ込んできた橋之介をエプロンに落とすと、川上が即座にビッグブーツ。カットに来た神崎も場外に落とすと、宗達がスワンダイブ式プランチャで飛んでいき、一気に形勢逆転。

 市川少年愚連隊は橋之介へダブルのバックエルボーを見舞い、川上の低空ドロップキックから宗達のセントーン・アトミコと連撃。さらに宗達が橋之介のヒザ裏に執拗なストンピングを見舞っていき、川上にタッチ。

 川上もヒザへのガットショット連打で続き、スリーパーホールドからレッグロックで捕らえながら宗達にタッチ。

 宗達は川上とともにダブルのレッグスプレッドを見舞い、足へのDDTからヒザへの低空ドロップキック。さらにヒザ裏へのガットショット、エルボードロップからレッグロック。橋之介は悲鳴を上げながらロープを目指すが、中々届かず。神崎がカットして救出する。

 代わる川上は足へのエルボードロップからエルボー連打。ロープに振るが、橋之介がハンドスプリングエルボーで一矢報い、神崎にタッチ。

 神崎はエルボーバッド&エルボースマッシュのコンビネーションからヒザへの低空ドロップキック、DDTと連撃。さらに逆水平チョップの連打からコーナーに振って串刺しジャンピングエルボーからフィッシャーマン・バスター。コーナーに上ってダイビング・クロスボディを見舞い、逆エビ固め。厳しく絞り上げるが、宗達が顔面にビッグブーツをめり込ませる強烈なカット。

 神崎は宗達を睨みつけながら川上をロープに振るが、川上がレッグラリアートで反撃。宗達にタッチ。

 宗達は神崎をコーナーに振って串刺しバックエルボー。ブチ切れた神崎が張り手を見舞って怯ませ、エルボー連打。ロープに振るが、宗達がランニングエルボーからハーフハッチ・スープレックス。宗達は神崎をロープに吊り下げ、ミサイルキックで頭部をぶち抜く。宗達がコーナーに上っていくが、神崎が追いすがって雪崩式フィッシャーマン・バスター。さらにロープに飛ぶが、宗達がカウンターのドロップキック。神崎もブサイク・ニーでやり返し、突っ込んできた神崎に豹馬殺し。両者タッチへ。

 橋之介と川上が激しいエルボー合戦を展開し、ロープワークのドッグファイトを制した川上がビッグブーツからギロチンドロップ。さらにゆりかもめで絞り上げていくが、神崎がカット。

 宗達が救援に入り、2人で橋之介をコーナーに振ってトレイン攻撃。川上のバックドロップに宗達がスワンダイブ式エルボードロップを合わせる合体攻撃が決まるが、神崎がカット。

 川上は橋之介にフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにバックドロップを狙うが、着地した橋之介がロープにプッシュ。エプロンで待ち受けていた神崎がジャンピング・ハイキックを叩き込み、橋之介がブサイク・ニーで追撃。さらに神崎がフィッシャーマン・バスターを見舞い、カットに来た宗達を場外に放り出してエプロンからウルトラ・タイガー・ドロップ。

 橋之介は川上にスワントーン・ボム。これを2で返されると、即座にファルコンアローで追撃して3カウントを奪った。

橋之介「皆さん、あけましておめでとうございます!オイ!ムネ、川上!あぶねーけど、あぶねーけど、僕たち初防衛しました!これから今年俺たちがタッグのベルトをもっと上に持っていきますので、皆さん応援よろしくお願いします!ありがとうございました!」


 一方、神崎と宗達はバチバチのにらみ合いから乱闘へと発展。互いに1vs1での決着戦を要求し、神崎の持つレッスルブレインジュニアヘビー級王座を巡っての因縁が始まった。

第5試合


 ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べを展開。これは全くの互角。ならばとガッツがショルダータックルでなぎ倒すが、ミステリーが即座に起きてボディスラム。

 足を止めてのチョップ合戦が展開されていき、再びショルダータックルで正面衝突。ミステリーがラリアットを見舞ってこの肉弾戦を制するが、ガッツもヘッドバッド連打からラリアットを発射。これを絡め取ったミステリーがジャイアント・アームブリーカーを3連打。さらにロープを使ってのアームロック、腕へのエルボースマッシュ連打とガッツの最大の武器である右腕を徹底して潰しにかかる。

