“170cm70kgのビッグ・ガール”壮麗亜美が怪我のトラウマを乗り越え王座初防衛!琉悪夏に続き桜井まいにも「未練なく卒業させてあげます」

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 16日、東京都・新宿住友ホールにてスターダム『FIBREPLEX presents NEW BLOOD 6』が開催され、壮麗亜美が琉悪夏を制してフューチャー・オブ・スターダム王座の初防衛に成功した。

 『NEW BLOOD』とは、スターダムが主催する新世代の若手が中心となる大会であり、他団体の選手も数多く参戦する新シリーズ。新しい選手の発見・発掘が主な目的とされており、普段は見られない豪華カードが並ぶ今シリーズは本戦とはまた違った魅力あるものとして評価を受けている。

 『NEW BLOOD』は、今年3月にデビューしたスターダムの“超新星”天咲光由が実質的に主役という扱いを受けており、同大会のメインイベントでは“超新星5番勝負”と題された天咲のシングルマッチ5番勝負が行われてきた。
 しかし、当時のフューチャー・オブ・スターダム王者の羽南を中心に若手勢が「NEW BLOODは天咲光由のための大会じゃない!」と奮起し、セミファイナルへと“格下げ”されていた同王座戦をメインイベントへと返り咲かせた。
 10月に行われた前回のNEW BLOODでは、そのムーブメントの中心にいた羽南と壮麗亜美がフューチャー王座戦を行い、壮麗が悲願の王座初戴冠を果たした。

 そして、今月4日には二代前のフューチャー王者である琉悪夏が壮麗へ挑戦表明。
フューチャー王座は20歳以下もしくはキャリア3年未満の選手を対象にした王座。琉悪夏は2016年にキッズレスラーとしてデビューしており約6年のキャリアがあるものの、現在18歳とまだまだ若く王座戴冠資格を長く残している。しかし、大江戸隊の主力として他タイトル戦線に絡むことも多くなった琉悪夏は、フューチャー卒業を宣言し、“若手”の枠から脱する覚悟を見せていた。


 試合が始まると、ロックアップでの力比べからショルダータックルでのぶつかり合いと両者ともに得意とするパワーファイトで真っ向勝負。
琉悪夏は壮麗の古傷である左足を執拗に攻め立て、「足がいてーかぁ?」と挑発し、セントーン、リバーススプラッシュなどプレス系の技で連撃。さらにラリアットを発射するが、壮麗もラリアットで迎撃しバチバチとした打ち合いへと発展。これに打ち勝った琉悪夏が冷凍庫爆弾を投下するも、壮麗はこれを回避して自爆させ、ラリアットでふっ飛ばしてから雷の如く(※変形ファイヤーサンダー)で突き刺して3カウント。壮麗が初防衛に成功した。

 マイクを取った壮麗は、「琉悪夏、お前がフューチャー卒業って言ったとき『卒業なんてさせてやらねー』って意気込んでたけど、今日試合して、フューチャー卒業でもいいんじゃないかなって思いました。フューチャーを卒業して一歩も二歩も先に進んだ琉悪夏と闘いたいと思いました。私もいつかフューチャーから卒業しなきゃならないし、琉悪夏とはお互い他のベルトを巻いたときに、そのベルトをかけた闘いがしたい」と語り、今月29日の両国国技館大会で両者が当たる次期タッグ王座挑戦者決定戦をその第一歩に設定。


 その後、リングに桜井まいが現れ、「私は来年2月でキャリア3年になります。挑戦権が亡くなる前にそのベルトに挑戦したい」とフューチャー王座へ挑戦表明。壮麗も「フューチャーに未練がなくなるような試合をして、琉悪夏と同じように卒業させてあげます」と受けて立つ姿勢を見せた。

 壮麗は、昨年の12月16日に左ヒザを負傷して長期欠場に追い込まれ、当時所属していたアクトレスガールズの最終興行で当初予定していた通常ルールでの試合が出来なかったという苦い過去がある。
 バックステージに戻った壮麗はこの怪我について触れ、「私は去年の今日、この日にヒザを怪我しました。それから1年経って、こうやってベルトを迎えられてこの日を迎えられて、初めての防衛も出来て嬉しいです」と笑顔。来年1月に予定されている桜井との防衛戦に向け、「未練なく卒業させてあげます」と自信を見せた。

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