AKB48グループからついにプロレスラーデビュー!先輩アイドルレスラーから「何回でも潰してやる」と頭突きと首絞めの洗礼!

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 4日、緊急事態宣言を受けて無観客配信となった東京女子プロレス後楽園ホール大会にて、SKE48の荒井優希がプロレスデビュー戦を行った。

 AKB48グループのメンバーたちが多数出演した2017年放送のTVドラマ『豆腐プロレス』に、荒井は“バブリー荒井”の名で出演。
 その後、2018年10月にDDTプロレスのアイアンマン王座を須田亜香里(オクトパス須田)が奪うと、須田を松村香織(クイウチ松村)が襲撃しベルトを奪う。その松村を荒井が倒し、DDT後楽園ホール大会での王座戦に進出する。
 王者として後楽園ホールのリングに上がった荒井はバトルロイヤルで最後の二人まで残るも、福岡県のローカルアイドルグループ・LinQの元メンバーである東京女子プロレスの伊藤麻希に敗北しベルトを落としていた。

 2年半が経過し、改めて本名でのプロレスデビュー戦となった荒井は、プロレスラーとアイドルを兼務するグループ『アップアップガールズ(プロレス)』の渡辺未詩とタッグを組み、因縁の相手である伊藤と、才木玲佳や木村花さんと同じ芸能事務所WALKに所属するアイドルユニット『Cheer・1』の遠藤有栖のタッグと対戦。

 荒井はアイドル衣装風のコスチュームで登場。伊藤が出てくると荒井をグラウンドで圧倒し、さらにフロントネックで絞りあげると荒井はそのままダウンしてしまう。
 伊藤は容赦なく荒井の顔面に世界一可愛いナックルを叩き込んでいき、スリーパーからバックブリーカーで捕らえて逆エビ固め。未詩が助けに入るが、伊藤はコーナーに登るとフライング・ビッグヘッドを投下する。
 しかしこれを避けて自爆させた荒井は必殺のかかと落とし。受けきった伊藤に再度かかと落としを狙うが、スカした伊藤が頭突きからナカユビで突き刺し背中にヘッドバッドを投下。動けなくなった荒井を伊藤デラックスで捕らえ、たまらず荒井はギブアップした。


 勝利した伊藤は「おい荒井優希、お前は、弱い!でも、今見てくれてるお客さんは、お前の弱い姿よりも、弱くても戦う姿に勇気をもらってる奴がたくさんいる。お前はSKE48の荒井優希じゃねぇ。プロレスラーの荒井優希だ。プロレスラーはアイドルと同じように勇気を与え続ける。今日の試合で満足するなよ。負けたら絶対次は勝てよ。何年かかってもいいから、伊藤麻希を潰しに来い!伊藤は、何回でもプロレスラー荒井優希を潰してやる。お前のことなんかあんまり興味ないけど、頑張れ」と厳しい言葉ながらもエールを送る。

 これを聞いて荒井は「すごい悔しい試合ではあったんですけど、プロレス楽しいなって気持ちになれたので本当に良かったです。昨日の夜が過去最高ぐらいに不安になったので、今だと思って(松井)珠理奈さんに電話しました。『デビュー戦だから完璧にできなくてもそれは仕方ない』とすごい励ましてもらって、その後はすごい落ち着いて過ごせたのでありがたいなと思います」とコメント。
 コスチュームや技に関して聞かれると「私のかかと落としの名前はファイナリーって名前にしました。似たように足を上げる振りがある『片想いFinally』というSKE48の曲からとりました。かっこよくて気に入ってるので、もっと綺麗に蹴れるように頑張ります。コスチュームは豆腐プロレスの時に着ていたトリコロールカラーを必ず入れたくて、赤白青、この色を基調に作ってもらいました」と、アイドル活動の思いが込められたものであることを語った。

 なお試合後には、6月6日にさいたまスーパーアリーナで開催される『サイバーファイトフェス』への荒井の参戦が発表された。荒井は「今日は無観客でしたが次が有観客でのデビューになります。今日の試合を見に行きたいって言ってくださった方がほんとに沢山いたので、その皆様に今日よりも成長した姿を見せられるようにもっと練習したいと思います」と意気込んだ。

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