プロレス界のATMが金の力で全日本プロレスの栄冠を狙うもトーナメント1回戦敗退!
12日、東京都・後楽園ホールにて開催された全日本プロレス『2022 DYNAMITE SERIES』にて、1day6人タッグトーナメントが実施された。
今大会で開催された1day6人タッグトーナメントは全日本プロレスのメインスポンサーである株式会社カーベルpresentsにて実施。
そのカーベルの社長・伊藤一正氏ことカーベル伊藤は、今年から“プロレス界の歩くATM”を自称する金満キャラとなっており、今大会でもカーベルだけで福島から沖縄まで208名の観客を来場させるなど全日本へ多大なる貢献を果たしている。
2019年6月の愛媛大会にて開催された1day6人タッグトーナメントで優勝を果たし、2度の全日本プロレスTV認定6人タッグ王座を果たすなど6人タッグで無類の強さを誇るカーベル伊藤だが、今トーナメントには出場せず。カーベル伊藤に背格好がよく似た謎のマスクマン・ATM(えーてぃーえむ)が全日本プロレスに初登場し、1回戦で大森隆男&ATM&新vsヨシタツ&TAJIRI&ブラックめんそーれの試合を行った。
紙幣をばら撒きながら入場したATMは「俺はお金を回すレスラー。経済を回してるんだこの野郎!」と啖呵を切り、持ち込んだ大判での凶器攻撃を行ったり現金で対戦相手やレフェリーを買収しようとしたりとやりたい放題。
金の力に負けてしまった岡田裕也レフェリーがATMのカバーのときだけ超高速カウントを取るという圧倒的不利な状況の中、めんそーれは「金の力には負けねーぞ!」と奮起。大森のビッグブートを新に誤爆させ、すかさずヨシタツがCBJでアシストする中、めんそーれがシャバイン(※シュバイン)で新から3カウントを奪った。
なお、今トーナメントで優勝を果たしたのは、GLEATから参戦した“#STRONGHEARTS”のT-Hawk&入江茂弘&鬼塚一聖。伊藤一正社長&ゲスト出演していた芸人のスギちゃんから優勝賞金300万円を受け取った。
鬼塚は2019年に#STRONGHEARTS生え抜き第1号としてデビューして以降、これが初めての栄冠。
バックステージに戻った鬼塚は「正直、僕、この3人でこのトーナメント出ることになりましたけど、優勝、何か一つ形にするのデビューして初めてなんです!これは一つ形残したんで、ネクスト、何でもいいです」と全日本プロレスへ猛アピール。
鬼塚は2021年7月にエル・リンダマンと組んでアジアタッグ王座へと挑戦したものの敗北した過去があるが、今回の結果を引っ提げてまた王座戦線へと姿を見せることに期待したい。