インディープロレス頂上対決は20代前半の麒麟児対決へ!王者・佐山駿介を破った木下亨平がCCWカナディアンヘビー級王座へ挑戦決定!

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 13日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『ATTACK2』が開催され、ダブプロレスの木下亨平が佐山駿介の持つCCWカナディアンヘビー級王座への挑戦が決まった。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、ターザン後藤に薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が昨年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体。旗揚げ直後から新型コロナウイルス流行による大会自粛という苦難に見舞われるも、昨年7月に再開してからはほぼ全ての大会が札止めとなっており、根強いファンの支持を得ながら勢力を拡大して今年6月13日には初の新宿FACE進出を決定。

 この日のメインイベントでは、佐山駿介&政岡純&頓所準vs阿部史典&竹田光珠&木下亨平の6人タッグマッチが実施。
 TTTの若きエースであり団体の至宝・CCWカナディアンヘビー級王座を持つ佐山、大阪の社会人団体であるプロレスリング紫焔の政岡、広島&大阪を中心に活動するダブプロレスの木下、名古屋のスポルティーバ出身で現在はBASARAの阿部、新宿二丁目プロレスでILNP王者として君臨する暗黒プロレス組織666の光珠、元WRESTLE-1で現在フリーの頓所とインディー若手オールスターと呼べる全員出自の違う選手たちが集った。

 生まれは違えどデビュー前からしっかりと基礎を叩き込まれている6人は序盤はそれぞれ地力を感じさせるしっかりとしたレスリング戦を展開し、エルボーやドロップキックなどで真っ向から打ち合う熱い試合を展開。
 終盤には令和の若手らしくスピーディな攻防から互いの必殺技を狙い合い、タッグの連携技が乱れ飛ぶ激しい試合模様となっていき、PANCRASE道場出身で多彩な蹴り技と関節技に定評のある佐山がラッシュをかけて木下を追い込み、必殺のバズソーキックで仕留めにかかる。しかし、これをかわした木下がレスリング仕込みの見事なブリッジを描きながら高角度ジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけるとこれでカウント3。
 先月大会でCCW王座戴冠を果たした佐山は、王者として迎えるホームリング初戦で直接敗北する形となった。


 試合後、木下は「俺は最後まで諦めんかったぞ!今日は俺が3つ取ったぞーッ!まだまだこんなもんじゃないからな!今年はもっと行くからな!オイ、佐山!俺にそのベルト、挑戦させろーッ!」と雄叫びを上げ、佐山のCCW王座への挑戦を表明。
 これに対し佐山は「木下ァ!ジャーマン効いたぞ!来月、ベルトかけて1vs1でもう1回やろうぜ!」とこれを受けて立つ姿勢を見せる。
 そして大会後には代表のガッツ石島によって3月13日の新木場1stRING大会で両者の王座戦を行うことが決定された。

  CCWカナディアンヘビー級王座は、かつて存在した新東京プロレスに縁を持ち、新日本プロレスやWWFで活躍したバッドニュース・アレン、現在はCMLLで活躍する奥村茂雄(現:OKUMURA)も戴冠歴のある由緒ある王座。
 現在24歳の佐山が王者であり、次期挑戦者の木下は23歳。歴史ある王座を巡って闘う20代前半の麒麟児たちが作り出す新たな歴史の行方に注目したい。

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