 さらにミステリーは、【“最高”ミステリー】の盟友である黒田哲広の“哲っちゃん足殺し”を思わせるコーナーポストを使っての“ミっちゃん腕殺し”を繰り出し、観衆とともに「もーいっちょ♪もーいっちょ♪」と口ずさみながら連撃していく。

 ミステリーは腕固め、腕へのニードロップ、腕へのエルボースタンプ、ロープを使ってのアームロック、腕へのニーリフト、腕へのスライディング・エルボー、ショルダーアームブリーカーと一点集中攻撃。ショルダーアームブリーカーを連打していく中、ガッツがスリーパーホールドで切り返し、ラリアットを放つも右腕の激痛で怯んでしまう。

 ミステリーはロープを使って腕へのコードブレイカーを見舞い、滅多に見せないドロップキック。さらに串刺しバックエルボーからセントーン・アトミコを放ち、チョークスラムの体勢へ。これを振り払ったガッツが延髄斬り3連撃で逆転の狼煙を上げる。

 ガッツはミステリーをロープに振り、左腕でのラリアットからブルドッギング・ヘッドロック。2019年に右手首尺骨を骨折した際に身に付けた左腕でのラリアットが久々に火を噴く。

 ガッツはヘッドバッドの猛連打から左腕でのラリアット。さらにWARスペシャルから引き起こしていくが、ミステリーがすくい上げてバックドロップ。

 ミステリーはコーナーに上ってダイビング・ラリアットを叩き込み、ブレーンバスターで追撃。ミステリーはエルボースマッシュの猛連打からパワースラムで叩きつけ、腕十字という普段は見せない引き出しを開ける。ガッツは必死のロープブレイク。

 ミステリーは必殺のチョークスラムを狙うが、振り払ったガッツがフライング・ニールキック。さらにガッツがゴーストバスターで突き刺すもカウントは2。


 ガッツは左腕での延髄ラリアットから右腕でのラリアットを狙うが、キャッチしたミステリーがチョークスラム。これを返されたミステリーがレインメーカー式チョークスラムを狙うが、ガッツが痛みに耐えながら右腕ラリアットでカウンター。ガッツは右腕のニーパッドを放り捨て、延髄ラリアット、正面からのラリアット、フェイスバスターと畳み掛けて3カウントを奪った。

 悔しさにマスクの下の顔を歪ませるミステリーであったが、ガッツの腰にベルトを巻いてやり、手を掲げて盟友の勝利を称える。

ガッツ「ミステリー!TTT旗揚げ5周年ってことで、俺は誰とプロレスがしたいかって会長に聞かれて。旗揚げメンバーは俺とミステリーしかいないけど、その前から……ガッツワールド、GOING-UP、その前から言ったらSWSガクセイプロレスからもう25年以上の付き合いだ。やっぱ俺も20周年を迎えて、TTTも5周年を迎えたってことで、お前をタイトルマッチに指名して間違いはなかった。やるたびにやるたびに、相変わらずキツくなってくな。でもなあ!俺はまだシングルで貴方に1回も負けたこと無い!貴方も今年20周年かもしれないけど、俺はまだまだ貴方の先を突っ走っていくんで。これからもよろしくお願いします」

(※ガッツとミステリーが握手を交わし、ミステリーがマイクを取る)

ミステリー「こうしてシングルマッチをして、今言われたように毎回負けて1回も勝ったこと無くて、前回1年半前、最高のお膳立てが済んでいる状態でベルトを取られて。そして今日、TTTの5周年という大事な日の防衛戦に俺を選んでくれた。今回こそ思い切りやって、過去最高に思い切りやって、ガッツ石島から勝利を獲るとともにベルトを引っ剥がしてやろうと、そう思っていましたが……アンタまだ先を行きますか!」
ガッツ「だって死ぬまで現役だもん(笑)」
ミステリー「そうだよなあ。1年後、1月9日の後楽園ホール!1年後ですよ。『この2人のシングルで』って思わせるために、俺も全力で行きますからね!皆も付いてこいよ!」

ガッツ「1年後の話が出ましたけど、1年後の1月9日の……1・9、後楽園ホール大会まで俺がチャンピオンとして突っ走っていく。そのためにも俺は誰の挑戦でも受ける!オイ!次挑戦したい奴。誰かいねーのかオイ!」

