“闇落ちした空虎”スターライト・キッドが8度目の挑戦でついに王座戴冠!「挑戦者全員に私が天罰を下す番だ!」

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 29日、東京・ベルサール汐留にてスターダム『5★STAR GP 2021』が開催。メインイベントではなつぽいの持つハイスピード王座にスターライト・キッドが挑戦した。

 キッドは2015年に年齢不詳のキッズファイターとしてデビュー。空中殺法を得意とする試合運びからハイスピード戦線に名乗りを上げ、2017年にハイスピード王座に初挑戦。その後も幾度となくハイスピード王座への挑戦権を得るが尽く敗北し、今年の6月に大江戸隊とのイリミネーションマッチに負けて闇落ち。
何かが吹っ切れたようにリング上でも自由となり、ファンからの支持も集める中で闇落ち後初のハイスピード王座戦に挑んだ。

試合が始まるなり両者ハイスピードな攻防を見せるが、キッドが足への一点攻めを行うとなつぽいが失速。「終わりか!?ハイスピードチャンピオンじゃねーのか!」とキッドが挑発するとなつぽいはなんとか走り始めるが、場外からセコンドの琉悪夏がなつぽいの足を掴んで引き倒し、キッドが顔面への低空ドロップキックと大江戸隊が介入し始める。
 なつぽいはキッドの技をカウンターで切り返し続け、ロコモーションジャーマンスープレックスホールドやエンドレスワルツと猛攻。しかしキッドがカウンターのDDTで流れを引き戻すと、ムーンサルトを投下しフォール。これを返されると黒虎天罰(=変形ツームストンパイルドライバー)で突き刺し、フォールするが2でなつぽいの髪を掴んで引き起こすとキッドは高笑い。ぐったりとしたなつぽいを改めてスター・スープレックス・ホールドで叩きつけ3カウントを奪った。


 勝利したキッドは「やっと私の手元にやってきてくれた!このベルトに対する思いは一番あるはずなのに、随分時間がかかった。そして随分と、ムカつくベルトだわこれは。7回も負けてきて?私はこのベルトムカつくよ。ムカつくけどな、諦めなければベルトは巻けるってことを、大江戸隊のスターライト・キッドが証明してやったんだよ。ハイスピードで嫌なほど味わってきた屈辱、私の中の心の闇を、全部刻み込む!完全ダークな私の、私だけのハイスピードのベルトに染め上げてやる。このベルトは、私の、闇の、ハイスピードベルトだ。次は、挑戦者全員に私が天罰を下す番だ!」と思いを語った。

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