“闇落ちした空虎”スターライト・キッドが“ショッパイ”渡辺桃に塩をぶっかけ大江戸隊に勧誘!「後輩にどんどん追い越されて、お前もう立場ないんじゃないの?」
3日、神奈川県・とどろきアリーナにてスターダム『KAWASAKI SUPER WARS ~川崎超女大戦~』が開催され、スターライト・キッドが渡辺桃との死闘の果てにハイスピード王座を防衛し、桃を大江戸隊に勧誘した。
キッドは小柄な体格を活かしたスピードファイト&空中殺法を得意とするマスクウーマンであり、かつては正規軍的ユニットであるSTARSで岩谷麻優のパートナーとして活躍していたが、ユニット抗争の果てにヒールユニットである大江戸隊入りが決まってしまう。
当初は戸惑いを見せていたキッドだったが闇のパワーを得たことで覚醒し、今年8月には今まで幾度挑んでも届かなかったハイスピード王座を戴冠。闇堕ちして心の枷が外れたキッドは妖艶な悪女の魅力を放つようになり、ファン人気は過熱の一途をたどっている。
対する桃はかつて紫雷イオが創設したユニットであるQueens Questの現リーダーとして君臨し、かつては白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム王座)の連続防衛記録を樹立するなど団体のエース格であったが、最近は林下詩美、上谷沙弥、AZMといった他メンバーに王座獲得などの実績面で遅れを取り、そうした状況をビー・プレストリーに「ワタナベモモ、イチバンショッパイ!」とイジられるなど臥薪嘗胆の日々を過ごしていた。
とどろきアリーナのビッグマッチでキッドと桃のシングルマッチが決まると、キッドはかつて桃がハイスピード戦線で闘っていたことを持ち出して「初心に還ってこのハイスピードのベルト、もう一回狙ってみたら?白米大好きすぎて動きが鈍くなっちゃったんじゃないの?」と挑発。その後、キッドと桃の因縁は日々過熱していき、先月の後楽園ホール大会で再三の挑発にブチ切れた桃がついにハイスピード王座戦に合意していた。
試合は序盤からキッドが大江戸隊のセコンド介入なども含めたラフファイトで圧倒していき、ぐったりとした桃の頬をぺちぺち叩きながら「渡辺桃、お前やっぱりショ……」と言いかけるが、この挑発に怒った桃が強烈なジャンピングニーを叩き込み、場外に逃れたキッドに空対地サッカーボールキック、硬い床へのブレーンバスターを見舞うなど荒々しいファイトで猛反撃。
その後のリング上の攻防は互いに最上級技こそ出さないものの大技が乱れ飛ぶ互角の展開となり、終盤には再び場外戦へ。大江戸隊の面々が桃を押さえつける中でキッドは桃の顔面に塩をぶっかけるが、これにブチ切れた桃がキッドのマスクを引き裂きながらタコ殴りに。両者が場外でもみ合う中で場外カウント20がコールされ、両者リングアウト裁定。ルールに則ってキッドの王座防衛が決まった。
キッドは「そういう荒々しい渡辺桃が見たかったんだよ私は!客のお前らもそうだろ?!お前、このままでいいの?Queens Questのリーダーだけど、後輩にどんどん追い越されて、お前もう立場ないんじゃないの?今のお前を見てる感じ、大江戸隊のほうがお似合いだと思うけど」と桃を大江戸隊に勧誘。
桃は「オイお前いつまでも調子乗ったこと言ってんじゃねーぞ!大江戸隊に入れだ?ふざけんじゃねーぞ!お前らのユニットなんかに私は絶対に入らない。お前次覚えとけよ。もっと無残な姿にしてやるからよ!」と吐き捨てて退場。
その後、“ハイスピード・ジーニアス”の異名をとってかつてハイスピード王座戦線で活躍していたコグマが挑戦に名乗りを上げると、キッドは大喜びで快諾し「私が熊狩りしてやるよ!」と勝利宣言した。