ダークマッチ無敗の美少女レスラーがハイスピード王座挑戦決定!

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 24日、東京都・後楽園ホールにて『STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2025』が開催。元アイスリボンの真白優希がスターダムでの王座挑戦を熱望した。

 真白は高校1年生のときにアイスリボンが主催するプロレスサークルに通い始め、卒業と同時にアイスに入門。当初は“へなちょこ”なキャラであったが、美少女と言える外見とは裏腹に天然な言動と行動で摩訶不思議な真白ワールドを作り出していったことで人気は急上昇。2022年12月に1度は引退したものの、2024年1月に現役復帰。同年10月には同団体の最高峰のベルトであるICE×∞王座戴冠を果たした。

 しかし、真白はICE×∞戴冠直後のマイクで「株式会社アイスリボンの社長が音信不通になり給与の未払いが続いている」という悲惨な現状を涙ながらに暴露。その後はアイスを退団し、フリーとして数多のリングへ上がるようになる。
 最近はスターダムにも参戦しているが、若手中心の大会や、本戦でもダークマッチでの出場ばかり。かつて日本で一番の老舗団体で頂点を極めた選手が一介の若手扱いされている現状がある。

 今大会の第0試合では、古沢稀杏vs真白優希のシングルマッチが実施。
 稀杏は今年5月にスターダムでデビューしたばかりの新人。将来のエース候補として期待される選手ではあるが、構図としては外様の元チャンピオンが新人に胸を貸す構図のカードだ。


 試合は、ロックアップからリストの取り合いが続く静かな立ち上がり。
 その後のショルダータックル合戦では真白が競り勝ち、フェイントを交えた摩訶不思議な変則的な攻撃で稀杏を圧倒。稀杏はエルボー連打で突っ張っていくが、真白が反撃のエルボー一発でふっ飛ばしてボディスラムを3連発。さらに稀杏が得意とするサブミッションでも上を行くなど格の違いを見せつけるかのような展開が続く。
 しかし、稀杏も雄叫びを上げながらの気迫のこもったドロップキックで反撃に転じ、スピードを活かしてロープワークで翻弄しながら低空ドロップキックを連打。その後のエルボー合戦では力負けすることなく足を止めての撃ち合いに。
 真白のドロップキックをかわして得意のアンクルホールドに持ち込み、ブレイクされるも真白の足をロープに絡めてヒザへのドロップキックで追撃。エビ固めのシーソーゲームから丸め込みの応酬となるが、これを制した真白がバズソーキックから延髄切り。
 倒れず耐えて反撃に転じようとする稀杏だったが、真白がその隙を突いての特盛りクラッチで丸め込んで3カウント。終わってみれば終始真白がリードして圧倒し続けた試合となった。

 バックステージに戻った真白は「私、今月2回も後楽園ホール大会に出させていただいているんですけど、第0でシングルマッチ、両方とも勝利しました。第0試合ですけど結果は残したので、次はベルトとか狙ってもいいんじゃないでしょうか」と自信たっぷりな様子でスターダムの王座戦戦にも突っ込んでいく気概を語った。

 今大会のセミファイナルでは、ハイスピード王者の星来芽依を水森由菜が下して新チャンピオンに。
 水森が初防衛戦の相手を募ると若手からベテランまで続々とリングに上ってきて猛アピール。そんな中で一番最後に真白が入ってくると、水森は「ハイスピードなのに一番遅く入ってきやがって。どういう気持ちなんだ!一言で言ってみろ!」とマイクを渡す。
 真白が「私は誰よりも挑戦者にふさわしいと思います」と胸を張ると、水森は「アンタさぁ、今本戦も出ずに第0でシングル頑張ってるんだって?いいよ、決まった。初戦は真白優希」と挑戦者に指名。真白は「私はプロレスに対する覚悟、そしてここのリングに上がる覚悟、誰よりも負けないんで。必ず貴女のその腰からそのハイスピードベルトを私が一番に取り上げますよ。覚悟してください」と珍しくシリアスな表情で挑戦状を叩きつけた。

 かつてアイスリボンでトップを極めた真白がスターダムでも栄冠を掴めるかどうかに注目していきたい。

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