"業界から干された”中嶋勝彦がUWF王者へ!三冠戦を断った諏訪魔を逆恨みし挑戦者に逆指名!
1日、TDCホールにて『GLEAT Ver.12』が開催。メインイベントでは中嶋勝彦vs伊藤貴則によるLIDET UWF世界王座決定戦が行われた。
LIDET UWF王座は初代王者として伊藤が、第2代王者としてみちのくプロレスのフジタ"Jr"ハヤトが君臨。しかしハヤトは闘病中であったガンが再発し、6月にベルトを返上していた。
そんな中、昨年NOAHを退団して全日本プロレスへの参戦直後から三冠王者に君臨し話題を振りまいた“✕✕スタイル”中嶋勝彦がGLEATを視察。鈴木社長が中嶋に「UWFスタイルで若手の壁として底上げしてもらえないか」と要望し、『スタイル』という言葉に反応した中嶋が約3ヶ月ぶりの試合でいきなり王座挑戦となった。
握手から試合が始まり、中嶋のスピンキックを伊藤がギリギリで避けて秒殺は免れる。お互い蹴り合って間合いを見合い、ジャブを散らし始めるもお互いガードし一進一退へ。
伊藤が突っ込んで膝を連打し左右のラッシュを仕掛けてコーナーに押し込むと先制ダウンを奪う。
中嶋はソバットからローを連打しコーナーに押し込むと、打撃を続けるかに見せてシャッターチャンス(=相手の顔面を両足で踏みつけながらロープを掴んで横になり客席に写真撮影をアピール)。レフェリーが注意したにも関わらず再度シャッターチャンスを行ったため、中嶋にイエローカードが出され減点に。
これに怒った伊藤と掌底の打ち合いからバックドロップを打ち合い、ハイキックの相打ちで両者ダウン。スタンドに戻ると中嶋がソバットからハイキックを叩き込み伊藤がダウン。
お返しとばかりに伊藤が左右の掌底からローを連打しハイキック。これで中嶋がダウンし残り1ポイントに。
トドメのハイキックを放った伊藤だったが、避けた中嶋がノーザンライトボムで突き刺し、腕固めでギブアップを奪った。
初参戦初挑戦でベルトを奪取した中嶋は「✕✕スタイルの中嶋勝彦だ。まずは鈴木社長、干された俺をこのリングに上げてくれてありがとうございました。あの時社長と約束をした若手の底上げ、LIDET UWFに若手は何人いるんだ?(リングに伊藤、エル・リンダマン、田中稔)3人しか居ないのか?若手が3人か?まあいい、俺も忙しいから若手3人で俺が戦ってやる。3対1だ。(怒ったリンダマンに)なんか文句あるのか来い?かかってこい。ただな、UWFの大切なベルトを巻いてるのは、この✕✕スタイルの中嶋勝彦だ。そう俺がルールだ。悔しいなら、俺のクビ掻っ切ってみろ」とGLEATの選手たちを挑発する。
そして「俺は忘れてねーぞ!あの時俺の逆指名を断っておきながら、最近挑戦表明したらしいじゃねーか?なぁ諏訪魔!なんで、あの時三冠王者だった俺の逆指名をお前は断ったんだ。諏訪魔、このUWFの中立なリングで俺が逆指名してやる。諏訪魔、UWFのベルト獲りに来いよ!かかってこい。俺は忘れてねー。あの時の清算を俺はしたい」と、全日本プロレスの諏訪魔を次期挑戦者に指名した。
全日本プロレスとGLEATは昨年対抗戦を行っており交流はある。諏訪魔は7月13日の全日本大阪大会で三冠ヘビー級王座へ挑戦が決定しており、その結果によっては三冠王者vsLIDET UWF王者の闘いが実現する事も考えられる。
数カ月ぶりの登場で新たな話題の目を作った✕✕スタイルの今後の動向から目が離せない。