ブシロードがスターダムを買収!新日本プロレスとは『お祭り的な大会』か海外のみでの関係へ
17日、女子プロレス団体『スターダム』の新体制に関する記者発表会兼が開催された。
新日本プロレスのオーナー会社である株式会社ブシロードの子会社であり、格闘技団体『KNOCK OUT』の運営などを行っている株式会社キックスロードが株式会社スターダムと事業譲渡契約を締結した。
株式会社キックスロードは、2019年12月1日に株式会社ブシロードファイトへと社名変更を予定している。
これにともない、ロッシー小川社長はスターダム事業部門の最高責任者となる。
会見にはスターダムの所属選手とロッシー小川代表が登場。ロッシーより「スターダムは2011年に新木場1stRingで旗揚げしまして、女子プロレス界のトップ団体であることを自負しております。スターダムの未来将来を考えた場合、ブシロード傘下に入ることでより大きな発展を革新いたしました。そして何よりもブシロード関係者の方はスターダムに対してご理解がありますので、そういうことで安心してやっていけるという判断になりました」と今回の事業譲渡に関してコメント。
その後キックスロード原田代表より今後の展開として下記の発表が行われた。
【ビッグマッチ展開&世界戦略】
『東京シンデレラ2020』
日程:2020年4月29日
会場:大田区総合体育館
2020年8月8日&9日
後楽園ホール大会2連戦
2019年12月7日&8日
『CharaExpo USA 2019』
会場:アメリカ・アナハイムコンベンションセンター
▼スターダム提供試合
岩谷麻優&中野たむ
vs
坂井澄江&ニコル・サボイ
プロモーション戦略としてBS日テレやTOKYO MXでレギュラー放送が開始。交通広告なども積極的に行っていくという。
木谷高明オーナーからは「世界的にプロレスのみならず格闘技団体、他のスポーツも含めて、女子というのが非常に大きな位置を占めている。海外ですと『なぜ女子の試合が1試合も入っていないのか』と世の中の流れで言われてることもあり、『何もやらないでいいのか』とずっと思っておりました。ライブエンターテイメント部門というのはブシロードグループの中でも非常に重要な部門になっていますので、スターダムもその一員となってより大きくライブエンターテイメントというものをもっと世の中に発信していきたい。20代30代、場合によっては10代の人も来てほしい。女性には全年齢来てほしいですね。売上2億程度ですが2年で3倍の6億にしたい」とコメント。
今後しばらくは新日本プロレスのリングにスターダムの選手があがることはないとのことだが、お祭り的な興行や世界の流れを見て判断していくという。
またブシロードのコンテンツであるバンドリやD4DJ、レヴュースタァライトなどとも現在は絡む予定はなく、慎重に見極めていくとのことだ。
なお、当時スターダム傘下のプロレス団体『Beginning(アクトレスガールズ)』で選手として試合を行っていたブシロードグループ所属の声優・相羽あいなに関して質問が飛ぶと、木谷オーナーは「関わりたいとはすごく思ってると思いますけど、リングに上がるのは僕は止めますけどね(笑)」と解説程度にとどめておいてほしいと苦笑した。