【訃報】がん闘病中だった橋本友彦さんが47歳で死去。DDTなどで活躍しイヨ・スカイ(紫雷イオ)を発掘

プロレスリングA-TEAMが、代表である橋本友彦さんが2025年8月5日午前7時55分に死去したことを発表した。
橋本さんはJPWAで2000年にプロレスデビュー。2002年にDDTに入団し、諸橋晴也や高木三四郎らとともにKO-Dタッグ王座を戴冠。PANCRASE、INOKI BOM-BA-YE、PRIDEの登竜門大会『MMA THE BEST』など格闘技にも参戦し、2006年にDDTプロレスを退団。『TEAM MAKEHEN』を結成すると、紫雷美央、紫雷イオ(現:イヨ・スカイ)、西村賢吾(現:拳剛)を発掘しデビューさせる。2010年にMAKEHENを解散させアパッチプロレス軍へ。2016年にアパッチプロレス軍が解散すると、後継団体として『プロレスリングA-TEAM』を設立した。
2024年2月に体調の異変で病院を受診し、精密検査の結果9月に肝臓がんステージ2であることが発覚。その後治療を続けながら試合に出場を続け、ラジオ波焼灼術により一度はがんは消えたものの今年5月の定期検査で肝臓の難しい部位にがんが再発していることが判明。主治医から「抗がん剤など西洋医学での治療は困難」との宣告を受け、東洋医学、湯治、食事療法などでの治療に切り換えながら6月22日のA-TEAM千葉大会に強行出場。
橋本さんの休業前ラストマッチを見守るため、髙木三四郎、KUDO、柿本大地さん、風香さん、小幡優作さん、大家健、我龍真吾らが駆け付け、飯伏幸太、ザ・グレート・サスケ、藤田愛さん、俳優の赤井英和さんからビデオメッセージが寄せられた。
試合はDDT時代の戦友である石川修司、MIKAMI、タノムサク鳥羽、チーム・ベイダーでタッグを組んでいた柴田正人が友情参戦し、橋本さん、雷電、櫻井匠、この日のために1日限定復帰した佐瀬昌宏のチームと激突。
試合を終えた橋本さんは「自分のなかでできないって分かってるんですけど、モチベーションを下げたくないんで、復活するんだって気持ちで、こういう形でやらせてもらって、休業にしました。急なことなんですけど、選手もいっぱい出てくれて。感無量というかやっててよかったと思いました。いっぱい昔の仲間が来てくれてうれしかった。必ず、もう1回どんな形であれ、リングに立てるように頑張るんで」と再起をあきらめない姿勢を見せていた。
A-TEAMは8・24新木場1stRINGで11時より『橋本友彦AID大会〜One Heart,One Fight,All for You〜「大丈夫!絶対に大丈夫!みんな待ってるよ!」』の開催を予定していたが、本興行に関しては追って発表されるとのことだ。