(※秀旺&定がリングに上がる)

秀旺「どーも皆さん、こんばんは。藤原秀旺です。(※ガッツ&ミステリーを交互に指さして)もうこういうのいいかな。いいよ。TTTで僕たちが、ゴキブリ商会ということでね。やっておりますけど」
ガッツ「知ってるわそんなん」
秀旺「ちょっと静かにして?」
ガッツ「アッ、スミマセン」
秀旺「その中で、ゴキブリ商会が天下を取っていくというか、そうやっていきたいと思います。その中で、次、2月15日?土曜日。もしもね?僕が挑戦しちゃえばね?これ獲っちゃうから。面白くないということになります。ということでちょっと違うメンバーをゴキブリ商会の中から(※隣りにいる定が激しく自己主張)」
ガッツ「誰だ誰だ?!アキラか!?」
秀旺「(※定へ)ちょっと静かにして?2月15日はゴキブリ商会の中で1番パワーが有るということで」
ガッツ「秀警察か?!」
秀旺「黙れ少し。え~、彼も頑張ってるんで、ぜひ獲っていただきたいなと。後藤恵介。後藤恵介選手を次回の……(※定へ)ちょっと静かにして?次回のチャレンジャーということで決めさせていただきたいと思います。あとね、(※ガッツ&ミステリーを交互に指さして)もうこういうのはやめて?誰も望んでないから。ということで次回2月15日、土曜日、後藤恵介が来ます。皆さん応援よろしくお願いします」

(※秀旺&定が去っていく)


ガッツ「2月15日、ゴキブリ商会の後藤恵介の挑戦を受けようと思います。やっぱりね!俺はチャンピオンとして“後藤”って名前は超えていかないといけないですからね!俺が2月15日、後藤超えしてやるから!みんな、よろしく頼むぞ!」

 5周年ということで、所属選手たちが全員集結。さらに旗揚げメンバーでもあるニード手島レフェリー、いつでもプロレスラーとして復帰可能であることがバレてしまったダイスケこと一般人・瀧田大介さんも加わって締めへ。

ガッツ「TTTも旗揚げ5周年を迎え、所属選手6人、レフェリー1人、スポット参戦してくれる人1人!(笑)ということで、まだまだ小さな団体ですが志は高く持って活動していきたいと思いますので、皆さんこれからも応援の程よろしくお願いします!ということでね、もう後楽園まで1年切りましたよ!あとね、10月19日の日曜日に新宿FACEでやります!TTTは新宿の団体だからね。今年のビッグマッチは新宿FACE、そして年明けすぐに後楽園ホールということで!せわしないですが、また『みんなで行こうぜ後楽園』で締めましょうか。ということで皆さんご起立ください!行くぞ~ッ!みんなで行こうぜ後楽園~ッ!ありがとうございましたッ!」

<大会後コメント>

藤原秀旺
(※既に会場スタッフによるクローズ作業が行われている中、秀旺が報道陣を会場隅の物置スペースに無理やり押し込みながらコメント開始)
「今年はなにがある年ですか?」

――わかりません
「そう。メロン記念日25周年。そして“唯一神”藤原秀旺1000年記念の年ということです」

――そうなんですか
「メロン記念日再始動を含め、ハロー!プロジェクトの源流というものがまた世に出てくるということです。サブスクも全曲出ていますので。昔の名曲を聞きながらね、メロン記念日の復活を待ちたいと思っています」

――がんばってください
「そこでね、大事なのは僕がプロレスラーとしてメロン記念日になにが出来るかってこと。分かる?分かりますか?」

――わかりません
「そう。新しい世代にも目を向けて、バトンというものをね?繋いでいるんだと、そういうものを示す必要があるんだよね。メロン記念日、素晴らしいグループです。ただね、今のハロー!プロジェクトというものも非常に勢いがある。若い子たちがバトンをね、繋いでいる姿を見せることがね、上の世代の価値を高めることにもなるということです」

――すばらしいかんがえだとおもいます
「そう。だからごっちゃん、後藤恵介、後藤恵介選手。僕がチャンピオンになるのではなくね?若い後藤恵介選手がベルトを獲るということがメロン記念日へのエールになるということですね」

――そうなんですね
「うん。そういうことだから。帰っていいよ。もう帰って?」

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