賛否両論の女子の敗者髪切りマッチに経験者の長与千種が言及!「坊主になった方も刈った方も、生涯の記憶・記録としてしっかりと残る」
3月3日に日本武道館で開催される『レックPresents スターダム10周年記念~ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA~』では、ジュリアと中野たむによる敗者髪切りマッチが決定している。
ジュリアはイタリア人の父と日本人の母のもとに生まれたロンドン出身のハーフ。2017年に22歳でプロデビューを行い、2019年にスターダムに入団すると“ドンナ・デル・モンド”を結成し大活躍。2020年のプロレス大賞では女子プロレス大賞を受賞した。
たむはアイドル活動を経てアクトレスガールズとして2016年にプロデビュー。その後大仁田厚の弟子となり、電流爆破を幾度となく経験する。2017年にスターダムに入団し、現在はグラビアアイドルレスラーの白川未奈&ウナギ・サヤカとともに『COSMIC ANGELS』を結成しアーティスト・オブ・スターダム王者(6人タッグ王座)となっている。
ジュリアとたむは2020年の一年間で幾度となくお互いを意識した戦いを繰り広げてきたが、この関係を精算するべくジュリアが日本武道館大会での髪切りマッチを提案。たむもこれを受ける覚悟を見せたが、これがネット上では賛否両論渦巻く結果に。
そんな最中、2月13日の後楽園ホール大会に長与千種が来場。岩谷麻優の要請を受けて長与の日本武道館大会参戦が決定したが、同日行われる髪切りマッチに1985年の大阪城ホールでダンプ松本を相手に敗者髪切りデスマッチを行った経験者として言及。
当時を思い出しながら長与は「本気で憎しみ合ってたので・・・関西テレビで放送するその枠が飛びましたし、大阪城の中であんだけの涙声って言うのかな?悲鳴みたいなのが渦巻いてたのも生涯で一回しかないんですよ。髪をかけてやるというのは相当な覚悟がないと駄目なので見届けたいなと思います。髪の毛を坊主になった方も、あるいは刈った方も、これが生涯の記憶、記録としてしっかりと残るようにしてくれたらいいなと思います。こうじゃなきゃいけないってプロレスにはないんですよ。ただ、やんちゃをするんだったらとことんねって。中途半端だけにはしてくれるなよというところがあるので、どうか中途半端じゃなく潔くガッと、どちらにしても行けばかっこいいなと思います。潔さ、かっこいいと思う。負けてほしくないけどねどっちにも。なんでかっていうとどっちも、これからの選手だし(苦笑)でもそれだけの覚悟があるんだったら、ちゃんとしっかりと見ていたいなと思います。あんまいいもんじゃないよ(苦笑)ほんといいもんじゃない。苦しい。ほんとに苦しい。切なかった、自分がダンプ松本にバリカン入れられてる時も見てたけど、切ないと。なぜこんなことやるのかなというぐらい。でも自分が切られた時は、相手を憎んだ。自分が負けたんだけど、だから、どっちにしろそれがデスマッチの由来だと思う」と神妙にコメント。
実際に試合を行うジュリアは「否の声を浴びせてる人間というのは、何かに対してほんとに心から、本気で生きてる中で夢中になったことはありますか?私だけではない、このリングにどんな思いで立ってるか想像できますか?きっとできないでしょう。もちろん人それぞれ本気になるもの、夢中になるもの、全てを賭けてでも、なにかをやらなくちゃいけない事、もちろん正解は人それぞれ違ってるし、否定的な意見になることも正解のうちだとは思うけれども、私がそれを望んで中野たむがそれに納得した以上は、私と中野たむ二人の決めたことであり、それなりの覚悟があって挑むわけなので、やっぱりなめんなよっていうことが一番言いたいです。否定するのは簡単。受け入れることが一番難しいこと。私達は、覚悟があってリングに立ってる。ただそれだけの話し。以上」と、直接否定の声をSNSで叩きつけてくるファンを牽制した。