「お前はもっとプロレスに集中した方がいい」山本喧一の愛弟子・大森北斗がアジアタッグ王座を防衛し全日本プロレスの若手たちに喝!

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 12日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 DYNAMITE SERIES』が開催され、大森北斗&児玉裕輔がアジアタッグ王座の5度目の防衛に成功した。

 現在のアジアタッグ王者は、全日本のヒールユニット“TOTAL ECLIPSE”(TE)の大森北斗&児玉裕輔。
 北斗は2018年11月にデビューした全日本生え抜きの若手であり、2020年開催のあすなろ杯(※若手リーグ戦)では準優勝という実績を残しつつも突き抜けられずにいた。しかし、昨年2月にTEへ加入するとナルシストヒールとして覚醒。昨年末に開催された『2021 Jr. TAG BATTLE OF GLORY TOURNAMENT』ではTEの盟友・児玉とともに優勝。今年1月にアジアタッグ王座を戴冠してからは4度の防衛を重ねるなど実績を積み上げており、名実ともに全日本ジュニアを担う中核選手の1人となった。

 今回アジアタッグに挑戦したのは、“NEXTREME”青柳亮生&ライジングHAYATO。
 亮生は今年のチャンピオン・カーニバル優勝者である青柳優馬の実の弟であり、2019年1月にデビュー。ファイヤーバードスプラッシュなど華麗な飛び技を使いこなすハイフライヤーであり、ヤンチャな“弟キャラ”として抜群の女性人気を誇る。
 そして、HAYATOは2016年の高校在学中に地元・愛媛プロレスでデビュー。2019年6月の愛媛大会で全日本プロレス初参戦し、1DAY6人タッグトーナメント優勝という実績を引っ提げ、その後は全日本へ定期参戦。今年1月に愛媛プロレスとのダブル所属という形で全日本へ入団した未来のジュニアのエース候補だ。

 全日本ジュニアの未来を占う若い世代を中心に行われた今回のアジアタッグ戦は、最近因縁を深めていた北斗とHAYATOの維持のぶつけ合いを中心に展開。
 愚直な突貫ファイトを見せるHAYATOに対し、北斗はラフファイトを交えた挑発的な攻撃で応戦し、HAYATOの喉元を踏みつけながら「そんなもんか!」と嘲笑。これにブチ切れたHAYATOが怒涛のエルボー連打を見せ、北斗の無想一閃(※変形パーフェクトドライバー)をリバースDDTで切り返して反撃の狼煙。亮生との連携攻撃も決めて北斗を追い込んでいくものの、“曲者”児玉の老獪なカットプレーで流れを断たれ、最後は北斗がHAYATOのしまなみドライバーをヘッドシザースホイップで切り返し、ドラゴン・スープレックスから無想一閃と大技で畳み掛けて3カウントを奪った。


 試合後、北斗はバックステージで「HAYATO、お前はもっとプロレスに集中した方がいいぞ。どんなに前哨戦で勝ったってな、このチャンピオンシップで勝たなきゃ全く意味がないんだよ。その大切さをさ、プロレス以外に目を向けてウロチョロウロチョロしてるテメェにはわかんねぇだろうな。そこがな、俺とお前の差だ。俺とお前の絶対に絶対に縮まらない差だ。悔しかったらよ、プロレスを見つめ直してみろ。バカ!」と喝。

 そこへブラックめんそーれが現れて挑戦表明を行い、26日の京都大会で予定されていた北斗&児玉vsめんそーれ&イザナギのタッグマッチをアジアタッグ王座戦とするよう要求。
 北斗は「ただのタッグマッチで終わるよりはいいかもしれないな」とこれを受け入れつつ、アジアタッグ王座へと興味を示している“VOODOO-MURDERS”の稔&歳三とのタイトルマッチも視野に入れ不敵に笑った。

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