チャンピオン・カーニバル2年連続優勝に向け驀進!宮原健斗が3年越しのリベンジを果たし三冠王者・斉藤ジュン戦へ!

29日、岡山県・岡山コンベンションセンターにて全日本プロレス『チャンピオン・カーニバル2025』が開催。宮原健斗がチャンピオン・カーニバル2年連続優勝に向けて前進した。
チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングルリーグ戦。今年はA,Bの2ブロックに分かれて計18選手が参戦。4月9日の後楽園ホール大会から5月6日の後楽園ホール大会までリーグ戦を行い、5月18日の大田区総合体育館大会で各ブロックの上位2選手による決勝トーナメントを実施する。
今年も全国各地で熱闘を繰り広げており、今回の岡山大会はCCの10日目。リーグ戦はこの日を入れて残り3大会ということもあり優勝選手の候補も絞られてきていた。
この日の注目カードの1つは、宮原健斗vs羆嵐のAブロック公式戦。
宮原は3年前のCC開幕戦で熊嵐のセントーンに圧殺され屈辱の敗北を喫した過去があり、3年越しに到来した雪辱戦を前に試合前から闘志を燃やしていた。

試合は熊嵐がパワーで宮原を圧す展開に始まり、場外戦でも熊嵐が宮原を豪快に担ぎあげ練り歩く。
リングに戻っても宮原の苦戦が続く。宮原がドロップキックコンビネーションで反撃も、熊嵐がアルゼンチンからバックフリップ、セントーンと畳みかけ宮原のボディに集中攻撃をかけてダメージを蓄積。宮原が場外で腹を抑えて動けなくなり万事休すかと思いきや、最高男の意地を見せ奮起。
熊嵐のカバーをカウント2.99でなんとか返し、ダイビング・セントーンをかわして自爆させることに成功。最後はブラックアウト2発から渾身のシャットダウン・スープレックス・ホールドを決めて3カウント奪取。
17分の激闘を闘い抜いて見事リベンジを果たした宮原は、観衆の終わらない大・健斗コールを受けながら「最後まで応援をありがとうございましたーっ!きょうで5勝目だ!岡山の皆さんの正直な声を聞きたい!チャンピオンカーニバル、誰が優勝してくれることを望みますか!誰が!優勝してくれることを望みますか!満場一致、宮原健斗です!次、チャンピオンになって岡山に帰ってくるぜ!岡山ーっ最高!」と宮原らしい“最高マイク”で大会を締めた。
バックステージでも宮原の興奮は収まらず「見ただろ5勝目だ!さあ、チャンピオン・カーニバルいよいよ佳境だ!なあ斎藤ジュン、てめえに負けた三冠戦いまでも覚えてるぞ!次は5月6日後楽園ホール、おめえには絶対負けねえぞ!斎藤ジュン、覚悟しとけ!」と語気を荒げて語った。
Aブロックの戦況は、今大会終了時点で宮原健斗、斉藤ジュン、鈴木秀樹、デイビーボーイ・スミスJr.が5勝2敗(10点)で4人が並ぶ形に。5月6日の後楽園ホール大会では宮原vsジュン、秀樹vsスミスのカードが決まっているため、4人ともこの試合に勝たなければ決勝トーナメントに進めないという明快な状況となった。
宮原は、今年3月の大田区総合体育館大会でジュンの持つ三冠ヘビー級王座に挑戦して敗れたばかり。約5週間ぶちの再戦はまたもジュンが制するのか。はたまた宮原が意地を見せて新世代の台頭を打ち砕くのか。