元UFCファイターの朱里が入院中の愛弟子に捧げる王座防衛!
3日、神奈川県・とどろきアリーナにてスターダム『KAWASAKI SUPER WARS ~川崎超女大戦~』が開催され、朱里がAZMを下してSWA王座&ワールド・オブ・スターダム王座挑戦権利証の防衛に成功した。
朱里は現在ゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)&SWA王座の二冠王であり、今年9月にはスターダムのシングルリーグ戦『5★STAR GP』を制覇して12月29日の両国国技館大会での赤いベルトへの挑戦権利証を獲得。
朱里は10月9日というプロレス界では特別な日に開催された大阪城ホールのビッグマッチで愛弟子・小波とUWFルールでのSWA&挑戦権利証をかけた王座戦を行う予定であったが、小波は試合前日に下腹部の痛みから入院が決まり師弟対決は延期に。
代替カードとして組まれた鹿島沙希戦に勝利し初防衛を果たした朱里は、2年連続でAZMに敗れたことからリベンジの意を込めてAZMを挑戦者に逆指名した。
試合が始まるとAZMがアームドラッグで場外に放り出しエプロンから飛びつく場外フランケンシュタイナーやハイキックで先制し、アメシスト・ストームや腹部にかかとから突き刺さる強烈なダイビングフットスタンプなどで猛攻をかける。
我慢の展開が続いた朱里だったが、目まぐるしいロープワークで撹乱するAZMを捕らえてファイナルカットを決め、AZMのミスティカ式腕固めを強引に持ち上げての山折りからサソリ固め。AZMは朱里のバズソーキックをかわしてジャーマン・スープレックスを決めてクリストを決める最後の抵抗を見せるが、朱里は強引にバスターして外し、ジャーマン・スープレックス・ホールドからの白虎(※変形マフラーホールド)でギブアップを奪った。
マイクを取った朱里は「11月27日、代々木。大阪城ホールで流れてしまった小波とまた試合がしたいと思ってるんですが、小波が退院したばかりでまだどうなるかわかりません。私は小波の身体がとても心配なんですけど、もし小波が完全復活していたら11月27日、試合をしたいと思ってるので、今週中まで、今週中まで!待ちたいと思ってます!」と11月27日の代々木体育館大会での小波戦を熱望。
しかし、これを聞いていた朱里の盟友・ひめかは「大事な愛弟子を思う優しい朱里の気持はよく分かる。でも、休んでるやつを待っている間に、その権利証を奪われちゃんじゃない?案外敵は近くにいるかも、ネ?」と権利証への挑戦をほのめかした。
バックステージに戻った朱里は、「ひめかが挑戦してきたら初シングルになる」と盟友からの挑戦を楽しみにする一面を見せつつ、「12月29日は、私は林下詩美と約束の日だと思ってます。2021年、スターダム最終日。両国国技館。そこで林下詩美と完全決着をつけ、私がこの年に今度こそ赤いベルトを巻きます」と改めてその決意を口にした。