ヨシタツが葛西純との王座戦決定も「俺はWWEに入りたいゴマンといる人間の中からトップまでのし上がった男だ」と勝利に自信!

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 13日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『AJP Prime Night 2020 ~年内最終興行~』が行われ、ヨシタツと葛西純がGAORA TV王座をかけて闘うことが決まった。

 ヨシタツは新日本プロレスからWWEを始めとする海外の団体を渡り歩き、全日本プロレスの所属となったという経歴から自らを“王道ストロングスタイル”と定義づけ、その力を知らしめるために今年8月に自らのユニット“ヨシタツ・キングダム”を建国。
 前職が警察官でもある岡田佑介を警察庁長官、全日本プロレスのメインスポンサーである株式会社カーベルの伊藤一正社長ことカーベル伊藤を財務大臣、“力道山三世”力をパワー大臣に任命し、フリーとなった植木嵩行も加入。さらに崔領二率いるランズエンドと正式に国交を樹立するなど着実に富国強兵化を進めている。

 先月の後楽園ホール大会では、ヨシタツが試合後に「ヨシタツ・キングダムのプロレス界侵攻は誰にも止めることが出来ない!なぜなら!この俺がトップ!王道ストロングスタイル!エンターテイメント!格闘技!ルチャ!ハードコア!デスマッチ!すべてのスタイルに対応できる世界で唯一のレスラー、“ワールド・フェイマス”ヨシタツがトップに居るからだ!」と高らかにマイクアピールを行うが、そのアンサーとして会場スクリーンに葛西純が登場。
 葛西は「どうやらヨシタツの野郎がよ、デスマッチでもなんでもお手のものだとか抜かしてるみてぇだけど、どうも気に食わねえな。オメー、デスマッチ舐めてんじゃねーのか?だったらよ、この世界一のデスマッチファイター、葛西純がテメェに胸を貸してやる!」と宣戦布告し、今年中の決戦を要求。ヨシタツは「ここは王道のリング。正々堂々レスリングで勝負しろ!」と対立しつつ、この日の年内最終興行での決戦が実現した。


 “ヨシタツ・キングダム”ヨシタツ&岡田佑介&力vs葛西純&竹田誠志&吹本賢児の6人タッグマッチで行われたこの試合は、デスマッチを求める葛西らがコスチュームの中に隠し持った凶器を随所で使用。岡田が捕まる展開となり、竹田のハサミ、吹本のバタフライナイフの餌食になりかけるも李日韓レフリーの大立ち回りでなんとか大流血は回避。
 葛西はヨシタツにターゲットを定め、ノコギリで斬りかかるもヨシタツはこれを奪って投げ捨て正々堂々のレスリングを要求。これが所属ラストマッチとなる岡田に花を持たせるべくアシストしていくが、葛西が大量の竹串を岡田の頭に突き刺して花を咲かせ、パールハーバー・スプラッシュからの垂直落下式リバースタイガードライバーで3カウント。

 試合後、葛西は「おめー、随分カッコいいおもちゃ持ってるじゃねえか。オイ、今日で終わったと思うなよ?今日が始まりだ。お前のすの素敵なおもちゃ、俺っちが頂戴するから、俺っちの挑戦受けろ」とヨシタツの持つGAORA TV王座への挑戦を表明。ヨシタツもこれを受けて立つ姿勢を見せた。

 バックステージに戻ったヨシタツは「世界一のデスマッチファイター?それは俺も認めるよ。世界でもそう言われてるんじゃない?でもね、俺から言わせてもらったらデスマッチファイターなんてそもそも分母が少ないから。その少ない中での一番だから。悪いけど俺はWWEに入りたいゴマンといる人間の中から、底辺からマンデーナイト・ロウ。トップまでのし上がった男だ」と自信を見せる。
 そして、なぜ革ジャンを着て試合をしていたのかを問われると、「俺がデスマッチをやったことがないと思っている人間が多いから。俺はこれを着て大仁田さんに有刺鉄線バット、電流爆破を食らわせてるんだよ。二回やってるんだよ。こう見えてデスマッチやってるんだよ。『デスマッチもやったこともないくせに、デスマッチを語るな』?俺はデスマッチはやったことがあるんだよ。その証明のために着てきたんだ。それと何を持ってくるかわからなかったから、防御の意味でも持ってきた」と自らもデスマッチファイターの魂を持っていることを語った。

 対する葛西は、「ビビってるよ、あいつ。骨がなさ過ぎるよ。大仁田厚から受け継いだんだかなんだか知らねぇけど革ジャンなんか着やがって。大仁田のデスマッチと葛西純のデスマッチを一緒にすんなボケ!お前に本物のデスマッチを教えてやる。とりあえず授業料はGAORAのベルトだ!」とヨシタツとの決戦に向けて闘志を燃やした。

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